アッカ・ネットワークスは8月30日,モバイルWiMAXを利用した「次世代高速無線通信の参入でNTTドコモと連携」とする一部報道に対し,「決定した事実はない」と発表した。「報道の内容はともかく,第3世代(3G)携帯電話事業者を含め,幅広く交渉している。決定次第,発表する」(広報)という。
一方,NTTドコモは「アッカ・ネットワークスと交渉している事実はあるが,具体的に決まったことではない。その他の交渉状況も回答できない」(広報)とした。
その他の事業者のコメントは以下の通り。KDDIは「免許取得に向けて各方面と交渉しているのは確かだが,それ以上はノー・コメント」,ソフトバンクは「イー・アクセスを含めて様々な相手と交渉しているが,現時点では決まっていない。交渉先はノー・コメント」,イー・アクセスは「ソフトバンクとの共同による事業化に向けたフィージビリティ・スタディは発表済み(関連記事)。提携先は広範囲に打診しており,固まり次第発表する」とした。
このほか,TBSは「参画の打診を受けているのは事実だが,まだ提案の段階」,JR東日本は「複数の企業から参画の打診を受けている。社内で検討している段階で,参画は未定」,三井物産は「WiMAXの事業に興味を持っている。いろいろな可能性を複数の関係者と協議している」という回答だった。
■変更履歴 初出では最後のコメントに発言者の記載がありませんでしたが,三井物産のコメントでした。本文は修正済みです。 [2007/08/31 07:05] |