前足に障害があり、他の猫のように4本足で歩くことができない猫のカンガは、3年前、アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコにある動物病院に運ばれた。
当初安楽死させるしかないだろうと思われたカンガだったが、心優しい女性の手伝いもありSaving Grace Rescueというシェルターに保護された。
まだ生後4週間だったカンガは温かく抱きしめてくれる存在を求めていたのだ。
安楽死寸前のところ施設に保護されたカンガ
カンガは前脚の足首とヒジの間の骨が短くなってしまう橈骨(とうこつ)不全という先天的な症状を持っていた。
この症状を持つ猫は、4本足で立とうとすると前脚にあまりに大きな負担がかかるため、後ろ脚で立つ姿勢を取ることが多い。カンガもそうだった。
その姿はカンガルーのようだったので、“カンガ”と名付けられたのだ。
安楽死寸前だったところを保護されたカンガ。施設につくと2本足でぴょんぴょん飛び回り、助けてくれた人たちに鼻をこすりつけた。まるで助けてもらったことを理解しているようだったという。
まさにカンガルーのように箱から飛び出たり箱に飛び込んだり元気いっぱいだったそうだ。
カンガの姿に一目ぼれした里親候補が現れる
カンガの話を知ったジョイスさんとその家族は、カンガの動画を見て電撃に恋に落ちてしまう。そしてすぐに里親として立候補した。
「彼女の動画を見て一目ぼれしちゃいました。当時はとても小さかったんだけど、家につれてきた後のことばかり考えてました。もうじき避妊手術も受けさせなくちゃな~なんて」とジョイスさんは里親としての自覚たっぷりに語った。
そして2014年7月28日、ついにカンガはジョイスさんの家族となった。ここは同居猫、同居犬たちもいるにぎやか家族だ。
カンガは元気にすくすくと育っているよ!
新しいおうちのふかふかベッドでジャンプが止まらないカンガ
先住猫のスキットルさんはすぐにカンガを受け入れ、
我が子のようにカンガのお世話をしてくれているそうだ。
スキットルさんさんに甘えて一緒にお昼寝が日課だ。
大きくなったこと!
すっかり一人前の娘さんだね!
ハンディなんてなんのその。他の猫たちのように四本足で歩けない「かわいそうな猫」だと思われていたカンガは今、こんなにも元気で美しい猫になった。
ジョイスさん一家はカンガとの出会いをきっかけに、帰る家のない子猫たちのため養育ボランティアを開始した。
そこで気づいたのはカンガの世話好きで愛情深い一面だった。
カンガは誰よりも愛情深い猫だった
2015年、カンガの弟分にあたるヘクターを迎え入れた際、カンガはあっという間にお姉さんのようにふるまい始めたという。
「カンガは母性が止まらないようで、あっという間に子猫たちの保護者のようにふるまうようになりました。この写真はカンガが子猫たちが十分にご飯を食べているか見守っているところです。」
最近では、カンガと同じように障害を抱えている保護子猫のアレアラニがカンガさんのお宅でお世話になっているそうだ。
カンガさんはせっせと小さなアレアラニの世話を焼いているという。
アレアラニも頼れるカンガに懐いているようで、カンガのすることなすこと真似をして過ごしているんだそうだ。タフでキュートなカンガ姉さんから学ぶことは多いだろう。
前足が使えないということは、カンガにとって何のハンデにもなっていない。カンガはカンガなのである。何かと比較して落ち込んだりすることもないし、ありのままの自分を受け入れ、それで十分幸せなのだ。
via: Love Meow/Face Book1/Face Book2/などwritten by kokarimushi / edited by parumo
可愛い(´∀`*)
スキットルさんワロタ
猫だって背筋をぴんとのばして二本足でしっかり立つんだから
俺もしっかりと地に足つけて生きねば
前脚が悪いと直立を始めるってのが凄い
障害と個性の線引きは難しい、みたいな話を思い出した
※5 今人気のマンチカンはダックス同様、四肢が短いよね。人なら障害。スコティッシュは明らかに、猫でも障害。あの耳は軟骨の形成不全を表しており、障害は痛みを伴って全身に及ぶ(スコ病)。立ち耳との交配も獣医師は禁じている。
Pay it forwordっていう映画があったな
誰に言われなくても、貰った愛情のおすそ分けができるのはすげぇよ
自然界なら淘汰されてしまうであろう生命が、人間に世話をされているからこそ全うできる。強い運をもっているんだな
こないだも、前足二足歩行の子も紹介してたっけ
たくましいね
自力で顔を洗えないのは不自由だろうけど、これだけ仲間に囲まれてればご主人が顔をふいてやる必要はなさそうだね
なめんニャよ
なめ猫を思い出してしまった。
こういう姿見ると、人間の価値観で可哀想だからと安楽死とかしちゃいけないな
動物はどんなハンデがあっても生きたいんだよ
あかん・・・涙が・・すまん・・
もしかして人類の誕生って…
なんて思っちゃうね。
前回の記事も気になって見てみたら、ヘクター君が迎え入れられた所までは紹介されてたんだね
今回は更なる成長したお姉さんっぷりが見られて嬉しい
後肢ばかり使うから二足歩行に必要な筋肉が鍛えられて身体が最適化されていく
他に負担がかからずにいられるといいなあ
それでも私は自分を受け入れられません....
