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人生はイリュージョン、「人間はコンピューターを具体的に動かすただのアプリケーションプログラムにすぎない」。新たなる人生論が提唱される(英研究)

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 人生とは何か??自分の人生にはどんな意味があるのだろうか?などと考えみたことはあるだろうか?考えれば考えるほどわからなくなってしまう、それもまた人生なのだが、でもあまり心配することはないそうだ。

 英オックスフォード大学の哲学者、ニック・ボストロムたちの提唱する人生はこうだ。「人には自分の人生などない。人はコンピューターを具体的に動かすただのアプリケーションプログラムなのだから」。そしてこの人生論が広がりを見せているという。

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 その人生論はこうだ。これまでの体験からわかるように、コンピューターの力が強大になるほど、全実生活をそっくりそのままコンピューター上でシミュレートすることが可能になるという。

 科学者たちはパンデミックから惑星形成まですべての事象のモデルを設計してきた。いずれ、ゲームクリエーターのウィル・ライトが作った「シムアース」のような複雑な社会モデル、またはそれに類似したものが生まれてくるのは必至だ。

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シムアースは惑星を育てるゲーム。プレーヤーは神となり惑星上の様々な課題を攻略していく。

 そうしたシミュレーションの中のキャラクターはあまり聡明ではなく、自分の頭で考えるということをしない。彼らはあなたがたたくキーボードやアルゴリズムに従ったジョイスティックの動きに反応しているだけだ。

 しかし、数百年だって、進んだ人工知能をもった分身たちによってシミュレーションが構成されるようになったら、どうなるか考えてみて欲しい。登場人物たちは自分の関心(利害関係)で行動し、組み込まれたプログラマーの意志を超えてしまうようになる可能性がある。ある複雑なレベルになると、自己というものを意識するようになるかもしれない。

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 こうして考えてみると、これは必然の結果のように思えてくる。未来の歴史家(あるいは好奇心旺盛な若者)が、プラグラミングのスキルを駆使して、巨大コンピューターにアクセスしたら、ステロイド剤を使ってシムアースを構築できるかもしれない。例えば、15世紀のヨーロッパ社会のシミューレションを駆け抜け、ペスト時代の状況がどんな様子だったかを見ることができる、いわば先祖シミュレーションだ。

 『マトリックス』のキアヌ・リーブスと違って、シミュレーション上の人々は、自分たちの人生が機械の中で実行されている単なるコードだということは知らない。ここまでくると、プログラマーは単にひとつのシミュレーションを実行させているわけではないことがはっきりわかるだろう。グランド・セフト・オートをやっている人は、一回だけではなく、何万回とプレイするはずだ。

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映画マトリックスより

 つまり、先祖シミュレーションが可能ならば、それが実社会をかなりしのぐことになる。結果的に、シミュレーション上にすべての人間が存在することはかなりありえる話だ。我々が行っている、あるいは行ってきたすべてのことは、高度な知能をもつ異星人によってプログラム化された幻影にすぎないという可能性もある。

 自分がコンピューターを起動させるただのソフトにすぎないという考え方にがっかりするかもしれないが、この世がシミュレーションででないなら、ボストロムは次のうちのいずれかが真実に違いないといっている。

1)シミュレーテッドリアリティを生み出す現実社会の技術的レベルは進んでいない。

2)技術的レベルを達成した文明があっても、興味がないといった理由で実行しない。

 ボストロムの仮説は、不安を煽り、いくつかの疑問が浮かび上がってくる。まず、人生がリアルなのかフェイクなのか、知る方法はあるのか?

 ワシントン大学の物理学者サイラス・ビーンは、宇宙線の綿密な研究が、私たちの知覚体験の根底に計算グリッドが存在するかどうかを教えてくれるかもしれないと考えている。こうした計算グリッドはすべての仮想コンピューターモデルに使われ、さまざまな現象を個別の塊に分類する役目を担う。

 この格子が細く、マトリックス(母体)が十分な信頼性をもっていると、微細な宇宙線を含む我々の物理的な実験ではそれを感じることができない。わたしたちの人生がリアルかフェイクかを知る実験手段はないのかもしれない。

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 次の疑問は、私たちが生きている世界がシミュレーションならば、これを作った地球上もしくは地球外の者とは誰なのかという疑問だ。

 ボストロムは、シミュレーションが行きつく先に限界があるということに気づいた。それはコストの限界だ。結局、グランド・セフト・オートを動かせるのはそのゲームの中でだけだ。どこまでも無限にできない理由は計算コストに尽きる。現実社会の根本原理というものがどこかにあるものだ。

