これまでちりばめられてきた謎の真相が次々と明らかになる一方で、それに伴って物語のスケールが半端なく拡大していき、相変わらず「えーそこで終わるの?!」ってとこで次巻へ続く、ライトノベルSFシリーズ第6巻
伝奇アクションであり時間SFであることは当初から明らかだったわけだけど、人類史を巻き込むとんでもないスケールのループものであり、陰謀論SFであり、異星知性体と人類との絶望的な戦いを描く物語であることははっきりしてきた
登場人物たちの人間関係もじっくり進行しつつ、「ござる」日本語をしゃべるイケメン白人の新キャラクターも登場するという、相変わらず要素てんこ盛り作品。
筺底のエルピス 6 -四百億の昼と夜- (ガガガ文庫 お 5-6)
- 作者: オキシタケヒコ,toi8
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2019/01/18
- メディア: 文庫
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前半のあたり、わりとうまくいっている感じなので、逆に「あーこれ後半できつい展開がくるやつだー」って怯えながら読んでいたのだがw
4巻のアレほど、感情にくる奴ではなかった
ただ、4巻のアレがかわいく思えてしまう真相がやってきて、さらに最後の最後で「あれーこれ人類が終わってしまうのでは」という絶望的展開でしめられる
ところで、嫦娥4号の月面着陸に日本で一番焦ったのは、オキシタケヒコなのではないか疑惑w
結たちは、訓練を積みながら「勉強会」を続ける
叶とカナエ、2人となった彼女たちも、一時的に安定した関係となる
一方で、式務の一員となった百刈圭は、世界最大のゲート組織「I」との会談に臨むべく、渡米する
行先は、エリア51!
何故かついてくる貴治崎がめっちゃ強い
そして明かされる異星知性体の正体
繰り返されてきた捨環戦の記憶
百刈圭が、すげー強くなった
というか、彼のいまいちパッとしないところの意味付けが、逆転したというか、こう実はとんでもない能力だったとかなんとか