老人党リアルグループ「護憲+」ブログ

現憲法の基本理念(国民主権、平和、人権)の視点で「世直し」を志す「護憲+」メンバーのメッセージ

総理と呼ばないで!

2020-04-13 09:59:50 | 安倍内閣
私は脚本家・三谷幸喜さんのコメディーと風刺作品が大好きです。最近公開された映画「記憶にございません!」は悪徳総理が記憶喪失で善人になってしまうストーリーですが、過去のTVドラマ「古畑任三郎」では二枚目俳優・田村正和さんをクセのある刑事として有名なキャラクターに仕立て上げました。

その田村さんが二枚目俳優となったTVドラマ「パパと呼ばないで」に引っかけ、三谷さんが約20年前に作った政治コメディードラマが「総理と呼ばないで」(1997年、フジテレビ制作)。田村正和さん演じる総理大臣の意外性が面白くてストーリーを覚えていましたが、Wikipedia記事を要約すれば

 【(ドラマの主人公は)史上最悪の内閣総理大臣。支持率は5%を下回り~総理候補が根こそぎ失脚した後だったため、汚職に無縁という理由(企業に相手にされていなかった)だけで総理大臣に選ばれた。総理大臣としての目標は「総理大臣在職・最短期間記録を上回る」こと。父親も国会議員で本人は世襲議員。政治家・人間として無能で、家族や部下を含め全国民から嫌われている。性格は、わがまま・気まぐれ・意地っ張りで、あらゆる面でスケールが小さい。しかし、~総理大臣としての自覚と成長を見せていく】

 というもの。ドラマ終盤では、総理が起こした小さなトラブルが暴力団との癒着問題に発展し、与党長老たちが総理補佐官に罪をかぶせて逃げ切れ!と迫るも、総理は職責の重さに気づき、記者会見ではシナリオに反して「全ては自分の責任です」と発言、辞任します。

当時は笑いながらドラマを見つつ、「いくらなんでも、現実にはありえない!こんないい加減なヤツが政治のトップになるワケがない。全ての決断が総理公邸の中で、それも補佐官や身近なオトモダチの無責任な進言の言いなりに進むなんて」と思っていました。

あれから、20年!三谷幸喜さん、アナタはなんという千里眼を持っているのですか!ドラマは政治色を嫌い、政党名も総理大臣名も固有名詞をつけなかったとの事ですが、それは「安倍晋三」その人ではありませんか!

私は驚きや呆れを通り越し、背筋の寒さすら感じます。直近では「全世帯に布マスク2枚配付に466億円」という愚行。300億円が布マスク代で、残りは配付経費といいます。しかし、我が家は5人家族で実家は独居老人。洗い替えはどうする?シロートでも考え付くことですよ。得意満々に発表する安倍さんは「オレは見ているだけじゃない、決断できる男だ!見事にマスクを配った!」と言いたい、ただのバカですか?税金の使い方も知らないアホですか?誰の顔色をうかがって政治を進めているんですか?

総理夫人が名前と税金を使いまくった挙句、「安倍昭恵は私人である」。ここ2~3年の「滑稽で、くだらない」数々の閣議決定はもとより、モリカケ問題は言うに及ばず、「桜を見る会」の公私混同・政治資金規正法違反疑惑、果ては「私や妻が関係していたら総理を辞する」と見えを切り公文書改ざんを誘導し、職務に忠実な公務員を自殺に追い込んだ責任もとらない。それどころか、自分を利する次期検事総長人事をゴリ押しする始末です。

この現実とTVドラマとの相違点は内閣支持率と総理の功罪が一致しないこと。まるで、内閣支持率の世論調査が“印象操作”されているように感じます。

そして、決定的な違いがあります。それは安倍晋三が職責の重さなど微塵も感じず、総理の座にしがみついて憲法改正だけに固執し、「責任は私にある」という発言とは裏腹に小学生にも劣る態度で、全く責任を取らず辞職しないこと。

今の安倍政権とオトモダチは、太平洋戦争に突っ込んでおきながら戦況の判断もできず、イケイケで戦域を拡大して甚大な犠牲者を出し、敗戦色を隠蔽して反戦論者を投獄・拷問し、国内外に戦禍をばらまいた政治家・官僚・軍人と同じ道をたどっています。

ネット署名サイトChange.org「私の夫、(財務省近畿財務局職員)赤木俊夫がなぜ自死に追い込まれたのか~公正中立な調査を実施して」(http://chng.it/yBNFhJG97G
では、署名数がサイト史上最短最速で異例の約30万筆!に達しようとしています。週刊文春・最新号では「公文書改ざんに安倍首相が関わっていた」証言テープの内容が記されています。それでも、安倍晋三は総理の座にへばりつくでしょう。バカバカしいですが「公文書改ざんの原因となった罪」という刑罰を作らない限り・・・

だから皆さん、安倍晋三など「総理と呼ばないで」!!!

「護憲+コラム」より
猫家五六助
コメント
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