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ANCHOR FA900 をドロップハンドルからフラットバーに戻す

前回に引き続き、家にやってきた ANCHOR FA900 を、オリジナルの状態に戻す作業です。前回は、クランク周りの交換でしたが、今回はハンドル周りの交換をしていきます。

オリジナルの ANCHOR FA900 は、フラットバーハンドルだったのを、元のオーナーの方がドロップハンドルに変え、それに伴いブレーキ・変速レバーをシマノ SORA ST-3400(2/3×9) に交換し、ステムもバークランプ径が26mm (長さも 10mm 短い)のものに交換してあります。

IMG_9808

交換作業開始

キャップ先に、ブレーキワイヤー2本、シフトワイヤー2本を外しておきます。

ステムキャップのボルトを六角レンチで外します。

ステム取り外し







ステムを固定しているボルトを左右から2本、これも六角レンチで緩めます。

コラム露出2











ステムごとハンドルを引き抜くと、フォークコラムが露出します。












ドロップハンドルとフラットバーハンドルの重量測定

ドロップハンドル
ハンドル、ステム、STI、ケーブル類4セット、バーテープまで含めた総重量は、1232g でした。意外に重いもんなんですね。

フラットバー
次は、フラットバーハンドル。こちらも、ハンドルバー、ステム、ブレーキレバー、シフトレバー、ケーブル、グリップまで含めた重量で 1044g と、まだ 1kg を超えていますが、約 190g の軽量化になります。

フラットバーハンドルを取り付け、ケーブル類をセットして完了

フラットバー取り付け外す手順と逆に、フォークコラムにハンドルごとステムを嵌め込み、ステムキャップを六角ボルトで取り付けます。

ここで、ネジを締め込む順番ですが、ステムキャップのボルトから締め込んでいきましょう。これを先に行うことで、ステムをしっかりとフォークに(下方向へ)密着させます(あまり強く締めすぎると、ハンドルの動きが渋くなるので注意)。

そして、ステムの2本のボルトを締め込んで取り付け完了です。


最後にケーブル類のセッティングをして、作業は全て終了です。ディレイラーの調整は、こちらの記事を参考にして下さい。

これが、完成した(オリジナルの)姿。ずいぶんとスッキリした感じになりました。

オリジナル復元

改造前は、こんな感じでした。

アンカー
パッと見の印象は、かなり変わりますね。SUGINO のクランクセットの重量を測り忘れてしまったので、正確ではありませんが、ハンドル周りで 200g 近い軽量化になっているので、11.2kg からもしかしたら 10kg 台に入っているかもしれません。

そう言えば、「STIレバーのブレーキワイヤーの引き量は、Vブレーキに対して少ないため、レバーを握りこんでもVブレーキのストロークが不足してしまい、そのままでは使えない」って、良く耳にするけど、どうなんでしょうか。

今回、ドロップハンドルにSTIレバーの状態(もちろん、Vブレーキ)で 100km くらいツーリングに出かけましたが、何の不具合も感じませんでした。

今後、他の自転車で似たような改造をしようと計画中なので、少し検証してみる必要があるかも。



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[2016/07/20 17:31] | # | [edit]












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