米Googleは現地時間2015年12月9日、定額制音楽配信サービス「Google Play Music」でファミリープランの提供を開始した。月額利用料14.99ドルで、最大6人がアクセスできる。
ファミリープランでは、3500万曲にのぼるライブラリーから広告無しで音楽を聴けるなど、月額9.99ドルの個人登録者向けに提供している全機能を利用可能。メンバーが各々のデバイスで同時に音楽をストリーミングでき、それぞれプレイリストを保存して、それぞれに合ったレコメンデーションを受け取れる。
米国ユーザーは、「YouTube」が米国で提供している定額制サービス「YouTube Red」にもアクセスできる(関連記事:YouTube、広告無しの定額制サービスを米国で提供へ、月額9.99ドル)。
Google Play Musicのファミリープランはまず米国、カナダ、英国、オーストラリア、フランス、ドイツで提供し、数日中にAndroid端末から登録できるようにする。その後、他の国にも提供を拡大する。Google Play MusicはAndroid端末のほか、iOS端末およびWebからアクセスできる。
競合サービスである米Appleの「Apple Music」はすでにファミリープランを提供しており、月額利用料はGoogle Play Musicと同じ14.99ドル。金額面で差は無いが、Google Play MusicではYouTube Redにアクセスできる点がアピール材料になると、複数の米メディア(The VergeやPCWorldなど)は指摘している。
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