王ディション! 1
![]() | 王ディション! 候補者は専門的なトレーニングを受けています。 (集英社スーパーダッシュ文庫) (集英社スーパーダッシュ文庫 あ 3-21) (2010/04/23) 淺沼 広太 商品詳細を見る |
小さい頃から頑丈に鍛えられた大神天斗(おおかみ あまと)は十六歳の誕生日の前日、普段は家に寄りつかない母親から不思議なプレゼントをもらう。翌朝、目が覚めると同じベッドにスク水を着た少女が眠っており、事情を問いただしていると今度は見覚えのないお嬢様が乱入してくる。何でも天斗は裏社会の王位継承権をもっているらしく、他の候補者と争って王位を決める戦いに参加しなければならないのだが…。
2010年4月に発売。
王位継承権を持っている者は、体に紋様があって、器紋章持ち(キャバクレスター)と呼ばれ、特殊な能力を持っている。それぞれ事情を知らずに育てられ、16歳になった時に初めて事情を知らされ、パートナーとエージェントとともに王位を争う戦いをするらしい。
と書くと何やらアクション満載な感じの話に見えるが、主人公の天斗は妙に冷めてるし、ヒロインの椎堂頼奈(しどう らいな/天斗のパートナー)も、エージェントの麻井燐(あさい りん)も性格的に問題あり。まあ、ライバルは男装の女だったりして、何かとりあえずみんなが好き勝手騒いだ挙げ句、話はろくに進まない感じ。
おまけに王位継承権をかけた争いにしては、ピザの宅配をしたり、プールの上に渡したロープを伝っていったりと…まあギャグだね。主人公だけ冷静な分、微妙にギャグにのれないけど(笑) ああでも、最後はいちおうシリアスにアクションかなぁ…。妙に浮いてるけど、その場面(笑)
おかしなキャラばっかり集めてのギャグのかっ飛びっぷりはなかなか面白い。どうせやるなら、もっと滅茶苦茶な勝負内容にするとか、最後までシリアスなしとかの方が徹底しててよかったかな。
★やまぞ~的評価:○
→2巻の紹介はこちら
会長はメイド様!6
![]() | 会長はメイド様! 6 (花とゆめCOMICS) (2008/09/05) 藤原 ヒロ 商品詳細を見る |
突然、星華に転校してきた食いしん坊の深谷陽向(しんたに ひなた)。初恋の子に会いに転校してきたと言うが、どうやらそれは美咲のことらしい。10年ぶりにあう幼なじみに美咲は、そして拓海は…。
2010年4月に9巻が発売。6巻を読んだ(前の紹介はこちら)。
拓海のことが気になり出していた美咲のところに降ってわいた幼なじみ。ここで美咲が動揺したりすると事態がごちゃごちゃするんだけど、そもそも拓海への気持ちもまだ素直に認めてないしなぁ。美咲の方はそうでもないけど、陽向の方は盛り上がって、それにあおられて拓海もはりあったり。
折しも林間学校なんだけど、そっちの方は今ひとつだなぁ。。。なんか文化祭とか体育祭の時の盛り上がりというか、美咲のがんばり(+やや空回り)っぷりがみたいんだが…。
★やまぞ~的評価:◎
→7巻の紹介はこちら
四畳半神話大系 第1話「テニスサークル「キューピット」」
京都大学3年の“私”が、ある夜、屋台のラーメンを食べていたら、隣にいたのは同じボロアパートの住人だった。
彼は賀茂神社の神を名乗り、“私”と後輩の明石の仲を取り持ってやろうと持ちかけるが…。
新番組。
原作は小説だそうな。
何というか、大学に入ってテニスサークルに入って、青春を謳歌しようとして失敗して、同じ境遇の悪友と周囲のカップルに不幸をもたらすようになり…。
って感じの経歴が1話で延々と自虐的に語られている。と言っても、あんま暗いイメージはなくて、くすっと笑える感じかな(ダークな笑いかも知れんが)。
個人的にはやや好みな感じだが、1話の最後にして、明石さんとくっつくチャンスが到来すると、後の話の展開とかどうすんだ? という気がしないでもない…。
彼は賀茂神社の神を名乗り、“私”と後輩の明石の仲を取り持ってやろうと持ちかけるが…。