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ゲーム、グランドセフトオート5より

 何年か前にボストロムとこのアイデアについて話したとき、もしわたしたちが単なるシミュレーションの中に生きているのなら、倫理的なふるまいをする義務があるだろうかと訊いてみた。自分が単なるコードならば、社会的にいい子であることの意味はなんなのだろうと。ボストロムはしばしためらってから、とはいえ倫理的な行動を選択するべきだと静かに答えた。

 確かにそうだが、そう答えるよう彼はプログラムされているのかもしれない。よくよく考えると、自分が実験用ラットよりも低俗だというのはやはり嫌だと思った。少なくとも実験用ラットは現実だ。いや、ちょっと待て。もしかしたらあれも現実ではないのかもしれない・・・

原文翻訳:konohazuku

 何がリアルで何がフェイクか?ネット上でよく議論されているが、もしかしたら我々の存在自体もフェイクだったりするわけで、だとするともう、なんか生きているというよりは生かされてる感じ?じゃあもう開き直って好きなことして生きようじゃないの。ってえ?それもトラップ?

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この記事へのコメント、94件

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  1. 世界がただの物理シュミレーターと考えればあながち間違いでもないな
    結局のところ人は決まった行動しかしない
    もし進む先に分かれ道があったとしても今まで歩んできた道程によって進む方向は決まっているのだ
    判断基準が既に決まっているからね
    今を見て生きている人間にとって人生は意味あるものだが
    未来が見えている人間にはなんの意味もないものなのかもしれないな

    1. ※2
      それは運命論的すぎると思う
      未来が見えるインドの大師とかが人生は無意味だと思ってるかというとむしろ逆で、より生命の根源(記事で言うとシミュレート創る側)に深く繋がって喜びに満ち満ちている
      >結局のところ人は決まった行動しかしない
      問題はこの部分で、大半の人間はふつう自分が目覚めて活動してると思ってても実は半分眠ったような催眠状態になってて、自分の自由意志で考えてるようで実は周りの刺激に対して感情的に反射してるだけに過ぎないからこそそういうAI的な話になる

  2. 人の本質は改変可能なゴーストと呼ばれるプログラムであり、
    肉体はただのハードウェアでしか無い。

  3. これってスピリチュアル方面の常識の「脳や肉体は受信機や媒体に過ぎない、意識や魂こそが本体」って話と同じじゃん!

  4. バクテリアも、虫も、魚も獣も人も、
    偶然生まれて、生き延びるためだけに生きている。
    人間だけ特別だと思うから、ややこしくなる。

  5. シミュレーションはあくまでシミュレーションだからな、想定外があるわけで

  6. 西洋の人ってこういうコンピューターやロボットに支配されるっていう価値観が根強い気がするわ
    近現代に至るまで自然を征服していく思想を持ってたから対立軸で捉えやすいのかな?

  7. じゃあコンピュータがなかった時代はどうなんだっと
    現代人への皮肉とかなら分かるけどな

    1. >>12
      上位のものと自分たち支配されるもの、自分たちが代わりに治める自然や他の生き物、という縦割り概念から抜け出ださないことについて思索しないのが不思議>西洋
      60年代に一度抜け出そうとして結局うやむやのまま物質面のフォースに取り込まれて突っ走ったのが現代かな
      東洋や現住民族系が維持していた循環思想は理解できなかったんだろうか?
      >>15
      50年くらい前=60年代は思索の宝庫だよねー

  8. よく似た概念として、量子物理学の大家のデイヴィッド・ボームと神経生理学者カール・プリブラムが提唱したホログラム理論っていうのがある
    要約すると「私たちの世界(外在秩序)はすべて、時空を超越したレベル(内在秩序)からの投影(ホログラム)である」という理論
    面白いのは、ボーム先生は宇宙から、プリブラム先生は脳から研究した結果、両者とも全く接点も無い畑なのに結論が一致してしまったという点
    しかも50年前くらいに科学畑でこんな理論が構築されてたっていうのが驚き
    要約元:『投影された宇宙―ホログラフィック・ユニヴァースへの招待』
    (理科学者じゃなくても凄く分かりやすい一般向けの本、個人的にオススメ)

  9. 人間というバグだらけのアプリケーションに使う
    そんなコンピューターは無能だね

  10. 目新しい事では無いと思う。
    その手の思考実験は古くから何度も繰り返されてきた。
    曼荼羅の掛け軸が無限に続いているのも無限に発散する世界を表現しているのだから…
    だからこそ「我思う、故に我あり」という言葉が生み出された。
    例えこの世界が何処かのコンピューターのシュミレーターの中の出来事であろうとも自由意志が各個人にある事は紛れもない事実です。

