写真1●2015年9月25日に発売された「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」
写真1●2015年9月25日に発売された「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」
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 2015年9月25日にアップルの「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」が発売された(写真1)。初速は上々のようだ(関連記事:iPhone 6s/6s Plusの販売台数、最初の3日間で1300万台突破、記録更新)。業界内では、Appleのビジネスを支えるだけの満足いく台数を販売できそうだという楽観的な見通しが強い。

 ユーザーのiPhoneに対する高いロイヤルティーを背景にして、2年以上利用した既存のユーザーを確実に買い換えさせることができれば、前年を上回って台数が積み上がっていく。米国では1年ごとにiPhoneを買い換えやすくする「iPhone Upgrade Program」を導入し、買い換えサイクルの短縮をもくろんでいる。

 ライバルのAndroidユーザー向けには、データ移行アプリを提供し、ユーザーを“引き抜く”施策も強化している(写真2)。

写真2●AndroidからiPhoneへの移行促進も
写真2●AndroidからiPhoneへの移行促進も
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 「iOS 9」は先行して9月16日にリリースされたが、3日間で早くもiOSユーザーの50%がアップデートするなど、こちらも反応が良いようだ。しかし、このiOS 9に搭載されている機能を巡って、Web業界に波紋が広がった。

 それは、iOS 9の標準Webブラウザー「Safari」において、「広告を非表示にできる」機能だ。