ブライアン・トレーシー著 「大富豪になる人の小さな習慣術」
少し古い本ですが、ブライアン・トレーシー著「大富豪になる人の小さな習慣術」のご紹介。
著者のブライアン・トレーシーは、アメリカにおける自己啓発のオーソリティーであり、また全米トップ5に数えられる講演家との評判もあります。
本書の内容を簡潔にまとめれば、「良い習慣を身につけましょう。それが成功への一番の近道です」という感じでしょうか。
成功する人と、成功しない人との「違い」は何なのか。ジェームス・スキナーの「成功の9ステップ」で言えば、「違いを生み出す違い」ということでしょう。
それは「習慣」なんです。なぜなら、人の考え方や行動の95%以上は習慣によるものだからです。成功している人は、成功するような習慣を身につけているけど、成功していない人はそのような習慣を持っておらず、逆に「成功しない」ための習慣を持っているんです。
これは幸運でも、偶然でもなくて、「法則」なんです。「科学」という言い方でもいいかもしれません。要は、「必ずそうなる」ということです。
繰り返しますが「考え方」も習慣です。そして、その「考え方」があなたの「行動」を決めているのです。だから考え方が(あるいはその習慣が)変われば、行動が変わります。行動が変われば、人生が変わるのです。
考え方が変わると、なせ行動が変わるのでしょうか。それは、「考え方」が生み出しているものが、あなたの「自己概念」だからです。
自分で自分のことをどう考えているか。いい人なのか、悪い人なのか。できる人なのか、ダメな人なのか。明るい人なのか、暗い人なのか。成功できるひとなのか、できない人なのか。
自分のあらゆる面に関して、自分はこういう人間だという「固定観念」を持っているわけです。
固定観念とは、あなたが「こうだ!」って信じるものです。人は事実を信じるのではなく、あなたが「信じたいこと」を信じるのです。見たものを信じるのではなく、信じたものを見るのです。
中でもやっかいなのは、「自己制限」の固定観念です。盛田賢司著「しっぷうどとう」で主人公がつぶやいた「なにをやっても、さえない、つまんないオレなんだ」ってやつです。
なにしろ、「事実」を信じるのではなく「信じたいこと」を信じるわけですから、「オレなんてこんなもんさ」って信じていれば、「この程度のオレ」になっていくわけです。
だって、そう信じているわけですから、それ以上になるわけがありませんよね。自己概念に見合った行動しか取らないんです。
では、成功者はいつも何を考えているのでしょうか。
どうやら成功者は「自分が何を望むのか、どうすればそれが手に入るか」を日夜考えているようなんです。自分がどこに向かっているか、どうやってそこに行くか。そんなことをいつもいつも考えているんです。
欲しいもの考えることで、幸せでポジティブな気分になり、エネルギーが増幅し、モチベーションと刺激が生まれてくるのです。
逆に成功と縁のない人は、「自分が何を望まないか」をいうことを日夜考えているんです。自分が何を避けたいか、自分が抱える問題や、自分が置かれた状況は誰のせいかなどを、くよくよと考えているのです(今の私かも)。
人の感情の実に95%が、「思考」、すなわちあなたの頭の中を駆け巡っている言葉によって決まると、多くの心理学者が述べているそうです。そしてその「頭の中を駆け巡っている言葉」が、ネガティブなものだとすると、あなたはどんな感情を感じることになるのでしょうか。
本書では、「感情はキャンプファイアーに似ている」とも書かれています。そして、あなたが日夜考えていること、頭の中を駆け巡っている言葉が、キャンプファイアーに投入される燃料なのです。
このことはポジティブにもネガティブにも働きます。
ポジティブな感情の火を燃やし続けるためにはどうすればいいのか。逆にネガティブな感情の火を消すにはどうすればいいかのか。そう、くべる薪を選択していけばいいのです。
幸運なことに、人は同時に2つ以上のことを考えることができないのです。ポジティブなことを考えながら、同時にネガティブなことを考えることは出来ないということですね。
ポジティブな言葉、いろいろとありますが、ここでは「自分が好きだ!」という言葉を推奨しましょう。「自分が好き」というのが、すべてのスタート地点のような気がします。これがないと、何事も始まらないのではないでしょうか。
「自分が好きだ!」。ここから初めてみましょうか。
著者のブライアン・トレーシーは、アメリカにおける自己啓発のオーソリティーであり、また全米トップ5に数えられる講演家との評判もあります。
成功する人と、成功しない人との違い・・・それは習慣の違い
本書の原題は「Million Dollar Habits」です。個人的にはこっちの方が好きですけどね。日本語にすると「100万ドルの習慣」となりますが、本文の中にも何度も出てきます。本書の内容を簡潔にまとめれば、「良い習慣を身につけましょう。それが成功への一番の近道です」という感じでしょうか。
成功する人と、成功しない人との「違い」は何なのか。ジェームス・スキナーの「成功の9ステップ」で言えば、「違いを生み出す違い」ということでしょう。
