2025-03-16

AIがもたらすものホワイトカラーの没落か?

米国トランプ大統領が実行しようとしている関税政策保護主義

その主な目的同大統領は国内製造業の復活のためとしている。

海外工場移転されたことで労働者ブルーカラー)の仕事が奪われ、

多くの労働者階級が没落した。

そのことを是正するのが目的である

それに対して経済学者ラジャン氏が今日日経反論していて、

保護主義は古くからある政策だが害しかもたらさないと多くの研究証明されている。

米国労働者仕事を失った原因はオートメーション製造自動化によるものだ。

関税製造業を守っても機械米国内で仕事をするだけだ。

としている。

ここで重要なのはラジャン氏が製造業における自動化労働者仕事を奪った、と断定していることだろう。

ではAIはどうなんだろうか?

AI知的労働オートメーション化といえる。

しかし、多くの意見としてAI人間仕事を奪わない、という主張が散見されるが、それは本当なのだろうか?

かにAIが出来る仕事以外にバリューがある仕事というのは存在するし、これからさらに新しく生まれるだろう。

ただ、問題になるのは今までやっていた仕事AIに奪われる職業に就いている人たちが果たしてその新しいバリューを生む職種に転換できるのか?

という問題だ。

米国労働者階級が貧している理由はすでにオートメーション化されている仕事しか就業出来ない層がその場所に留まり続けているから、ということでもある。

その場所から逃れる能力があった人たちは、とうの昔に別の場所へと移動しているだろう。

では現在ホワイトカラーとされている、

中間階級層を形成している知的労働者

これからAI仕事を奪われていく過程

果たしてどれだけ新しい仕事へと転換していけるのだろうか?

また、転換していかなければ、今のような生活を維持できないという危機意識をどこまで持っているのだろうか?

まだわかっていない人たちのほうが多いのではないだろうか。

自分AI共存しながら、今の仕事を続けていくことが出来る。

そして、今の仕事は今まで通りの額の給料を与え続けてくれる。

と。

そのように確信している人達が多い。

これを製造業世界に置き換えて考えてみたらどうなるのか?

自分たちの仕事機械化されても、今の仕事を続けていくことが出来る。

そして、今の仕事は今まで通りの額の給料を与え続けてくれる。

ねえ?

そんな風に20世紀の後半にぼんやりと考えている米国ブルーカラーが居たら警鐘を鳴らしたくならない?

結論としてAIの普及は人間仕事は奪いきらないかもしれないが、

その価値は著しく低下させる可能性が極めて高い。

今まで得てていた労働の対価を、今まで通りの額面で受け取れる可能性は極めて低い。

からホワイトカラーは没落するのではないか?ということ。

  • 私はドラえもんを信じているので、AIにできない仕事は無いことを証明してみせます 覚悟しろ人間ども

  • これからヒューマノイドロボの時代が来るので、工場のオートメーション化はさらに進みブルーカラーの出番はないと思う。 オートメーション化する価値がない激安のものは残るだろう...

    • 今残ってるブルカラーの仕事はオートメーション化の価値がないものも含まれるね

      • そう。ヒューマノイドロボにより、ブルーカラーの出番もなくなり、 一方ホワイトカラーもAIにより大半は必要なくなる。 失業率が高くなり社会不安が増すと、政府はベーシックイン...

        • 問題なのは、仮にそのハッピーエンドに人類がたどり着くとしても、そこに至るまでにどれだけの死人が出るんだ?ってことだと思う。どんだけスピード感、ありえないほどの速度で社...

    • 来ません ホワイトカラーの仕事の大半が先に消える一方でブルーカラーの仕事はなかなか機械に置き換えることが出来ないので残ります だいたい今までまずブルーカラーの労働のオート...

      • そりゃ今まではヒューマノイドロボがなかったからな。

      • とはいえ機械化で消えるときの消え方は激しいからな 港湾労働者、紡績、鉱山なんかは全盛期の1割以下の人員で同等以上の生産力を叩き出してる なにか課題を乗り越えた瞬間にダムが...

      • 今ブルーカラーが一気に死んだらすぐオートメーション化すると思うけどな。要するに自分の仕事を奪われたくないブルーカラーが抵抗するから死ぬまで待ってるだけだよ。今後もっと...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん