カネは敗者のまわりもの3
現世に戻った敗斗は、メリアとクロエにかしずかれて華やか(?)な生活を送っていたところ、家賃の滞納により大家の白雪奏美に奴隷にされてしまう。引き回されているところで、なぜかクレジットカードに魔石の支払が必要と言われ身構えるが…。
2018年10月に3巻が発売(前の紹介はこちら)。
ということで現世に戻ってハーレムかと思ったら、家賃払ってないとか何というか基本的な。。。
そのまま大家さんの事情に巻き込まれて、やっぱり取引の世界で理不尽に立ち向かうことに。。。いや、むしろ敗斗の方が理不尽か。何といっても“魔王”だからな。
ああでも、最後のしかけは相変わらずというか、中途半端な作戦で勝ちを狙うなぁと思ったら…。ま、らしいけど(笑)
★やまぞ~的評価:○
タグ : カネは敗者のまわりもの玖城ナギ
新九郎、奔る!1
かつて神だった獣たちへ8
シャールにせがまれ、エレインの、そして自らの過去を話すことにするハンクだったが…。
2018年8月に8巻が発売(前の紹介はこちら)。
ということで今回は全編過去編。というか次巻もけっこうかな。いよいよってところで終わっちゃったから。というか、擬神兵のこととか出てこなかったし(笑)
それにしてもハンク、最初っから身体能力は高かったのか。だから変身しないでもやりあえてるってことかな…?
★やまぞ~的評価:○
→9巻の紹介はこちら
タグ : かつて神だった獣たちへめいびい
辺境貴族、未来の歴史書で成り上がる1
隣国との戦争で親を亡くして跡を継いだ辺境の貧乏貴族アルト。遺品を整理していて見つけた召喚陣から呼び出された精霊に渡されたのは未来を書きかえることのできる歴史書だった。半信半疑ながら使ってみて、その効果を実感し、自分の理想である楽して暮らすためにその歴史書を使おうとするが…。
2018年10月に発売。
“永劫回帰のリリィ・マテリア”(1巻の紹介はこちら)とか“じゅっさいのおよめさん”(紹介はこちら)とかの作者の新作。
なんでもできるわけではないので、その規則を探りながらだったりするんだけど、ダメなモノは書き込んでも消えちゃうので、最後の方は書きまくってどれが正解か試してみる的になってたような…(笑)
途中までは順調に領地を盛り上げてたんだけど、ちょっと色気を出したらなんか余計な方向に話が広がっていて…ってな展開。こういう計算違いで予想以上の効果を生み出して困った的な話はけっこう好き。
全体としてはけっこう面白かった。
★やまぞ~的評価:◯
→2巻の紹介はこちら
倫敦塔の鵺
時代は15世紀の中世欧州。百年戦争後のロンドンは荒れていた。研究好きなアルフレッドは戦場帰りの犯罪者を逮捕して収容する倫敦塔で看守を勤めていた。女監獄長ウィルヘルミナの命を受け、予言者にロンドンを守ると告げられた「肩胛骨に紋章のある者」ヌエのおもり役になるが、彼女は錬金術により生まれた戦場で敵無しの翼人だった…!?(裏表紙の紹介より)
2018年7月に発売。
戦場で、捕り物で大活躍のヌエだけど、今ひとつ常識と仕事に対する緊張感がなくて、それを注意するアルフレッドなんだけど、けっこうヌエのペースに巻き込まれちゃったり。まあ、ヌエも悩んでるところはあるから、そのあたりは偏見のないというか研究バカなアルフレッドとはいいコンビかもって感じ。ヌエの成長も見られて、全体としてはまあまあ面白かったかなぁ。。。
★やまぞ~的評価:○
<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-8
モノクロームを倒した特典装備の性能をチェックするレイ。だが、どうにも中途半端な性能の感が否めない。そんな中、シルバーを所有していることで、新しいジョブにつけると知ったレイは、そのジョブを獲得できる場所へ向かうことにし…。
2018年9月に8巻が発売(前の紹介はこちら)。
ジョブ獲得のためのクエストとか、なんかゲームっぽい。聖騎士の時はなりゆきで条件満たした感じだったしなぁ。しかも、大規模な動きになるとバランスブレイカーな超級が出てくるし。。。まあ、今回も出て来るんだろうけど、って思ってたらやっぱり(笑)
ビースリーがリアルの用事で離れて、新しい道連れができて…なんかまた厄介事に巻き込まれそうな。。。
★やまぞ~的評価:◯
→9巻の紹介はこちら
弓塚いろはは手順が大事!3
街中で出会って一緒にショッピングをし仲良くなったいろはと英梨以。名前で呼び合う二人をうらやましく思い、守がこっそり事情を聞こうとすると英梨以が自分のことを名前で呼んでみろとからかい…。
2018年7月に3巻が発売(前の紹介はこちら)。
で、そこを聞かれたいろはがムスっとして、自分のことも名前で呼べと守に言って…お互い照れて苗字呼びに戻るという。何のこっちゃ(笑) まあ“手順が大事”ってことか。
守のライバルか?ってのも登場したり(結局、誤解だったけど)、二人がじんわり自分の気持ちを確かめるタイミングができて…満を持して(笑)デートして…あれ? なんか急展開の予感が。。。
★やまぞ~的評価:○
タグ : 弓塚いろはは手順が大事!由伊大輔
終末のアダム
御槌錬は、夢で見たのとそっくりな少女が現実の世界で男達に襲われているところに遭遇し、思わず助けに入って殺されそうになったものの、自分ではないものに操られるかのように彼らを倒してしまう。その場に居合わせた女性との奇妙な縁で非日常の世界に巻き込まれていき…。
2018年10月に発売。
“まかでみックス”(最終9巻の紹介はこちら)とか“ストレイト・ジャケット”(最終11巻の紹介はこちら)とかその他諸々の作者の新作。
倒したチンピラが復讐に来たり、なんか宗教団体みたいのが関わってきたり…。とはいえ、巻き込まれる錬の方にも何やら事情はあるようで、両親が死に間際に何かいってたなぁ。妹の楓の方は今のところ一般人っぽいんだけど、これから覚醒したりするんだろうか。あるいは一般人で、実は錬とは本当の兄妹じゃなくて最後には結ばれる的な?
全体としては、まあまあ面白かったかな。
★やまぞ~的評価:○
開田さんの怪談
怖い話が苦手な生瀬だが、隣の席の開田さんはいつも怪談話をしてくる。効きたくなくてそっけない対応をすると、思わせぶりな仕草をして、もともと開田さんが好きなこともあってついつい話を聞いてしまうが…。
2018年8月に発売。
“ヘレンesp”(1巻の紹介はこちら)とか“兄妹 少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿”の作者の新作。
最近、ちょこちょこ見かける女の子がいじわる系の話かと思ったら…。いや、いじわるなんだけど(笑)、それ以上になんか怪談が真に迫ってるというか、グロ系の話が多くてかなり気持ち悪い。耐性のない人には向かないなぁ、これ。。。
そこを除けば、ネタの発想とか、開田さんが生瀬に話を聞かせようと気を引くところとかはいい感じ。全体としては、まあまあ面白かったかな。。。
★やまぞ~的評価:○