ANCHOR FA900 をドロップハンドルからフラットバーに戻す
前回に引き続き、家にやってきた ANCHOR FA900 を、オリジナルの状態に戻す作業です。前回は、クランク周りの交換でしたが、今回はハンドル周りの交換をしていきます。
オリジナルの ANCHOR FA900 は、フラットバーハンドルだったのを、元のオーナーの方がドロップハンドルに変え、それに伴いブレーキ・変速レバーをシマノ SORA ST-3400(2/3×9) に交換し、ステムもバークランプ径が26mm (長さも 10mm 短い)のものに交換してあります。
ステムキャップのボルトを六角レンチで外します。
ステムを固定しているボルトを左右から2本、これも六角レンチで緩めます。
ステムごとハンドルを引き抜くと、フォークコラムが露出します。
ハンドル、ステム、STI、ケーブル類4セット、バーテープまで含めた総重量は、1232g でした。意外に重いもんなんですね。
次は、フラットバーハンドル。こちらも、ハンドルバー、ステム、ブレーキレバー、シフトレバー、ケーブル、グリップまで含めた重量で 1044g と、まだ 1kg を超えていますが、約 190g の軽量化になります。
ここで、ネジを締め込む順番ですが、ステムキャップのボルトから締め込んでいきましょう。これを先に行うことで、ステムをしっかりとフォークに(下方向へ)密着させます(あまり強く締めすぎると、ハンドルの動きが渋くなるので注意)。
そして、ステムの2本のボルトを締め込んで取り付け完了です。
最後にケーブル類のセッティングをして、作業は全て終了です。ディレイラーの調整は、こちらの記事を参考にして下さい。
これが、完成した(オリジナルの)姿。ずいぶんとスッキリした感じになりました。
改造前は、こんな感じでした。
パッと見の印象は、かなり変わりますね。SUGINO のクランクセットの重量を測り忘れてしまったので、正確ではありませんが、ハンドル周りで 200g 近い軽量化になっているので、11.2kg からもしかしたら 10kg 台に入っているかもしれません。
そう言えば、「STIレバーのブレーキワイヤーの引き量は、Vブレーキに対して少ないため、レバーを握りこんでもVブレーキのストロークが不足してしまい、そのままでは使えない」って、良く耳にするけど、どうなんでしょうか。
今回、ドロップハンドルにSTIレバーの状態(もちろん、Vブレーキ)で 100km くらいツーリングに出かけましたが、何の不具合も感じませんでした。
今後、他の自転車で似たような改造をしようと計画中なので、少し検証してみる必要があるかも。
オリジナルの ANCHOR FA900 は、フラットバーハンドルだったのを、元のオーナーの方がドロップハンドルに変え、それに伴いブレーキ・変速レバーをシマノ SORA ST-3400(2/3×9) に交換し、ステムもバークランプ径が26mm (長さも 10mm 短い)のものに交換してあります。
交換作業開始
先に、ブレーキワイヤー2本、シフトワイヤー2本を外しておきます。ステムキャップのボルトを六角レンチで外します。
ステムを固定しているボルトを左右から2本、これも六角レンチで緩めます。
ステムごとハンドルを引き抜くと、フォークコラムが露出します。
ドロップハンドルとフラットバーハンドルの重量測定
ハンドル、ステム、STI、ケーブル類4セット、バーテープまで含めた総重量は、1232g でした。意外に重いもんなんですね。
次は、フラットバーハンドル。こちらも、ハンドルバー、ステム、ブレーキレバー、シフトレバー、ケーブル、グリップまで含めた重量で 1044g と、まだ 1kg を超えていますが、約 190g の軽量化になります。
フラットバーハンドルを取り付け、ケーブル類をセットして完了
外す手順と逆に、フォークコラムにハンドルごとステムを嵌め込み、ステムキャップを六角ボルトで取り付けます。ここで、ネジを締め込む順番ですが、ステムキャップのボルトから締め込んでいきましょう。これを先に行うことで、ステムをしっかりとフォークに(下方向へ)密着させます(あまり強く締めすぎると、ハンドルの動きが渋くなるので注意)。
そして、ステムの2本のボルトを締め込んで取り付け完了です。
最後にケーブル類のセッティングをして、作業は全て終了です。ディレイラーの調整は、こちらの記事を参考にして下さい。
これが、完成した(オリジナルの)姿。ずいぶんとスッキリした感じになりました。
改造前は、こんな感じでした。
パッと見の印象は、かなり変わりますね。SUGINO のクランクセットの重量を測り忘れてしまったので、正確ではありませんが、ハンドル周りで 200g 近い軽量化になっているので、11.2kg からもしかしたら 10kg 台に入っているかもしれません。
そう言えば、「STIレバーのブレーキワイヤーの引き量は、Vブレーキに対して少ないため、レバーを握りこんでもVブレーキのストロークが不足してしまい、そのままでは使えない」って、良く耳にするけど、どうなんでしょうか。
今回、ドロップハンドルにSTIレバーの状態(もちろん、Vブレーキ)で 100km くらいツーリングに出かけましたが、何の不具合も感じませんでした。
今後、他の自転車で似たような改造をしようと計画中なので、少し検証してみる必要があるかも。
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