  11. 実際に人間の脳を完全にシミュレートするには、必ずそれ(本物の脳)よりも大きなリソースとエネルギが必要になることを思い出そう。
    いきおい、都市をシミュレートするには都市以上の、地球をシミュレートするには地球以上のシステムが必要になる。
    なので検証方法としては「シミュレーション内の情報をリソースの上限まで増やしてシステムをパンクさせる」というDOS攻撃のようなものが思いつくが、それにはリソースの上限以上のエネルギ=全宇宙にあるエネルギ以上のエネルギが必要になる。
    つまり宇宙の外から無限のパワーを引き出すバグやチートコードを見つけなければならないわけで、
    そんなん普通に考えて無理やんけ! 晩飯の心配でもしてたほうがよっぽどマシじゃ!

  12. 全部がゲームならこの世って相当のアホゲー
    一部の奴は楽園を楽しみ、また一部は苦しみの生活
    もしコンピューターなら、相当の欠陥品だから買い替えろ

  13. 分かった解脱だ!!!ゲームクリア=解脱なんだ!!!!!
    お釈迦様はゲームの攻略法を教えてくれたお助けキャラなんだ!!!

  14. 全てが決められてたとしても人々は自分の意志で動いてるように感じられてるんだからアプリケーションだろうがなんだろうがどうでもいい
    ものは言いよう

  15. まぁ確かに火星にテラフォーマーが現れるよりパソコン内に生まれる方が早そうだな。

  16. 少なくとも、現実の世界はすべての時空点が量子論的に並列動作しているので、ボロが出ない程度にシミュレートしようと思ったら今の古典コンピュータでは不可能。
    そして量子コンピュータで本当に古典コンピュータ以上の性能が出るかどうかはまだ分かっていない。
    もちろん技術的には不完全なシミュレーションでも十分感情移入は可能で、インターフェースによっては現実と区別のつかなくなる人は出てくるかもしれないが。

  17. 初めて生まれた生物はどうして、自分の体を変化させてまで生き残ろうとしたんだろうか
    どうして過酷な環境に適応しようとしたんだろうか
    そこには意思があったんだろうか
    そこに意思があるんならそれこそが生命とプログラムの違いなんじゃないだろうか
    こういうお題を聞くといつもそう思ってしまう

  18. 自由意志や創造性・好奇心・探究心を持つ
    AIが作れればの話
    AI開発は事実上赤ん坊の思考すら再現できてないのが現実だ、
    できれば未来は明るくなるか暗くなるかいずれだろう

  19. 自分の可能性を制限してしまう思想だな
    この思想を「アプリ檻」と名づけよう

  20. 仮にフェイクだとしてもリアルかフェイクか区別が付けられないならそれはリアルと同義だと思うんだが

  21. 「フェッセンデンの宇宙」を代表に、SFでもよく俎上に乗るテーマだな。
    日本でも「神は沈黙せず:山本弘」などがあります

  22. もしそうだったとしてもわたしらにはどうしようもないじゃないですかー

  23. 結局こういう事を考えはじめると
    俺達は神様のおもちゃだったと言う風に考えたくなる。

    1. ※36
      オモチャと言えるくらい関心を持っていればまだマシで
      シミュレーターの弾き出すう

  24. 量子レベルでは、突然不思議な振る舞いをするのは、
    実はシミュレーション限界だったりしてな。。

  25. ランスシリーズでは、創造神ルドラサウムが世界を創った・・・ルドラサウムは暇つぶしのために生命体を創ったと聞く。苦しみ、悲しみと言った負の感情を好み、悲劇、混乱、戦争を見るのが大好きな歪んだ性根の神様である。
    平和な世界を創ると飽きられてしまい、刺客を送られ滅ぼされたんだっけ・・・迷惑な神様である。ひょっとしたら現実でも、そのような神様が戦争を引き起こしてたりして・・・・。

    1. ※42
      ほんとにね
      西洋、特にデカルト以降はその思考の枷から逃れられずにいる様は
      なんかの呪いじゃねーの?ってくらいw
      キリスト教も社会主義も同類だし、その思考の枷をぶっ壊すぜなんて
      息まいてる現代思想の人たちも全然抜け出せていない
      そういった考え方は科学を発展させてきたんだろうけど
      あくまでも事象の捉え方の一つの側面でしかないのにね