新番組。
原作は小説だそうな。
何というか、大学に入ってテニスサークルに入って、青春を謳歌しようとして失敗して、同じ境遇の悪友と周囲のカップルに不幸をもたらすようになり…。
って感じの経歴が1話で延々と自虐的に語られている。と言っても、あんま暗いイメージはなくて、くすっと笑える感じかな(ダークな笑いかも知れんが)。
個人的にはやや好みな感じだが、1話の最後にして、明石さんとくっつくチャンスが到来すると、後の話の展開とかどうすんだ? という気がしないでもない…。
タグ : 四畳半神話大系
GENEZ 2-3
![]() | GENEZ-2 ジーンズ (富士見ファンタジア文庫) (2009/09/19) 深見 真 商品詳細を見る |
![]() | GENEZ-3 ジーンズ (富士見ファンタジア文庫) (2010/02/20) 深見 真 商品詳細を見る |
(2巻)オンラインゲームにはまって、睡眠不足でフラフラになる謙吾。周囲の心配をよそに、今日も気の合うプレーヤーとゲームにはまる。だが、そのゲームの発売元にきな臭い噂があり…。
(3巻)ユキナに調理実習で作った料理をもらったりと青春まっただ中の謙吾。そんな時、ユキナの故郷から妹弟子・越智佐鳥が学園に訪れる。故郷の祭りにユキナが必要とのことで、一行は、ユキナの故郷に赴くことになる…。
2009年9月に2巻、2010年2月に3巻が発売(前の紹介はこちら)。
書いたつもりで2巻の感想を書くのを忘れてた。。。
セカンドヒロイン・七湖の登場(いや、彩離がセカンドで、七湖はサードか?)。天才的なハッキングの才能がもたらした過去で、重度の人間不信に陥っていた七湖が、ゲームで知りあった謙吾の人柄に惹かれ、発売元の会社を調べた挙げ句、追われる身となって謙吾に助けられることに…。そりゃ、惚れるわな。ただ、助けられて学園に来たら、人間不信が治っちゃってるような気がするが…。
その過程で、敵であるバビロン・メディスン側のギルガメッシュも出てきたりして、なんか泥沼の戦いの予感が…。しかも3巻ではユキナの姉(やっぱりナイチンゲール)が出てきて、敵側についたり、少年だった謙吾を訓練施設に入れた父親もやっぱり敵側で出てきたりして、なんか敵側ばっかり有利になるなぁ、みたいな。いちおう、毎回、目的は達成してるけどね。
う~ん、スーツ着込んで戦闘シーンが少ないなぁ。ストーリーとか、恋愛方面も大事だけど、せっかくの設定と舞台なんだから、もう少し派手なアクションが…。
★やまぞ~的評価:○
→4巻の紹介はこちら
ゆうれいなんか見えない!
![]() | ゆうれいなんか見えない! (GA文庫) (2010/04/15) むらさき ゆきや 商品詳細を見る |
小中学校と幽霊が見えたせいで変人扱いされた調敦志(しらべ あつし)は、高校こそ普通に生きようと、自分に“幽霊なんか見えない”と暗示をかける。だが、入学式に向かう通学路で幽霊に絡まれてしまい、難儀しているところに、可愛い小学生の女の子・鞍馬依(くらま より)から声をかけられる。“めずらしいもの巻き付けてますね”…。
2010年4月に発売。
幽霊やら妖怪やらが見える上に、特殊な目を持っているために妖怪につけ狙われてしまう、普通を目指す少年の話。…まあ結局、幽霊退治を頑張る女の子に協力して、自分の力を認めることになるって流れなんだが。能力としては、見えるのがメインだから派手な活躍はヒロイン(?)の依だのみなんだけどね。。。
しかし、巨乳な生徒会長とか、敦志を気にかけてくれる可愛いクラスメイトとかいるのに、何で小学生かなぁ。まあ、プラトニックで大切にしようって感じなので、その辺はまあいいのだけれど。
う~ん、妖怪に狙われてて、依やら他の人にも迷惑かけてるのにうじうじしてる主人公ってのがやっぱり今一つ。クラスメイトには変に思われたくないから、学校では依ともあまり話さなかったりするしなぁ。。。
★やまぞ~的評価:○
