最後の5分だけど見ると、フィレス外道なんだけど。

　

灼眼のシャナ 14 (14) (電撃文庫 た 14-19) (2007/02) 高橋 弥七郎 商品詳細を見る

　序盤の一美の憂鬱な顔と、それを振り払おうとするシャナとの友情が熱い。互いに恋のライバルではありながらも、人間とフレイムヘイズ。別のものととなった二人には確実に友情がある。フィレスの覚醒時に悠二より先にシャナが庇ったのは、人間である一美だったし。シャナが名前だけで呼ぶのは、シャナが認めた証のようなものなのか。


　悠二から存在の力を分けてもらい立ち直ったフィレスに、一緒に清秋祭を回るように持ち掛ける一美。シャナとしてはフィレスがおかしな真似を…というより、単純に友達を守りたかったのではないだろうか。

　大切な人と今を過ごす温かな時間。それを知ってもらおうと奔走する一美とシャナ。しかしそれは結果的にフィレスの古傷を抉ることになってしまったのか。

　約束を反故にし、零時迷子を破壊しようとした瞬間、悠二の中より現れた銀の手。一筋縄ではいかないなぁ…。

　田中は真竹との時間を大切にしている模様だし、マージョリーのあり方に戸惑っている模様。真竹との時間を優先すべきか、いろいろと模索の途中なんでしょうね…。