米Googleは2008年3月第3週,米Appleのスマートフォン「iPhone」が革新的なモバイル機器であると認めながらも,Googleが提供する予定の携帯電話機向けプラットフォーム「Android」と比べると,いまだに制約の多さが際立つとした。
Googleモバイル・プラットフォーム担当グループ・マネージャのRich Miner氏によると,「Appleはある種のiPhone用アプリケーションの開発を許可しないし,iPhoneのマルチタスクは本物でない」という。例えば,ユーザーが何か作業をしていると,その作業と関係ないカスタム・アプリケーションはバックグラウンドで止まっている。
もちろんMiner氏の発言は間違っていない。しかし,iPhoneの成功がこうした制約で頭打ちになるとは思えない。Googleが何らかの形でiPhoneと同等の成功を収めるプラットフォームを作りたいのなら,するべきことが間違いなく大量にある。