タグ : ゆうれいなんか見えない!むらさきゆきや
会長はメイド様!5
![]() | 会長はメイド様! 5 (花とゆめCOMICS) (2008/05/02) 藤原 ヒロ 商品詳細を見る |
さくらに誘われて、美咲は夢咲高校の男子生徒たちと会うことになった。さくらがファンをしているバンドのメンバーらしい。放課後、友達と遊ぶというのを楽しみにしている美咲に対して、拓海は…。
2010年4月に9巻が発売。5巻を読んだ(前の紹介はこちら)。
あらすじに書いた1話目は単発。この巻のメインは、前に出てきた金持ち高校の生徒会長・五十嵐虎が、美咲のバイトするメイド喫茶“メイド・ラテ”を買収しようとする話。跡地を執事喫茶にするという話で、その執事喫茶用の従業員のオーディションに潜り込んでいい成績を残し、話を撤回させようとして…。って感じで、途中でアクシデントがあったりした結果、拓海と美咲(男装)が組んでオーディションを乗り切ることに。まああとは美咲の熱意を受けて、拓海が無茶やってというパターン。
で、おまけとして美咲が後日、拓海の家に見舞いに。ああ、そうだろうとは思ったけど、美咲、料理ダメなんだね。なんかしおらしくなって、拓海に慰められていい雰囲気になって…。ってココから進まないんだよな、この2人。徐々に仲良くなっては来てるのかもだけど、あんまり進んでない気もするなぁ。
しかし、五十嵐虎って一発キャラじゃなかったんだ。再登場したって事は、また出てくるよなぁ。
★やまぞ~的評価:◎
→6巻の紹介はこちら
さらい屋五葉 第1話「形ばかりの」
地元で暇を出された侍・秋津政之助は、江戸に出てきて用心棒をしながら食いつないでいたが、頼りなさげな雰囲気と押しの弱い性格で満足に仕事につけないでいた。
そんな時、雇ってくれた弥一という男。
食事までおごってもらい、用心棒をするものの、実は弥一は人さらいの“五葉”という集団の頭目だった…。
新番組。
原作はコミックらしい。
時代劇ちっくな感じの雰囲気はいいんだけど、なんかキャラの目がこわいなぁ(笑)
弱そうな見てくれの政之助が実は強いってのは、お約束といえばお約束かな。OPを見てると、“五葉”っていっても政之助が入って5人だね。
しかし、人さらいってテーマでネタが持つのかね…。
そんな時、雇ってくれた弥一という男。
食事までおごってもらい、用心棒をするものの、実は弥一は人さらいの“五葉”という集団の頭目だった…。
新番組。
原作はコミックらしい。
時代劇ちっくな感じの雰囲気はいいんだけど、なんかキャラの目がこわいなぁ(笑)
弱そうな見てくれの政之助が実は強いってのは、お約束といえばお約束かな。OPを見てると、“五葉”っていっても政之助が入って5人だね。
しかし、人さらいってテーマでネタが持つのかね…。
タグ : さらい屋五葉
まよチキ!3
![]() | まよチキ! 3 (MF文庫 J あ 7-3) (2010/04/21) あさのハジメ 商品詳細を見る |
奏に告白され、戸惑って距離を置く近次郎。文化祭が近づくある日の朝、近次郎を原付バイクではねた女の子は、妹・紅羽の所属する手芸部の宇佐美マサムネ。スバルのファンの集団同士の争いを乗り切るために、近次郎に恋人のフリをしろという!
2010年4月に3巻が発売(前の紹介はこちら)。
新キャラ登場。
クセはあるんだけどなぁ…。奏みたいに周囲を巻き込んで騒動を起こすというキャラではないので、この巻は近次郎とマサムネ中心に話が進む。う~ん、今ひとつ、一応、スバルがヤキモチめいた感じにはなってたりして、それなりに面白いとこもあるんだけどね。盛り上がったところでは、スバルとか奏がからんでるしな。この後も出てきそうだけど、どうせ出すなら奏みたいなキャラを出せばいいのに。ってまあ収拾はつかなくなりそうだけど。
そういえば一応、文化祭の話だったんだけど、印象薄いなぁ…。
★やまぞ~的評価:○
→4巻の紹介はこちら
タグ : まよチキ!
