しっとう？岩田亜矢那

夜、友人と二人で「仕事帰りにどこかに行こうか？」と相談していると
おでんの屋台があった。
寒かったし湯気がもくもく上がっているので其処に立ち寄ることにした。
おでんの具はシンプルだが美味しそうなものばかりで早速注文。
「昆布巻きと大根」「ちくわぶとつみれ」あとは燗酒。
屋台のおじさんは気さくそうな顔でこんなことを言った。
「お嬢さんたちは知っているかな？こんな夜には人を襲う輩が出るんだよ」
「やだーーーー！」二人で笑いながらおでんを食べて酒を飲む。
その後お金を払って屋台を離れた。
ただおじさんはそそっかしいのかこんなことをつぶやいていた・・・。
「しまった！話に夢中になって出汁の材料手に入れ損ねた・・・。」

旧友は既に死んでいる、しかも自殺している。

だから
『旧友「どうだ？俺のところに来ないか？」 』

という事はあの世から「死んでこっちに来ないか」と誘っているのである。

ただ
『友人「数年前のあいつは苦しんでいたからな・・・今頃はのんびりと暮らして
　　　いるんだろうな・・・。」
俺　「そうでもなさそうだが・・・・。」』
って事は天国ではなく地獄に落ちてそう、自殺だからね。

『俺達は寺の門を出て家路に向かった。』
はその旧友の墓参りに来たのか？
若しくは語り手たちも死んで、その葬式って説もあり。

この年越しの例によって
「長谷寺観音万燈会」
ですな。



灯篭の並ぶ登廊を歩いていると、ご～んと除夜の鐘が響く、
「あ～日本に生まれて良かったなぁ」としみじみ感じる。



他の国の人を言葉汚く罵る事じゃなく、
こう感じる事こそが「愛国心」だって思うね。



年が明けると本尊十一面観世音菩薩閉帳・開帳法要



お餅が配られるので（撒くような下品な事はせずに手渡し、だいたいの人が頂ける）
今年も頂戴して、無病息災を願ってお雑煮に入れる。



帰りはいつものように門前で名物焼き草餅を、ってえらい今年は並んでるな～アベノミクス効果か？



これで五十路を迎える今年一年も良き年になりそうな。
腰が相変わらずちょっと痛いけど。

こう考えると、平成２４年の堀北真希はおっとりしているように見えて、しっかりしててんな～と思うね。
正直、綾瀬はるかがここまでポンコツだとは思わなかった。

「ＬＩＦＥ」で見せたような天然ボケなら笑えるんだけど
台詞忘れや、噛んだりとか「観ててしんどい」ミスの連発、
しかも舞台にはもう一人の天然ボケ能年玲奈が「紅白ＰＲ大使」としているんで
白組司会の嵐が、本来はボケ役の相葉くんまでが完全なる進行役専念、
せっかく「紅白対決に執念」のキャラ作りをした大野リーダーなんぞ、そのキャラ出動カットと。

やっぱり「思い出のメロディー」の司会進行をそつ無く務めた杏の方が良かったんとちゃうん。
ただ、如何に小澤征爾との因縁があったとは言え、滝川クリステルとの席をあんなに離さなくても、、、

もうひとりの天然ボケ能年玲奈が出た「あまちゃん」コーナーは楽しかったな～
てか唯一の見所だったなー、きっどさんは「あまちゃん総集編」しか観てないけど。
ＮＨＫ、ようキョンキョンを口説いた！薬師丸ひろ子も紅白初出場を飾ったし！
鉄拳がネタ飛ばされたのは、たぶんそれ自体がネタ、
これが橋本愛登場シーンのネタ振りになってる訳ですな。
有働アナも全然慌ててなかったし、あの場面を含めてのクドカンの脚本とみた。

あと、ゴールデンボンバー。
樽美酒がプロテクターをつけるシーンが見切れている時点で
「あーこれは入れ替わるな」と勘の良い人なら気づいた筈。
ただ、きっどさんは鉄棒にぶら下がった時点で、そのメイクした顔を見て
「えっ、内村航平！スゴっ！」（ホント似てた）
と勝手にハードルを上げてしまった。
だから、いくら体操選手とは言え、とても五輪個人総合金メダルには程遠い大車輪を見て
「なんや、がっかり」と落胆してもうた。