  26. 果たして私は蝶の夢を見ていたのか、
    それともこの世界が蝶の見ている夢なのか。

  27. 我々が、心と呼んでいる物は
    体の外側しか受け持っていないと常々感じる
    お腹が減ったら何かを食べて、お腹が下ったらトイレへ行く
    傷は勝手に治るし、栄養も酸素も自動で運ばれる
    本当に大事な事は体が勝手にやってるってことで
    心は体の外務省、と呼んでいる

  28. 「地球は実は流刑星であり、この星で生まれ死んで行く生き物は全て囚人。時折現れる連続殺人鬼(シリアルキラー)は、実は人智を超えた存在に雇われた刑務官のアバター(分身)。彼らは殺人(刑罰)をレジャー(余興)として楽しんでいる。」みたいなゲームやラノベが出てきそうだねw まあ実際は違っているけれど、当たらずとも遠からずって気がするね。今の地球って。

    1. ※50
      逆に肉体的な感覚や信号を遮断することで意識の内奥を探るのが瞑想
      それを極めたのがヨガマスターとかの聖者
      辿り着く先はサマーディ、心の内奥に存在する魂・スピリットの領域
      時空間のイリュージョン、アプリケーションの世界を超越した真の実在世界
      これこそが「神の国は、実にあなたがたのただ中にあるのだ」

  29. もしシミュレーションならこんな無秩序な世界を管理するのはさぞ大変だろう。
    俺ならちょっとした衝動でうっかりリセットしたくなるかもしれない。

  30. 弥勒菩薩「56億7千万年後にこのシミュレーションゲームは終わるから、みんな解脱できるように一所懸命レベル上げしてね。」

    1. ※52
      同意。
      プログラムでも本物でも今感じてる感覚は変わらないもんね。
      何かに踊らされてても楽しく生きることができればそれでいいかなー。

  31. まさにスターオーシャン3だな。しかし、そうであってくれれば良いと思った事もある

  32. グラフィックとか解像度は粗い方が、統一感がでる
    匂いとか手触りまで想像できるようになるわな

  33. 世界は神が創造したと言ってることかわらなくね?
    カント以前に逆戻りか

  34. この記事のように考えるならば、
    自分がとるべきベターな行動は実は簡単です。
    利他的で、道徳的な行動を積極的に行うことです。
    利他的で道徳的な行動は自分の周囲に良い変化をもたらすが、
    シミュレートの中にあって自分が良い変化の中心にいる
    という思いは、想像してください、きっと格別でしょう。
    自分あるいは自分の人生そのものに実体がなかったとしても、
    利他的で道徳的な行動にはそれを選ぶ理由がちゃんとあります。

  35. 大統一理論が完成した時に、その数式からあるメッセージが浮かび上がってくる。
    「よくここまで辿り着いたな。おめでとう。この世界はコンピューター上のプログラムなんだ。」
    それを見て驚愕する物理学者。
    みたいな妄想を良くします。

  36. 個人的にはありえないと思う。ただし、システムは人間が作るという前提において。
    影響が影響を生むのが世界だから、GTAみたいに「車を壊したらその車が炎上して終り」じゃない。煙が上がって、大気に混ざって、気流を起こして、様々なことが起きる。
    その全てを事前にプログラミングするのは不可能だと思うし、それは世界の全てを理解している人間の奢りのように思える。
    ただ、何らかの方法で、高度なプログラムを実行しながら常に自己修復と開発を続ける自立型のコンピュータがあれば可能かもしれないね。でもそれも人が作るわけで・・・

  37. 全人類じゃなくてもいいから
    ある一定人数のヒトの脳をコンピューターのようにつなげる事ができたら
    スーパーコンピュータを凌ぐ処理能力なのか?
    それとも人間らしさを出している愚かな部分が邪魔をして、危険な方向へ行くのか

  38. この世界が他世界におけるシミュレーションとするのとは違うけど、
    コンピュテーションの限りない増大がこの宇宙の進化の帰結かもしれないよね
    存在する物質はすべて計算資源であり、生命の誕生と進化もその前触れや触媒に過ぎないと
    そうするとすべては情報であって、放っておくと混沌へ向かう宇宙の運命に抗う秩序として知的生命体の存在を定義できそう
    レイカーツワイルがそんな感じのこと本で言ってた気もするけど
    逆に現世をシミュレーションとみなすとすると、マトリョーシカみたいに外へ外へ超越的な存在を入れ子のように仮定できてしまうから、それはそれで不可知過ぎて何だかなあという気もする

