米Facebookは現地時間2014年6月25日、従業員の多様性に関するデータを公開した。それによると、全世界のFacebook従業員のうち男性の割合は69%、女性の割合は31%で、管理職になると男性の割合が8割近くに上昇する。

 技術系従業員は男性が85%と圧倒的に多く、女性は15%にとどまる。非技術系従業員は男性が53%、女性が47%でほぼ半々だった。管理職を見ると、男性の割合は77%にのぼり、女性はわずか23%だった。

 米国従業員の人種構成は、白人が57%、アジア系が34%。ヒスパニック系が4%、黒人が2%となっている。技術系は白人が53%、アジア系が41%で、ヒスパニック系は3%、黒人は1%。管理職は白人が74%と他の人種に大きく水をあけ、アジア系が19%、ヒスパニック系が4%、黒人が2%だった。

 Facebookはこれらデータについて「我々にはまだ多くのなすべきことがある」としながらも、「改善に向けて取り組みを進めている」と強調した。

 なお米Googleと米Yahoo!も同様のデータを公開している(関連記事1:Googleが従業員の構成比データを開示、「目指す多様性にほど遠い」、関連記事2:Yahoo!従業員の約4割が女性、リーダーは約8割が男性)。Googleの全従業員のうち男性の割合は70%、女性は30%で、管理職に限ってみるとそれぞれ79%と21%となる。Yahoo!は全従業員における男女の割合は62%と37%、管理職ではそれぞれ77%と23%となり、いずれの企業も特に管理職で男性優位の傾向が強い。

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