そして終了後、話題をさらったのがステージ上での
ＡＫＢ４８の大島優子卒業宣言。
ヤフコメ民達が「紅白の舞台で言う事じゃない」なんて判ったような事を抜かしてるけど
君ら元々紅白なんか見てないやろ。
勿論これはＮＨＫスタッフと秋元康が充分打ち合わせを重ねた上の脚本通り。
秋元側から持ちかけた案を、サプライズが少ない今年の紅白としては渡りに船で乗ったってとこでしょうな、
むしろ「今年の紅白歌合戦に対する最大の功労者」とＮＨＫ側としてはは最敬礼モン。
演奏が基本カラオケになって、「演奏テンポを上げて巻く」という必殺技が使えなくなった現代ＮＨＫにおいて
脚本にないアクシデントは有り得ない。
ただ紅白の脚本にはトップシークレットを保持する為に白紙で秒数だけ書いてるページがあるので
ホントに一部のメンバーだけした知らなかった可能性はある。
ただ、勿論カメラ割りとかはあるので、当然その辺りの脚本には載ってたんでしょうな。

北島三郎はどうでも良いです。
別に芸能界を引退する訳じゃないし、
単に「紅白歌合戦」という番組を卒業するだけで、そんなに騒がれても。
だいたい君は暴力団との密接交際で一回降ろされてるし、
（表面上は「辞退」扱いになってるけど）
あんたも美空ひばりも暴力団の資金源。
それ以前に我々の年代は「ミソラ事件」で左遷された者まで出たのに
芸能界復帰して紅白にもシャーシャーと出ていた都はるみの事をよう覚えてるな。
紅白のトリの後に、「紅白対決をこえた」特別トリを設定した時点で、
ＮＨＫ紅白歌合戦は自己否定してしまった。
番組立ち上げ当時ＧＨＱに「合戦」という単語の使用禁止された屈辱を忘れたか？
それを乗り越えて、あくまで「紅白対決」というスタンスを捨ててどうする？
「少年ジャンプ」で陥る「インフレーション」状態。
禁じ手を使ってしまったら次回以降苦労するぞ！

一番良かったのはやっぱり泉谷しげる！
「春夏秋冬２０１４」
他のアーチストが「２０１３」とこの年を入れる中
唯一人来たるべき年を曲名に入れた意義がしっかり伝わった。

健全なる右翼の皆さんはしったかして
「皇紀二六七四年」
なんて書いたりしてるけど、
我が日本国の伝統的な年号の表記の仕方は
「元号＋干支（十二支と十干の組合せ）」ですな。
記紀くらいは読んで頂きたいですな。

て事でめでたくも平成甲午（きのえうま）年の年頭を飾るお節は

「創業安政三年 茶懐石・京料理 『下鴨茶寮』」

である。
ちっとも儲かってないけどアベクロバブルに乗ってみたのである。

「創業安政三年」という事は幕末の安政の大獄の２年前、
まだたった１５０年程の歴史という
非常に新しい、新興勢力・ニューウェーブの料亭である。

さっ、これをつつきながら、まったり
録画していた紅白・ガキを１０時間かけて観ようかな。

今日、旧友と会話をした。

旧友「久しぶりだな。相変わらずフリーターか？」
俺　「ああ」
旧友「どうだ？俺のところに来ないか？」
俺　「今は止めておく」

友人「どうしたんだ？」
俺　「いや、なんでもない」
友人「数年前のあいつは苦しんでいたからな・・・今頃はのんびりと暮らして
　　　いるんだろうな・・・。」
俺　『そうでもなさそうだが・・・・。』

俺達は寺の門を出て家路に向かった。

『金箔を使った料理』

と似た料理という事は銀を使った料理。
でも銀は金より遥かに固いので銀箔は使えない。
という事は元素としては違うが見た目の色が近い
水銀
を料理に使った。

しかし水銀は毒性が強いので
『数時間後、俺は救急車を呼んだ』