音空間事業本部 野澤 由香
1.コンセプト
年間500件以上のライブ会場で収録する(株)SCIの「8号車」が新設された。車両はFRP素材により軽量化を図り、コンソールは音質を重視したアナログNeveを搭載。内装に関しては、天井から前方バッフル面へと続く仕上げに柱状拡散体を配置し、天井?床間の音場を調整。壁面裏も音場調整しつつも省スペース化を図り、出来るだけ有効スペースを確保出来るように設計した。
2.お客様の声
我が社のポリシーとして既存概念にとらわれない、遊び心を取り入れると言うテーマがあります。今回提案いただいた拡散体を曲面状に配置しデザインとしても利用すると言うアイデアは車内のフラッター回避だけでなくデザイン的に柔らかさをかもし出し、広い車内空間と言う幾多の効果をもたらしてくれました。私どものビジネスでこの広いスペースは他ならぬメリットでクライアントへの最大のサービスとなります。実際車に入った方は開口一番「この車広いね~」と必ずおっしゃいます。我々のmm単位の無理なオーダーに誠実に答えていただいた結果です。野澤さんはじめ我々の思いつきとも言える要求に誠実に対応頂いた職人の皆様にも感謝の意を表させて頂きます。ありがとうございました。
システム
コンソール/NeveVR48-48Mobile、モニターSP/ラージ・スモールtoセレクタブル、HDD/ProToolsHDX
車両後方
車両前方
外観