令和のダラさん2

とある山に祭られた「屋跨斑」。ある嵐の夜に祠が壊れて、出てきてしまったのを、山の管理をしている家の三十木谷日向と薫の姉弟が見つけ…その異形に恐れる様子もなく、戸惑う屋跨斑と、マイペースな姉弟だったが…。
2023年5月に2巻が発売(前の紹介はこちら)。
遠慮なくぐいぐい来る姉弟のせいで、とうとうダラさんちまで行くことに。なんか神様っぽく、異次元っぽいところに家があったりして…ああ、気にせず突っ込んでくのね、この姉弟。本気で怖いもの知らずだな(笑) そんな感じで今ひとつ怖くない祟り神なんだけど、ちょこちょこ挟まってる昔話を読む限り、相当ヤバイよなぁ。よくもここまで丸くなったもんだ…。
★やまぞ~的評価:○
→3巻の紹介はこちら
灰の世界は神の眼で彩づく1

俺、こと天地灰は『ゴミ』だった。
人類すべてが覚醒した中、俺の魔力は世界最弱のたったの『5』、俺より弱い奴なんて見たことない。
最弱の魔物のゴブリンだって倒すのに苦労する。
でも、ダンジョン攻略者をやめることはできない。
やめたら病気の妹の治療費が払えず、死ぬことになる。
だから死を覚悟して挑戦した。
突如日本に現れた誰も見たことのない黄金のダンジョンへ。
そして俺は手に入れてしまった。
『神の眼』というこの世界の真実を見るチートスキルを。
その日から俺の灰色だった世界は黄金色に輝いた。
俺はこの力で世界最速最強を目指す。
大好きな妹を助けるため、そして。
人類の滅びる未来を変えるために。(サイトの紹介文より)
2023年5月に発売。
元はweb小説(サイトはこちら)。
妹の治療のため、弱くても参加できて、参加しただけでお金がもらえて、死んだら死んだで遺族としての補償がもらえるという何とも後ろ向きな感じ。まあでも運もあったか何とか頑張れて…ああ、最後の最後でしんどい展開に。自分が犠牲になって他の人を生かそうとして…あれ、生き残れた。しかも、能力までもらえて。でも「神の眼」かぁ…って思ったけど、ダンジョンまで鑑定できるならそれなりに使えるかな。。。まあでもそれを利用しつつ、黙々と頑張って強くなってく感じ。
全体としては、けっこう面白かった。
★やまぞ~的評価:○
タグ : 灰の世界は神の眼で彩づくKAZU
オタクも恋も連鎖する1

音成和汰琉には推しがいる。同じクラスで隣の席の栫結鶴。とんでもなく可愛いが、イケメンの彼氏・河合千将がいて、そんな二人をカップルとして推す和汰琉は、今日も推し活にいそしむ…。
2023年4月に発売。
“死がふたりを分かつとも”の作者の新作。
本人もイケメンなんだけど、言動がかなり怪しげなので、モテたりはしない(笑) それに自分の容姿には全く頓着してなくて、ひたすら推し活をするという変人なんだけど、類は友を呼ぶというか、同じカップルを推してて、和汰琉のことも気になっている遠巻真白が出てきたりして、結鶴たちとも仲良くなって…なんかカオスになってきた(笑)
全体としては、まあまあ面白かったかな。
★やまぞ~的評価:○
タグ : オタクも恋も連鎖する天色ちゆ
(コミック版)魔王と勇者の戦いの裏で2

王太子がヴェルナーの進言を受け入れてくれたことで、魔物の策にはまることは避けられて、体制を立て直した人間側の軍だったが、その冷静さと魔物相手に奮戦していたことから、他の貴族軍の指揮まで任されてしまい…。
2023年5月に2巻が発売(前の紹介はこちら)。
流れとか、裏側を知ってるといろいろ強いというか、効率的な戦い方もできるね。…まあ、槍ふるって必死に頑張ってるのは確かだけど。
一方で今回は勇者マゼルの方もちゃんと描かれてて、少人数で魔族と対峙、ヴェルナーの言葉を思い出して…なんとか勝利。で、惨敗するはずの人間側が勝利して…なんかいろいろ変わりそう…?
★やまぞ~的評価:〇
→3巻の紹介はこちら
タグ : 魔王と勇者の戦いの裏で葦尾乱平涼樹悠樹
未プレイの乙女ゲームに転生した平凡令嬢は聖なる刺繍の糸を刺す

子爵令嬢エルナ・ノイマンは、日本の学生だった前世を思い出す。
この世界は乙女ゲーム『虹色パラダイス』にそっくり?
でも、プレイしたことがないので、詳しいことがわからない!
友人がプレイした話とパッケージイラストしか情報がない中、どうにかシナリオに関わらず平穏な学園生活を送ろうと悪戦苦闘。
なのに、ヒロインや攻略対象の王子とも関わる羽目に。
こうなったら、度重なるストレスを刺繍で発散!
ところが刺繍したハンカチが妙な売れ方をして、エルナの周囲に変化が。
ずっと気になっていた違和感の正体は……?(サイトの紹介文より)
2023年6月に発売。
元はweb小説(サイトはこちら)。
内容よく知らないんだけど、あれは攻略対象で、あれはヒロインだ、というのは分かって、関わり合いにならないように…できてないじゃん(笑) でも何やら王子様とヒロインの化学変化は起こらなくて、こんなはずでは…と思っていたら最後に謎が。なるほど、意外というか、それだと勘違いしてもしょうがないというべきか。まさか一世代うしろだとは…(笑)
全体としてはけっこう面白かった。
★やまぞ~的評価:○
(コミック版)ブレイドスキル・オンライン1

