スターロジックは7月31日,同社の低価格オーダーメイド・システム構築サービス「ギョイゾー」の価格を改定した。従来は1インフォセット(1帳票と入力や承認のワークフロー)が9万8000円だったが,新価格ではアプリケーションと基盤に分離し,それぞれ2万9800円から,最小構成で総額5万9600円からとした。2008年9月末まではキャンペーン価格で4万9600円から提供する。
「ギョイゾー」はスターロジックが2008年4月から開始したオーダーメイド・システム構築サービス。オープンソース・ソフトウエアなどを活用したフレームワークを開発し,アプリケーションを定型化することで開発生産性を高め,低価格を実現したという。低価格だが画面はFlashによるリッチ・クライアントで操作性を追求,またサーバー側はスターロジックが大規模なシステムに適用したJavaによるシステム基盤を使用しており,サーバーを増強すれば数千人で利用できるとしている(関連記事)。
スターロジックでは「従来の価格がわかりにくかったため,価格体型を改定した」という。新価格では,システムをアプリケーションとシステム基盤に分ける。アプリケーションは帳票(書類)1種とそれを作成する入力や承認のワークフローを「ギョイゾー1頭」と呼び,1頭を2万9800円で作成する。2008年9月末まではキャンペーン価格として1頭を1万9800円で提供する。オプションとして業務ルール(与信残高の算出など)を1万4800円で,CSVファイル取り込み機能を1万円で,添付ファイル・アップロード機能を1万円で作成する。
基盤部分は「ギョイベース」と呼び,ユーザーが2人までの場合は2万9800円,10人までの場合は9万8000円,30人までの場合は19万8000円,100人までの場合は49万8000円,500人までの場合は199万8000円,1500人までの場合は499万8000円,ユーザー数無制限の場合は2999万8000円とする。
メンテナンスの詳細価格も設定した。データ項目の修正は1回6980円,ワークフローの修正は1回2980円,権限の修正は1回1980円。電話による問い合わせは1回1500,メールによる問い合わせは1つのテーマにつき1000円。訪問点検は1回,バックアップ作業込みで7980円。ギョイベース再設置作業が1台1回2万9800円。
障害復旧作業もメニュー化した。平日の昼間(8時から18時)が1万円,平日の深夜と早朝(22時~8時)が1万6000円,土・日・祝日の昼間(8時から18時)が1万2500円,土・日・祝日の深夜と早朝(22時~8時)が2万円など。