米NPD Groupは米国時間1月16日に,米国における子供のデジタル・コンテンツおよびエンターテインメント利用に関する調査結果を発表した。それによると,2~14歳の子供のあいだでは,民生電子器機の利用としてゲームのダウンロードが最も普及しているが,映画やテレビ番組および音楽ビデオのダウンロード視聴やビデオ・コンテンツのストリーミング再生も,25%の子供が行っている。

 
「子供はますます技術に精通してきており,ビデオ・ゲームで遊ぶほか,わずか2歳でコンテンツを携帯電話やパソコン,携帯型デジタル音楽プレーヤにダウンロードしている」(NPD Group)。

 子供がビデオ・ゲームに費やす時間は1回あたり平均44分。携帯型デジタル音楽プレーヤでも同様の時間,音楽を聞き続けるという。

 また携帯電話の使用は,2~5歳の子供ではわずか15%だが,11~14歳になるとその割合は62%に拡大する。

 デジタル・コンテンツのダウンロードについては,7歳の子供で10%強,10歳で22%,14歳で50%が実行している。

 なお,インターネット接続環境にある子供の4分の3がインターネットを利用し,約半数は親などの助け無しにオンラインにアクセスしたりネット・サーフィンしたりできるという。

 「子供は生まれつきデジタル・コンテンツに慣れている。彼らにとって,エンターテインメントのデジタル・ソースは決して新しいものではない。販売事業者は,子供が欲しがるコンテンツや技術を提供して,競合社より一歩先を進むことが重要だ」(NPD Group)。

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