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ソフトウェアエンジニアの10%近くは実質何の仕事もせずに10万ドル超の年収を得ているというシリコンバレーの不都合な真実?

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先月の話だが、スタンフォード大学の研究者のツイートが波紋を呼んだ。彼の主張によれば、100社以上で5万人を超えるエンジニアのパフォーマンスに関するデータを分析した結果、「ソフトウェアエンジニアの9.5%は事実上、何の仕事もしていない」というのだ。

彼が調査したアルゴリズムによって決定された、ソフトウェアエンジニアの中央値の10%以下のパフォーマンスしか示さないエンジニアを「ゴースト・エンジニア(Ghost Engineers)」と呼んでいる。

もちろん、彼の研究にはすぐにいくつか疑問点が浮かぶ。この記事を書いたジェイソン・コーブラーも、コードコミットやコード分析だけで判断できない貢献をしている人の仕事はどうなのか、また意味のないアップデートをプッシュしたりすれば簡単にごまかせるのではないかと研究者に質問している。

この研究の詳細はまだ発表されておらず、査読も経ていないのには注意が必要だが、近年のテック企業における大規模なレイオフ、労働者を監視するツール(一分以上マウスやキーボードの動きがないアイドル状態を検知ようなヤツですね)の需要、そして在宅勤務を止めてオフィス通勤を強いる方針は、この種の疑いを反映したものと言えるだろう。

そういえば、やはり先月イーロン・マスクが政府効率化局(DOGE)の仕事に関連して、オフィス勤務完全復帰方針(RTO: Return to Office)の義務化は職員を自主的に辞めさせるためであることを明言しているが、こういう研究によって、ソフトウェアエンジニアに対する締め付けが厳しくなるのではという危惧はありますわな。

Software Engineering Productivity Research というズバリな名前のサイトが、この研究プロジェクトのサイトである。

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