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レンズ交換の利便性を図りつつ、カメラバッグ内にスペースを確保

Lowepro の PHOTO RUNNER に少し手を加えて使い勝手を良くすべく、大雑把なイメージは出来たので、(私の中で)その気が消滅する前に形にしておこうかな。

大きな荷室の中に別の小さな荷室を作るのですが、隔壁の素材として使うのは厚さ2mmの塩ビ板。出来るだけ軽く作りたいけど、厚さ1mmではさすがに弱過ぎるような気がして。

ま、厚さ2mmの塩ビ板が手元にあるってのが決定的な理由なんだけど。

形状のイメージとして一番最初に思い浮かんだのは、最もシンプルなもの。塩ビ板をU字形に曲げて下のスペースを確保し、その上にリアキャップを取り付ける蓋を蝶番で固定する、みたいな感じ。

ケースinケースイメージ

これなら外側からの圧力にも強いだろうし、作るのも簡単だし。でも、一つ問題が。手元にある2mm厚の塩ビ板の大きさはA4サイズなので、このU字形状を1枚板で作ることが出来ない。

必要な約40cmの長さを、接着して継ぎ接ぎで作るのも面倒くさいし、重量的にも重くなるし。

あーでもない、こーでもないって、ジョギングしながら、奥さんと買い物しながら、あるいは風呂に入りながら思いを巡らせ、たどり着いのはカメラバッグのマジックテープを利用してみようかと。

カメラバッグの両側面には、荷室を区切るためにマジックテープが張り付けられているので、塩ビ板で作った仕切り板にマジックテープの相方を貼り付ければ、自由に固定できるのではないかと。

ざっくりと頭の中で設計してみると、必要なのはリアキャップを固定する床板(その下のスペースの蓋にもなる)と、この床板を蝶番で固定する隔壁と、床板の端を受け止める部材。

塩ビ板をカットし、曲げ加工して

さっそく作ってみようと、先ずは塩ビ板から2枚の隔壁用の板を切り出しました。

幅90mm(下の荷室の深さ)に、長手方向は曲げ加工後の横幅の100mm(カメラバッグの内幅)に加えて、両側のマジックテープを貼るスペースを確保すべく140mmに。

側壁用

これをコの字形に曲げていきます。使うのは、以前自作したアクリル曲げヒーター

塩ビ板曲げ加工

アクリル板を曲げる設定温度は160℃とのことでしたが、塩ビ板の適正温度は何度なんだろって調べてみたら、120℃との記述がありました。

非接触温度計でヒーターの温度を見ながら、トライアック万能調光器で120℃近辺に調整。

そして、2枚の隔壁と、床板を受け止めるアングル(片側の隔壁に接着)が完成。

側壁曲げ完了

床板を受けるのと対となる隔壁には、蝶番を介して床板を連結します。両側面には粘着式のマジックテープを貼り付けてあります。これで、バッグの側面に固定することが出来ます。

側壁丁番付き

本日の加工はここまで。次回は、床板を加工していく予定。


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