やたらと不幸すぎて目の死んでいる主人公・裕理は、VRMMOの世界で『幸運値』に極振りすれば幸せになれるんじゃないかと思い立ち、ユーリという名でゲーム空間に降り立った。
攻略サイトで最強と書かれていた『サモナー』のジョブと『弓』を手にし、さぁ冒険するぞと意気込んでいたのだが――実はその二つはとんでもない不遇職と武器だった!?
さらに『幸運値極振り』も戦えるわけがないと馬鹿にされているステータスの振り方だと知り、三大不遇要素をかかえて絶望するユーリ(※しかもランダムキャラ作成で美少女に!)。
これは、そんな彼が意地と気合で『レイドボス』『野生のラスボス』『なんで初心者の武器で最強武器よりダメージ出してんの!?』『裏ボスが徘徊しないでください!』と言われるプレイヤーに成り上がっていく冒険日誌である。(サイトの紹介文より)
2023年5月に発売。
元はweb小説(サイトはこちら)。書籍化もされてる。
ネットの記事に踊らされて、最弱職と外れ武器を選んでしまって、さあ困った。幸運値極振りも厳しい感じだけど、なんとも頭のおかしな方法で活路を見出すというか、矢を握りしめて物理で攻撃とか、しかも幸運値頼みで、クリティカルとか出しまくり。まあ、開き直って…というのは分かるけど、そこまでやるかね。。。ああ、現実世界の反動もあるか。とりあえず本人は楽しそうだけど(笑)
全体としては、まあまあ面白かったかな。
★やまぞ~的評価:〇
ブレイド&バスタード2

イアルマスとガーベイジ、ララジャ。3人でパーティを組み、順調に迷宮探索を進めていたところ、浅い階層でいるはずのない火竜に出逢う。その場にあった遺体を回収、蘇生させたところ、復活した少女・ベルカナンは火竜を倒したいといい…。
2023年6月に2巻が発売(前の紹介はこちら)。
ワードナとか、ヴァンパイアロードとかに比べると可愛い火竜だけど、駆け出し冒険者にはキツい相手だよな。いやでも、魔術師の少女に杖振らせて剣を持たせるというのはどうだろう。。。確かにイアルマスの方がよっぽど呪文使えるけど…(苦笑)
なんかでも仲間が増えて、パーティが充実してきてる感じ?
★やまぞ~的評価:○
→3巻の紹介はこちら
タグ : ブレイド&バスタード蝸牛くも
アリスさんちの囲炉裏端4

将来の約束をして、お互いの想いを確かめたアリスと晴海。だが、年の差もあり、自重が必要なこともあり…。
2023年5月に最終4巻が発売(前の紹介はこちら)。
そのまま突っ走るわけにはいかんよな、晴海は未成年だし。逆に晴海の方もアリスの方が大人なのでもどかしい気持ちになったりもして。
あれ、そんなこと言いつつ突っ走ろうとして…若いというか何というか。。。(苦笑)
そんなこんなで、これからも二人のペースでやっていこう的なエンド。
★やまぞ~的評価:○
タグ : アリスさんちの囲炉裏端キナミブンタ
カロリーが足りません

元社畜さんが目覚めると人類文明が崩壊してしまった世界だった。
池袋界隈はモンスター化した野良犬や狂ったドローンであふれてろくに散歩もできない即死地帯に成り果てている。
カロリーを代償に強くなれるアプリ「生存戦略」でスキル生成&Lvアップ。
食べものを探しに廃墟と化したスーパーマーケットやコンビニを散策サバイバルします。
《御主人様、カロリーが不足しています。何か胃に詰め込んで下さい》
「消費期限切れの商品しか置いてないんだけど……これ食えるかな?」
《その辺の雑草を食べた方がマシですね》
「……こうなったら怪物どもでも狩ってみるか」
不気味で地獄めいた東京23区で、コンビニ経営をしたり、お喋りなAIとまったり散歩したり、拾ったり狩ったものを食レポしたりします。(サイトの紹介文より)
2020年8月に発売。
元はweb小説(サイトはこちら)。
何というか切実なタイトル(笑) 治験のバイトで寝ていたら、25年が過ぎていて、その間に文明が滅びてた的な。おまけに携帯のアプリのはずなのに何か能力が上がったり。能力を上げるために、カロリーが必要だったり。…25年もたつと缶詰でもダメになってるからなぁ。。。ひもじい思いを抱えながら、池袋をさまよい歩いて、怪物と戦ったりする話。
全体としてはけっこう面白かった。
★やまぞ~的評価:○
タグ : カロリーが足りません大場鳩太郎