Ubuntu Japanese Teamは2008年4月25日,Linuxディストリビューションの新版「Ubuntu 8.04 LTS 日本語ローカライズド Desktop CD」を正式リリースした。Wubiと呼ぶツールにより,パーティションを分割することなくWindows上にインストールすることが可能になったことなどが特徴。
WubiによるUbuntuのインストールは,Windows上でwubi.exeを起動し,ユーザー・アカウント名とパスワードを入力し「インストール」ボタンを押すだけで行うことができる。Windowsを再起動すると起動時にWindowsとUbuntuのどちらかを選択できる。アンインストールは,Windowsの「プログラムの追加と削除」で,通常のWindowsアプリケーションと同じように行うことができる。
また,Firefox 3 Beta 5がデフォルトのブラウザとなるなど,多くのアプリケーションがバージョン・アップされている。GNOMEは2.22,Linuxカーネルは2.6.24となっている。
LTSはLong Term Supportを意味しており,Desktopと同時にリリースされたUbuntu 8.04 LTS Server Editionは5年間のサポートが予定されている。
Ubuntu 8.04 LTS 日本語ローカライズド Desktop CDはUbuntu Japanese Teamのホームページからftpまたはbittorrentでダウンロードできる。またUbuntu 6.06 LTSと7.10からのアップグレードも可能。
◎関連リンク
◆Ubuntu 8.04 LTS 日本語ローカライズド Desktop CD リリース(Ubuntu Japanese Team)
◆Ubuntu 8.04 LTS の新機能(Ubuntu Japanese Team)
【変更履歴】ブート画面と「プログラムの追加と削除」によるアンインストール画面を追加しました。[2008.04.27]