東陽テクニカとパステル・ネットワークスは2014年9月25日、IT機器の性能ベンチマークを依頼できるサービス「@benchmark」において、ちょうど10製品めとなるベンチマーク結果レポートを公開した(写真)。今回ベンチマークして結果レポートを公開した機器は、米A10 Networksの中小企業向け負荷分散装置「Thunder 1030S」である。
前提となる@benchmarkとは、IT機器のベンチマークテストをユーザー企業に代わって実施し、結果をレポートする会員制サービス。東陽テクニカが2014年4月から提供している(関連記事:IT機器の性能ベンチマークを依頼できる月額5万円の会員制サービス)。テスト結果は依頼企業名を伏せた形で会員間で共有する。
会員企業は、自社の運用に合わせてパラメーターを設定済みのIT機器を持ち込んで、テストを依頼する。東陽テクニカでは、サービス開始から記事執筆現在までに10製品をベンチマークし、それぞれの結果レポートを作成してきた。今回、ちょうど10製品めとなる結果レポートを公開した格好である(記事末の表)。
今回ベンチマークしたIT機器は、A10ネットワークスが2013年8月から出荷している中小企業向け負荷分散装置のThunder 1030Sである(関連記事:A10ネットワークス、新プラットフォームの負荷分散装置にエントリー機を追加)。Thunder 1030Sの価格(税別)は、2013年8月時点で349万9000円。ベンチマークでは、やり取りするデータのサイズを64バイトから1Mバイトの間で変えつつ、各種の動作モードや条件ごとに、1秒当たりのTCPコネクションの件数とHTTP/HTTPSスループットを計測した。
ベンダー | 製品名 | 製品の概要 | レポート作成日 |
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米A10 Networks | Thunder 1030S | 中小企業向け負荷分散装置 | 2014年9月25日 |
台湾のQuanta Computer | QuantaMesh T3040-LY3 | データセンター向けスイッチ | 2014年9月5日 |
ヤマハ | RTX810 | VPNルーター | 2014年8月26日 |
アライドテレシス | x510-28GTX(レイヤー3) | スイッチ | 2014年8月7日 |
アライドテレシス | x510-28GTX(レイヤー2) | スイッチ | 2014年8月7日 |
米Fortinet | FortiGate-40C | UTM | 2014年7月4日 |
米Palo Alto Networks | PA-3020 | 次世代ファイアウォール | 2014年5月22日 |
米Cisco Systems | Cisco 1921 | ルーター | 2014年5月19日 |
インドのCyberoam | CR25iNG | UTM | 2014年4月18日 |
ヤマハ | RTX1200 | VPNルーター | 2014年3月26日 |