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Unlimited Blade WorksルートⅤ
2007-06-23 Sat 02:06

―――おまえには負けない。誰かに負けるのはいい。
 けど、自分には負けられない―――!



 今日は怒涛のクライマックスの前半。十四日目のキャスターとの戦い。そして、翌十五日目の衛宮士郎との戦い。


 
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 ランサーと共に士郎と凛は言峰教会へ。待ち受けるアーチャー。ランサーに任せて先に進む二人。

 アーチャーVSランサー。ランサー渾身の突き穿つ死翔の槍を、熾天覆う七つの円冠で防ぎ切るアーチャー。勝負は痛み分けとなる。

 明らかにアーチャー、ランサーの正体を知って、という言葉を持ち出してますね。

 一方、地下聖堂では凛がキャスター相手に格闘戦を仕掛けて逆転する。しかし葛木が一瞬の隙を突いて凛に肉薄するも、アーチャーが宝具を投影し、投げつける。その攻撃をキャスターは庇い、脱落。葛木もまたアーチャーによって倒される。


 長くなるのはここから。そのままアーチャーは士郎を殺そうとするが、咄嗟に凛が助け出されたセイバーと新たに主従の契約。本来の力を取り戻したセイバー。しかしそれに動じないアーチャーは己の固有結界「無限剣製」を具現化。魔術において禁呪中の禁呪。

 彼は剣士でもなく弓兵でもなく、魔術師だった。

 士郎と余りに似通った理想。そしてこの世に一つしかないはずのペンダント。最初に感じた嫌悪感。それはまるで自分を見ているようだった。

 契約が切れ、残り数日で消えるアーチャーは凛を攫い、士郎との決着を望む。その戦いの場所は、主なき城であるアインツベルンの城。


 セイバーが近くにいることで傷が回復し始めた士郎。そしてアーチャーのやり方に憤り、何より凛を気に入ったランサーも同道することに。


 夜明け前に三人は城に辿り着く。そして、アーチャーの正体が分かる。

 英霊エミヤ。それこそ理想を追い求めて辿り着いた英雄と呼ばれた未来の衛宮士郎の姿だった。

 しかし、それは人間に絶望し、そんな人間は美しい、救いたいと思い込んでいる衛宮士郎への憎悪に駆られたアーチャー。自分を殺し、英霊の座から離れんという一縷の望みのために、彼はサーヴァントになったのだった。

 一方、拉致されていた凛は不意に現れた慎二に襲われるも、ランサーのお陰で事なきを得る。続いて現れたのは死んだはずの言峰綺礼。

 彼こそ、十年前に死んだ凛の父時臣を殺した男だった。この時ばかりは冷静な凛も取り乱して罵倒する。凛は父を魔術師としても尊敬していたからこのようになるのだろう。

 言峰はランサーに魔術師を聖杯の入れ物にするために、凛を殺すように命ずる。それを拒否したランサーは、言峰の最後の令呪で自害させられる。

 しかし、ランサーは生き汚い英雄。自ら心臓を貫くゲイボルクをくらっても、生きており、言峰を殺し、慎二に重傷を負わせ逃走させる。

 死に際のランサーと凛の遣り取りもなかなか(・∀・)ニヤニヤとさせられるエピソード。もしランサーが今回脱落してしまっていたあのマスターと一緒だったら、彼はきっと満足したんだろうな。


 作品中は美少女である凛をして、小娘が、もちっと歳とって出直して来いが絶命のセリフというのだから、ランサーはステキすぎる。



 そしてかつてギルガメッシュとバーサーカーが死闘を繰り広げたホールで始まる投影合戦。アーチャーの魔力は召喚時の一割にも満たない。それでも人間の衛宮士郎を殺すには十分だった。

 己対己。まさに自傷行為。ぶつけられる憎悪。彼は何故正義の味方になりたかったのか。


 そうだ、誰かを助けたいという願いが綺麗だったから憧れた!
 故に、自身からこぼれおちた気持ちなどない。これを偽善と言わずなんという!
 この身は誰かの為にならなければならないと、強迫観念につき動かされてきた。
 それが苦痛だと思う事も、破綻していると気付く間もなく、ただ走り続けた!
 だが所詮は偽物だ。そんな偽善では何も救えない。
 否、もとより、何を救うべきかも定まらない―――!


 
 心が折れそうになる士郎。しかし身体は休もうとはしなかった。指折れ、肉が裂け、骨が軋み、呼吸が止まろうとも戦う事を止めない。

 相手は自分自身。なら敗れるのは、自分がその思いに屈したから。だけど身体はそうは言っていない。だから戦い続けることができた。


 
 誰もが幸せであってほしいと。
 その感情は、きっと誰もが願う理想だ。 だから引き返すことなんてしない。
 何故ならこの夢は、決して。
 ―――決して、間違いなんかじゃないんだから……!



 ツギハギだらけの生き方。でも失敗する事はあっても、間違うことはない。

 ただひたすら前進する。愚直なまでに真っ直ぐと投影に投影で叩き付ける。すでに魔力は尽きているのに、士郎は止めない。しかもその繰り出される一撃一撃の重さは増していくばかり。


 この衛宮士郎は、理想を信じ続けることができる。
 
 だから、目の前の英霊エミヤは、同じ衛宮士郎ではありえない。

 故に、衛宮士郎が負けるわけがない。

 
 アーチャーの胸に突き立てられた剣。アーチャーは敗北を認める。


 そして、凛も戻ってくるのだが、その直後にギルガメッシュの奇襲。ギルガメッシュの攻撃から士郎を守り、消えるアーチャー。

 アーチャーは消えるその刹那。あのサーヴァントを倒すのは、衛宮士郎しかいないと告げる。


 ギルガメッシュの語る十年前の聖杯。人間の呪いが入ったモノのこと。人間を一掃する為にギルガメッシュは聖杯を使うという。

 そして、今またギルガメッシュの攻撃が、と思いきやランサーが死に際に使ったルーンのお陰で城が火事になる。

 煤で汚れると脱出するギルガメッシュ。

 とにかく救われた士郎たちは家に戻る。


 その間に、慎二は聖杯にさせられてしまったのだが…。

 そして、最後の夜を越えて、最終決戦へ。
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