最終回みたいなテイストだった今回。出来として満足です。

　

ヒロイック・エイジ II 冲方丁、平井久司 他 (2007/08/08) キングレコード この商品の詳細を見る

　ベルクロスの狂乱は続く。太陽系をまるごと飲み込んでの消滅の危機が迫る。
　ついに火星を越えて、月まで到達する。このままだと本当に地球まで壊れかねないな。


　そしてそれを止められるのは、アルゴノートだけ。離れ行くベルクロスを単機で追いかけるアルゴノート。

　
　ユティはアルゴノートを破壊するように仕向けるも、すでにレクティは行っていた。その結果、カルキノスもメヒタカもレクティも死んだ。エイジの、ベルクロスの力はさらに暴走したため、さらに過去に戻ってアルゴノートを押し留めたという。


　これではもう銀の種族はアルゴノートを落とせない。

　狂乱するベルクロスを止めたのは、やはりディアネイラだった。イオラオスも迫るカルキノスを牽制するなど、だいぶ頑張ってたけど。


　ようやく収まったベルクロスの狂乱。光は君だ、と優しく語るエイジ。なんか本当に最終回みたいでしたね。


　月をバックに地球を見るというのはちょっとSEED DESTINYを思い出した。倒れるエイジを抱き締めようとしてすり抜けてしまう演出とか、ディアネイラが精神体で移動できる意義は、今回のベルクロスを狂乱から戻す為とか、この演出のためにあったのではないかと思う。

　
　メヒタカは手ひどくやられていて、レクティも助けなかったところを見ると、死んでしまったのだろうか。かわいそうな終わり方ではあるが…。

　さて、今後はどうなっていくのだろうか。一気に地球に行くのか、それとも一度は退くのだろうか。艦隊を再編し、エイジと共に地球へ、というところかもしれません。　


　今回のEDテーマは、ディアネイラの中の人が歌っていたのね。特別EDはこれまでの狂乱編を総括し、癒すように流れていて印象的だった。