裏切りは僕の名前を知っている 第1話「刻、動き出す」
身寄りがなく養護施設で暮らす桜井夕月(さくらい ゆき)は、最近、愛しい人が自分の元を去っていく女性の夢を見ることが多かった。
また時折触れた相手の感情が分かることがあり、同級生の宇築の母親との確執はよく読み取って心配していた。
だが、隠していたことに触れられた宇築は、夕月を恨み、“死ね”と書いた手紙を出していた。
ある日、夕月に我慢ができなくなった宇築は、どこからともなく聞こえた声に従い…。
新番組。
原作はコミック。“月刊ASUKA”だから女性向けだよなぁ。
とりあえず見たんだけど、夕月の前世は女性で、恋人だった男は、そのままの姿で夕月を守る、みたいな。夕月の方も何やら懐かしい感じを覚えて…。
ってまさかBLじゃないよな。。。でも登場人物の男率が多いなぁ。それにプラトニックだったとしても転生した男と元恋人の男と…って。う~ん、やっぱ止めとこうかな。。。
また時折触れた相手の感情が分かることがあり、同級生の宇築の母親との確執はよく読み取って心配していた。
だが、隠していたことに触れられた宇築は、夕月を恨み、“死ね”と書いた手紙を出していた。
ある日、夕月に我慢ができなくなった宇築は、どこからともなく聞こえた声に従い…。
新番組。
原作はコミック。“月刊ASUKA”だから女性向けだよなぁ。
とりあえず見たんだけど、夕月の前世は女性で、恋人だった男は、そのままの姿で夕月を守る、みたいな。夕月の方も何やら懐かしい感じを覚えて…。
ってまさかBLじゃないよな。。。でも登場人物の男率が多いなぁ。それにプラトニックだったとしても転生した男と元恋人の男と…って。う~ん、やっぱ止めとこうかな。。。
タグ : 裏切りは僕の名前を知っている
死想図書館のリヴル・ブランシェ1
![]() | 死想図書館のリヴル・ブランシェ (電撃文庫) (2010/04/10) 折口 良乃 商品詳細を見る |
本好きでお人好しな黒間イツキは、物凄い早さで筆記ができること。このところ獣に追いかける夢にうなされていたが、ある日、その夢に2人の女性が出てくる。その女性から手渡された本“livre branche”はなぜか夢から覚めた時、イツキの部屋にあり…。
2010年4月に発売。
それと気づかずに買ったけど、“九罰の悪魔召喚術”(2巻の紹介記事はこちら)の作家さんの新タイトル。
“死想図書館”ってのは現実には存在しないけど、架空のものとして語られたりしている本が収められている図書館(と聞いて最初に浮かんだのが、民明書房だったりしたんだが…(笑))。ある時、それを管理する神様・エレキシュガルの力が弱まり、管理している危険な本が図書館から逃げだし、書かれていることが実体化しだす。で、その回収をするためにイツキが選ばれる。速記能力で“livre branche”に書くと、武器やらが実体化して、“livre branche”につながっている女性型のリブル・ブランシェが強化されたりする。しかし架空の本って、曖昧な…やろうと思えば何でも登場させられるというか。ただし、イツキがうまく想像できないものはうまく実体化しないらしい。
という感じで、なんか設定が多い。イツキが人から恐がられる凶悪な人相をしていたり、妹を溺愛してたり、微妙な関係の幼なじみがいたり…って本編に関わっては来るけど、属性多すぎるだろ。まあ、その辺がさらっと書かれてて、あんまり設定がっつりって印象は受けないのはいいかな。
ついでに、女性型のリブル・ブランシェは無表情でエロトーク(本人?は真面目に)をかますようなキャラ。“下僕”を自称するくせに言うこと聞かないって…こっちも難儀だなぁ。
けっこう面白いんだけど、いろんな設定がありすぎて、それを活かすためにあっちこっちしてる感じもあるなぁ。もう少しシンプルだと◎な感じ。
★やまぞ~的評価:○
→2巻の紹介はこちら