VAIOは2015年12月9日、インターネットへの常時接続が可能なSIMフリーLTEを搭載可能なモバイルノートパソコン「VAIO S11」を発表した(写真)。直販サイトで販売するカスタマイズモデルを同日から受注開始し、量販店向けの標準仕様モデルを12月18日に発売する。価格はオープン。
11.6型フルHD(1920×1080ドット)液晶と第6世代Core Uプロセッサーを搭載したモバイルノートPCで、最大約15時間のバッテリー駆動が可能。LTEは国内の通信回線に最適化し、下り最大150Mbps・上り最大50Mbpsの高速通信に対応する。SIMフリーのため、好みの通信サービスを選べる。
ビジネスニーズに合わせて従来規格のVGA端子や有線LAN端子、フルサイズのSDメモリーカードスロットと、次世代規格のUSB Type-C端子を共に装備。ガラス繊維入り強化樹脂をベースにした高剛性・高耐久性ボディを採用した。本体寸法は幅284.0×高さ19.1×奥行き190.4mm、重さは約920~940g(仕様による)。
個人向け標準仕様モデルでは、Core i5-6200Uプロセッサーと4GBのメインメモリー、128GB SSDを搭載する。OSはWindows 10 Home。予想実勢価格は、LTE非搭載の「VJS11190111B/VJS11190211W/VJS11190311S」が14万9800円前後、LTE搭載の「VJS11190411B/VJS11190511W/VJS11190611S」が15万9800円前後。
カスタマイズモデルは、Core i7-6500U/i5-6200U/i3-6100Uプロセッサー、最大8GBのメインメモリー、128/256/512GBのSSDなどを選択できる。OSは、Windows 10 Home/Pro、Windows 7 Professional(Windows 10 Proダウングレード)。個人向け「VAIO OWNER MADE」モデルが11万4800円から。法人向けカスタマイズモデルが11万9800円から。
合わせて、新しい直販サイト「VAIO STORE(VAIOストア)」を12月9日に開設した。VAIO PC本体に付加価値を付けた製品を取り扱う。第1弾として、NTTコミュニケーションズと共同提供するLTE通信サービス「VAIOオリジナルLTEデータ通信SIM」および、S11とのバンドルパッケージを販売する。PC単体製品は、従来通りソニーストアと量販店で取り扱う。
VAIOオリジナルLTEデータ通信SIMは、通信速度200kbpsで24時間365日常時接続できるほか、一時的に最大150Mbpsの高速通信が利用できる。料金プランは「手間なし1年間プラン」(高速通信32GB分付属)が1万3800円、「手間なし2年間プラン」(同64GB分付属)が2万2800円、「手間なし3年間プラン」(同128GB分付属)が3万2800円。S11とのバンドルパッケージ「VJS1118」シリーズは14万3600円から。
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