―――その道が。今までの自分が、間違ってなかったって信じている

聖杯なんて要らない。俺は―――置き去りにしてきた物の為にも、自分を曲げる事なんて、出来ない


　Fateルートもいよいよ終わり、黄金の夜明けが見えてきた。

Fate/stay night 7 石原恵 (2006/09/27) ジェネオン エンタテインメント この商品の詳細を見る

　十四日目。朝からデートに出かける士郎とセイバー。バスの中のセイバーの横顔が見れる新CG。

　そして楽しいのか激しいのか分からない時間はあっと言う間に過ぎて、大橋でのお互いの心情のぶつけ合い。

　貴方なら解ってくれると思っていた。

　セイバーの願いは選定をやり直す。過去を変えること。しかし、士郎は過去をやり直したいとは思っていなかった。

　セイバーと喧嘩して大橋においたままにする士郎。が夜になってもセイバーは戻らず捜しに行くと、行く宛もない彼女はまだ橋の欄干から海を眺めていただけだった。

　冷え切った躰のセイバーを連れて帰ろうとすると、空気が読めてないのかいるのか分からない慢心王の登場。真名ギルガメッシュ。王の財宝や乖離剣エアに天地乖離す開闢の星の炸裂。二人して死にそうになったところをまたしても士郎の投影魔術と、士郎の超自然的回復によって救われる。それはセイバーが失くした鞘のおかげであった。

　そして、その夜傷ついた士郎を看病するセイバー。PC版だとこのまま18禁シーン突入で魔力補給なのだが、PS2版は肌は触れ合うものの添い寝。でもキスシーンとかすごいロマンチックだな。それにしてもセイバーのネグリジェ姿は反則だ（´ω｀*）　士郎じゃなくても見惚れるってｗ

　川澄綾子の演技は朴訥だけど可愛らしいセイバーをよく演じている。が彼女の声質からは珍しい部類の声だと思うけど、最近こういう低い声のが多いね。ただアニメじゃないから動きがないからその分声優は頑張らないといけないようです。


　さて翌朝。最終十五日目。起きたら補充しすぎて午後１時。士郎はギルガメッシュ対策を聞きに言峰教会へ。そこの地下室で見たものは言峰がギルガメッシュを現界させておくために十年前の大火災で生き残った子供たちの魂の苗床であった(((((((( ；ﾟДﾟ)))))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙｶﾞﾀｶﾞﾀﾌﾞﾙｶﾞﾀｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸ

　不意をランサーに突かれてまたしても致命傷を負う士郎。一体何回殺されかけてるんだろうか…。士郎がサイヤ人だったトータルするとスタートの１００倍くらいの戦闘力になっててもおかしくないくらいの死にかけ・負傷の多さだが。

　士郎を人質に捕られたセイバーは救出へ向かう。そこで言峰より語られる聖杯の正体。それは他者の命を喰い、破壊し己の欲望を満たすという万能の器。

　もとより士郎の願いは、過去をやり直すことではなかった。死に掛けていてもその気持ちを貫き通す士郎に、


　―――その道が。今までの自分が、間違ってなかったって信じている

聖杯なんて要らない。俺は―――置き去りにしてきた物の為にも、自分を曲げる事なんて、出来ない


　セイバーはようやく自分の過ちに気付く。喪ってきたもののためにも、やり直すのなら過去を失くすのではなく、今からやり直していけばいい。そして何より、

―――聖杯は欲しい。けれど、シロウは殺せない

　剣を敵に向けて、偽りのない心で言った。

　な――――に？

　判らぬか、下郎。そのような物より、私はシロウが欲しいと言ったのだ


　セイバーの決意。そしてラスボスである言峰との戦いの前に、ランサーとギルガメッシュが立ち塞がる。が最後の最後でランサーが言峰を裏切る。

　聖杯を顕現させるのは、六人のサーヴァントの魔力が必要。ここにランサーVSギルガメッシュが始まった。

　
　何とか脱出した士郎とセイバー。言峰は聖杯の器であるイリヤを襲う為に出て行った。風雲急を告げる。次回でFateルートは最後の予定。