DLシリーズに併設することにより、航空機の運用に伴って発生する低周波音の長期間&無人測定を可能にします。また、低周波音の成分を多く含む回転翼機やプロペラ機については、音響解析と統計解析を組み合わせた機種の自動判定機能を実装しています。
DLシリーズに併設することにより、航空機の運用に伴って発生する低周波音の長期間&無人測定を可能にします。また、低周波音の成分を多く含む回転翼機やプロペラ機については、音響解析と統計解析を組み合わせた機種の自動判定機能を実装しています。
予め収録しておいた航空機の機種毎の音声波形(実音)を音響解析することにより、低周波音域における特徴周波数成分(音響データ)を抽出し、機種毎のデータベースを作成します。各機種のデータベースについて、個々に統計解析による最適化を行い、機種毎の予測モデルを作成しておきます。
発生している低周波音の音声波形(実音)を取り込み、音響解析により低周波音域における特徴周波数成分(音響データ)を抽出し、機種毎の予測モデルに当てはめることにより、各機種の予測確率値を算出します。低周波音自動測定装置では、低周波音圧レベル計の測定データ(1/3オクターブバンド音圧レベルやG特性音圧レベルなど)を1秒毎にデジタル値で収集するとともに、機種毎の予測確率値も1秒毎にリアルタイムで算出し、連続記録します。 詳細は「技術ニュース第40号」にて解説しております。
低周波音自動測定装置の測定結果は、専用の集計ソフトウェアによる分析・評価が可能です。観測された個々の航空機騒音について、環境省の物的苦情及び心身に係る苦情に関する参照値等と合わせて1/3オクターブバンド音圧レベルとG特性音圧レベルをグラフ表示し、参照値を超過したか否かを直感的に確認することができます。もちろん、自動判定された機種の情報を併せて表示することも可能です。
また、航空機騒音が発生した区間における参照値等の超過秒数を周波数毎に集計し、日報帳票として出力する機能も用意しております。