これ欲しい
自慢したい
※17
猫を物と思うな
カンガちゃん目元が凛々しいのでてっきり男の子だと思った
進化ちゃうんかこれ
ヒトも四つん這いになると腕の方が短いから前に重心が寄っちゃうけど、立ち始めた時って同じ様な感じだったのかな~
アイルーやん
人間も両手が弱くなって立ち始めたのか?
するってーと何かい!カンガも知能
親がかなり衰弱してた子猫を拾ってきて育ててたけど、助けてもらった自覚があるのか先住猫と違って犬みたいに甘えん坊だし常に飼い主の近くに居ようとするのが可愛い
こういうのが進化いつながるのだろうか
関係ないけど後ろ脚が動かない猫飼ってる知り合いいるけど
カーペットの室内を前足で匍匐しながら元気いっぱいだ。毛並もピカピカ。
ハンディも飼い主やパートナーの愛が有れば乗り越えられるンゴねえ・・・
ケ、ケットシーがいる!
カンガさんの記事は以前もこのカラパイヤさんで紹介されてたけど
大きくなったねえ~
家族も増えて幸せそうでよかった
※27
まさに猫の妖精さんだよね
動物はとても一生懸命生きようとする。
かわいいとか可哀想なんていうのも結局は人の勝手な感情。
この子がいい飼い主さんに恵まれ、先住猫さんにも受け入れられて、
本当によかったね。
顔はしっかり美猫だね…
この間やせた不細工なブチ猫を見て、猫の世界も不公平だなと思った。
※29と同じこと考えてた。。
心配だ、、
トップの画像が「おひけぇにゃすって!」してるように見える
四足動物の骨格って二足歩行用じゃないから体重支えきれずそのうち腰壊すんじゃないか?
人だってずっと腰かがめてたら痛くなるだろ
※31
ずっとあの態勢を子供のころから行うことで筋肉が人一倍発達して腰が痛くなるのを防いでるんだと思うな
人間も腰痛予防には背筋・腹筋の強化が必須だし
※31
子猫のころはなんとかなっても育って体格がよくなってくれば
腰痛もでるだろうし、膝も壊すだろうね。
長生きはできないとはおもう、でも人間みたいに自分の障害を嘆くこともなく
できる範囲で毎日タフに生きていくよ。
動物って本当すごいや。 真に尊敬に値するのは動物だよ。
人間は本当に弱弱しくて根性なしで情けない。
自分を省みると情けなくなるなぁ。
ありのままを受け入れて、その中で努力する。
出来ないわ~
プー猫めいているな
賢くて優しくて、めっちゃ可愛い!
猫は、前脚と云うより手や腕の印象。
安楽死させなくてよかったね
これは進化
物語にでてくるキャラみたいやな
スキットルさんの「うちの子になんかしたら許さんぞ」な目がいいな
オカンだ
エプロン似合いそう。
障害って進化のきっかけかもしれないな。
かわいい!!にゃーん!
寮母さんかな?
めちゃ美人…いや美猫だな
「これでいいのだ」
ちょ、不謹慎だけど服を着せてみたああい! 絶対似合う!
※51
リアル版「ねこめ~わく」だねw
猫でも人間でも、障害を持っている子ってものすごく考えるようになる(過保護にならなければだけど)
案外、本当にこんな風にして進化していくものなのかもな
凄い(*^-^*)見習いたいです