戦いに継ぐ戦い。スペースオペラってこういうのを言うのだろうか。

　
　

ヒロイック・エイジ I 冲方丁、平井久司 他 (2007/08/08) キングレコード この商品の詳細を見る

　一匹一匹が英雄の種族と化したエイジに近い大きさのアリが出てきたり、銀の種族のシェルターが波状の如く押し寄せてきたり、最終決戦というか大盤振る舞い。

　その中でメレアグロス、アトランテスは衛星イオに火をつけた状態で、メタンガスの塊の木星に落として、爆発させて敵を一掃しようと画策。そんなトップの木星爆弾みたいな大技。それができる技術力はすごいのだけど、前線で戦っている戦艦や、エイジのことをまるで考えていない。

　挙句作戦中止を進言したニルバールは拘束されてしまう。

　
　CGも作画もスゴい力の入れようで、木星爆発の描写はすごかった。木星が太陽のようになってしまって、一気に銀の種族を殲滅と思いきや、反射されて炎が押し寄せるという最悪の結果に…。


　エイジもまた爆発に巻き込まれてしまう。

　あの程度でノドスが死ぬかと言っているが、この兄弟、エイジ以外に敵にノドスが四体もいるのを忘れていたんじゃないか？　エイジがもしここで斃れたら、人類に勝機なんかないのに。

　カルキノスに続いて、エルマントス出撃。時間を操るノドスらしい。製作側には優しいノドスだ（ぉ

　時間を巻き戻して攻撃するなんて、無敵すぎる…Σ (ﾟДﾟ;）

　さて、複数のノドスがぶつかり合うことになったけれど…狂乱は起きてしまうのだろうか。


　エイジが言っていた、星が死ぬとき、破滅の炬火とは木星の爆発のことだったのかな。ヘラクレスの父親であるジュピターが死ぬのはすごい象徴的ですね。

　炬火はタイマツの意味。聖火を灯す台とかも炬火台というそうですね。てことはオリンピック→ギリシャ繋がりかな。　


　そして、ついに動き出したアルゴノート。ディアネイラは間に合うのだろうか。ディアネイラにクーデターを求める艦長。しかし今はそれどころではないと、戦場へ向けて出発する。

　それにしてもイオラオス、いつもいつもエイジを気遣って可愛すぎ(*´ω｀)