それは「習慣」なんです。なぜなら、人の考え方や行動の95%以上は習慣によるものだからです。成功している人は、成功するような習慣を身につけているけど、成功していない人はそのような習慣を持っておらず、逆に「成功しない」ための習慣を持っているんです。
成功している人の行動をとれば、いずれは同じ結果が得られる。
この「行動」は、当然ですが1回とか2回という話ではないですよね。何度も何度も、です。だから習慣なんです。成功者と同じ習慣を持てば、あなたも成功者になることができるのです。これは幸運でも、偶然でもなくて、「法則」なんです。「科学」という言い方でもいいかもしれません。要は、「必ずそうなる」ということです。
考え方が変われば人生が変わる
成功する人と、成功しない人(失敗する人)との習慣の違い。様々なものがありますが、一番大きい、あるいは根源にあるのは「考え方」の違いではないでしょうか。繰り返しますが「考え方」も習慣です。そして、その「考え方」があなたの「行動」を決めているのです。だから考え方が(あるいはその習慣が)変われば、行動が変わります。行動が変われば、人生が変わるのです。
考え方が変わると、なせ行動が変わるのでしょうか。それは、「考え方」が生み出しているものが、あなたの「自己概念」だからです。
自分で自分のことをどう考えているか。いい人なのか、悪い人なのか。できる人なのか、ダメな人なのか。明るい人なのか、暗い人なのか。成功できるひとなのか、できない人なのか。
自分のあらゆる面に関して、自分はこういう人間だという「固定観念」を持っているわけです。
固定観念とは、あなたが「こうだ!」って信じるものです。人は事実を信じるのではなく、あなたが「信じたいこと」を信じるのです。見たものを信じるのではなく、信じたものを見るのです。
中でもやっかいなのは、「自己制限」の固定観念です。盛田賢司著「しっぷうどとう」で主人公がつぶやいた「なにをやっても、さえない、つまんないオレなんだ」ってやつです。
なにしろ、「事実」を信じるのではなく「信じたいこと」を信じるわけですから、「オレなんてこんなもんさ」って信じていれば、「この程度のオレ」になっていくわけです。
だって、そう信じているわけですから、それ以上になるわけがありませんよね。自己概念に見合った行動しか取らないんです。
あなたは自分が思うような人間ではない、しかしあなたが思う人間像、それがあなたなのだ
成功者の頭の中を満たしている「考え」とは
あなたの頭の中は、常になんらかの「思考」が充満しています。無心になるって、この「思考」を頭の中から追い出すことですが、その難しさは特に瞑想をやったことがある人なら分かるでしょう。では、成功者はいつも何を考えているのでしょうか。
どうやら成功者は「自分が何を望むのか、どうすればそれが手に入るか」を日夜考えているようなんです。自分がどこに向かっているか、どうやってそこに行くか。そんなことをいつもいつも考えているんです。
欲しいもの考えることで、幸せでポジティブな気分になり、エネルギーが増幅し、モチベーションと刺激が生まれてくるのです。
逆に成功と縁のない人は、「自分が何を望まないか」をいうことを日夜考えているんです。自分が何を避けたいか、自分が抱える問題や、自分が置かれた状況は誰のせいかなどを、くよくよと考えているのです(今の私かも)。
あなたの「思考」が、あなたの「感情」を決めているんです
先に書いた通り、あなたの頭は「思考」で常に満杯状態なわけですが、そのあなたの頭を満たしているものの大半が「嫌だ」っていうネガティブなものだとしたら、どう思います?人の感情の実に95%が、「思考」、すなわちあなたの頭の中を駆け巡っている言葉によって決まると、多くの心理学者が述べているそうです。そしてその「頭の中を駆け巡っている言葉」が、ネガティブなものだとすると、あなたはどんな感情を感じることになるのでしょうか。
本書では、「感情はキャンプファイアーに似ている」とも書かれています。そして、あなたが日夜考えていること、頭の中を駆け巡っている言葉が、キャンプファイアーに投入される燃料なのです。
火を燃やし続けるためには、薪をくべ続けなくてはいけない。燃料の投入をやめると、炎はやがて消えてしまう。
このことはポジティブにもネガティブにも働きます。
ポジティブな感情の火を燃やし続けるためにはどうすればいいのか。逆にネガティブな感情の火を消すにはどうすればいいかのか。そう、くべる薪を選択していけばいいのです。
幸運なことに、人は同時に2つ以上のことを考えることができないのです。ポジティブなことを考えながら、同時にネガティブなことを考えることは出来ないということですね。
自分が好きだ!
繰り返しますが、これらはすべて習慣なんです。そして習慣は変えることができるのです。簡単ですよね。日夜、自分に向かってポジティブな言葉をかければいいのです。ポジティブな言葉、いろいろとありますが、ここでは「自分が好きだ!」という言葉を推奨しましょう。「自分が好き」というのが、すべてのスタート地点のような気がします。これがないと、何事も始まらないのではないでしょうか。
「自分が好きだ!」。ここから初めてみましょうか。
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