つぶやき 05/14/2000
携帯用MP3プレイヤーに興味が沸いている最中、SOTEC から廉価型の MP3 プレ
イヤーが発売されたのでちょい買ってみることにする。
最近は CD を買ってきても即座に MP3 に落とし、部屋のなかではその MP3 の
方を聞くといった慣習が定着している。ここまで生活に MP3 が浸透している
ならばそれをそのままの形で可搬したいと思うのは当然のこと。んが、私は
今まで MD派だったのでなかなか思い立つまでに時間がかかったのですな。
申し込んだのはインターネット直販で木曜の夜の事だったのだが、その二日後
の土曜日昼に物が届いてちょっとびっくり。なかなかやるな!!>SOTEC BTO 課
さっそく物を試す。
MP3用メモリーは内蔵でフラッシュ16MB、拡張はスマートメディアで32MBまで。
つまり最高で 48MB 「しか」サポートされていない。これでは、標準的なアル
バム1枚が入らない計算である。つまりメモリーは大分少ない。
値段の安さも相まってお気楽入門用といったところか。
マニュアルを見ると、本機でスマートメディアは特殊フォーマットで使用し、
その後他の機器でも使用できるよう標準フォーマットをかけるコマンドがある
のだけれども、これが 64MB に対応していないらしい。ってことはひょっとし
たら 64MB のスマートメディアを使うだけ使うことはできるんじゃないかと
思うのだが物が無いので確認できず。
使ってみるとちょっと問題が。
プレイ開始時に音声の頭の部分が 0.2〜0.3秒くらい欠けるのだ。(トラック
移動後やポーズ解除後も含む) 曲頭がばっさり無いのはかなりきつい。
単に個体の問題か、機種の問題かは不明なので SOTEC に問い合わせてみる
ことにしよう。
あとデータ転送ソフトがちょっと安っぽい。パラレルポート転送なのだけど
パラレルのI/Oポートを直に叩いているのか、その他パラレルポートを使う
アプリケーションを排他しない。故にプリンタドライバーとかが普段なにか
信号を発するような形だとかち合ってエラーになりまくり。しょうがないの
でプリンタードライバーを削除。ま、これはプリンタードライバーによる
ので問題無しという場合も多いかと。
内蔵でフラッシュ 16MB というのは正直少ない。128KBbps の MP3 で 3〜4曲
と言ったところか。まあ、96Kbps くらいなら聞いていてそんなに大きく
違和感の無い質でもあるのでレートを落として容量を稼ぐという手も悪く
ない。
流石に 64Kbps まで落とすと再生時のレートが落ちるので露骨に音質が落ち
くぐもった感じになる。んが、通勤電車の中で聞くにはこれくらいでも我慢
できるんじゃないかなあとも思う。私は割り切りの人なのだ。
実際本当に音質にこだわって聞きたい楽曲ってのもそー無いし、お気に入り
レベルによってレート(音質)を変えて収録というのも有効ではないかと。
そういってあーでもないこーでもないとメモリーの中に積めて行くのも結構
楽しい。そんなこんなで 16MB でも 5〜6曲入って割と十分な気分。
ラジオ放送のエアチェックとか音質がぐっと低いのでモノラルにしてもり
もりレートを落とすと 7MB/1時間 ぐらいにまで縮んでみたり、流石にここ
まで行くときつい気もするけど。
総評としては結構気に入っていたり。i-Mac カラーのボディーとかデザイン
やサイズ的にも結構「ちょうどいい」感覚。音質も個人的にそんなに悪く
ないと思えるし。
ただ再生時に頭が欠ける現象、アレだけはなんとかならんものか。他は
気に入っているのでクーリングオフするのも惜しいんだよなあ。
そのまま使い続けてもよいんだけどさ。
# 16MB のスマートメディアを買ってきて合計 32MB にしてみたり
# さりげなくハマっていたり
でも MD プレイヤーはそのまま平行して使い続けると思う。
メディアの安さとか、交換の容易さとかまだまだメリットは多いし。
MD プレイヤーで不満なのはメディアへの録音が実時間なところだよなあ。
それが面倒で最近はあまり頻繁に録音作業をしなくなってしまった。
デジタルのくせに、とか思ってしまうあたり実はなんか違うのだろうけど。