ルクセンブルクのSkype Technologiesは現地時間2011年6月30日、Android搭載スマートフォン向けアプリケーションの新版「Skype for Android 2.0」を発表した。新たにビデオ通話機能「Skype Video Calling」を追加した。Androidアプリケーション販売サービス「Android Market」あるいはSkypeのWebサイトから無料で入手可能。
新版では、Wi-Fi接続または第3世代(3G)ネットワーク接続により、他のSkypeユーザーと1対1の無料ビデオ通話ができるようになった。通話相手はAndroid端末のほか、iPhoneやMac、各種Windows搭載パソコン、テレビなどを利用可能。現在、Skypeへの同時アクセスユーザーは約3000万人で、50万人がビデオ通話を使っているという。
ユーザーインタフェースのデザインも改良した。連絡先情報へのアクセスやSkypeプロフィールの変更を行うためのメインメニューを設け、有料サービスの支払い機能「Skype Credit」の残高も手軽に確認できる。さらに、アプリケーション内からSMSメッセージを送信できるようになった。
対応OSはAndroid 2.1以降。ビデオ通話機能を使うには、Android 2.3以降とフロントカメラを備えている必要がある。ビデオ通話が可能な機種は、台湾HTCの「Desire S」、日スウェーデン合弁Sony Ericsson Mobile Communicationsの「Xperia neo」と「Xperia pro」、米Googleの「Nexus S」など。
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