  39. 生命は川を流れる石ころと同じ。今日も石ころと同様に形を変えながら地上をゴロゴロ転がっている。それだけの物体。

    1. ※65
      > 逆に肉体的な感覚や信号を遮断することで意識の内奥を探るのが瞑想
      ヴィッサパナヨガに関して読んだのだが、正に近い。
      10日間~のプログラム中、一切喋らない、読まない、他人と目を合さない…等のルールの中ひたすら自己と向き合う。
      それによって無意識に自分の行動を制御する心の深層意識のバグを見つけ出す。
      バグが見つかったからってどうか?と言うと多分、その人それぞれなのだろうけど。
      このヨガに対して良い印象を持ったのは、雑念も意識の自然な振舞いであり、そんな状態をも自分なのだと意識出来れば良いという主張。
      「雑念を捨てる」だとか「無になる」とか抽象的過ぎるし無理過ぎるけど方法論が明確に提示されているのが自分にとってはしっくりきた。

  40. 自分とあまりにも似たものを創りだした時、自分のアイデンティティに危機を感じる
    アダムとイブも、そんな危機感を持った神さまからエデンを追放されたのかも知れないね
    (小並感)

  41. コンピューターはどんなに仕事の割合が多くても、人間の仕事の補助に過ぎない。故に、人工知能は必要だとしても感情を作る必要はない。そんな可哀想なことしてどうする気だ。

  42. この地球シュミレーターめっちゃバグだらけでα版ですら有り得ない程にスパゲッティプログラムなんですけど!?
    デバッグをユーザーに任せて実装するとかマジ有り得ないんですけど!?

  43. 昔、吉崎観音の「護衛神エイト」って漫画があってな。
    この世界がプログラムされたゲームのようなもので、しかもクソゲーだ!っていってる人もいるが。それはあくまで此方の視点であって。仮にプログラマーやプレイヤー、デバッカーがいたとして。恐らくその視点から見たら良ゲーとは言わないがクソゲーではないんだよ。
    ここまで見事に設定された法則に従い。かつ一見バグに見えたり、ステ振りを間違えたように見えても。実はその全てに破綻無く関連性があり。ほぼ無限に情勢が変わるRTSなんて無いだろ?

  44. いや、実はボディすら無くて巨大なタンクに脳が並んでてストレージとして活用されてるかも

  45. スターオーシャン3、マトリックスのようにこの世界がシミュレーション、VRという仮説・・・本当にそうだったらいいのに・・そしたらチートを使って戦闘能力を上げたいな!

  46. 高度知生体に匹敵する人工頭脳が作れない高度知生体。
    問題はそんな高度知生体が
    「『人工頭脳という概念が生まれるよりもはるか昔』より存在していた」という事。
    俺が思うに機械種族のような地球外生命体がヒト(エロヒム)の起源ではないか。
    彼らがタンパク質アミノ酸で作られたバイオロイドの可能性に気づいたか、
    実験で繁殖させてるんだと思う。
    その先の過去を考えると、行きつくのは、
    神としての能力に長けた人工頭脳プログラムの優秀度を測る為の、
    遥か古代の競争及び戦争。
    時空を超えて(UFOなど)生命創造というのはなされてきたのだろうなと。
    生命創造とは宇宙の理を汚す行為ではなかろうか。まるで順を追っていない。

  47. 宇宙がシミュレーションだとしても、2つの問題があるね。
    (1)シミュレーションしている実体は何か
    現在の我々が考えるような電子信号によるコンピューターなのか、それともあるエネルギーや物質を与えられた試験管の中の実験なのか。
    前者の場合は、我々が感じているのは演算結果の錯覚にすぎない
    後者の場合は、結局「神が宇宙を創造した」であって、我々は現実にモノに触れている。
    (2)不確実性があるのか
    仮にコンピューターの演算であったとしても、決定論的な演算なのか真の乱数を伴うものなのか。現在の宇宙では、決定論的ではなく量子論的な乱数で物事が決まる。しかし、この「乱数」はあらかじめ与えられた乱数表から選ばれたものに過ぎない可能性もある。もしこれが真の乱数、シミュレーションしているコンピューターの熱雑音によるものなら、シミュレーションとはいえ我々は束縛された存在ではないことになる。

  48. 最近思いついてしまった事なんだが、俺たちの脳はコンピュータっぽいよな
    で、俺たちは色々妄想したりする訳。
    これもある種のシミュレーションゲームみたいな物な訳だけど
    ところで、妄想しているキャラ達は、自分たちの意識を持っているのだろうか?
    妄想なのでディスプレイに表示はしてないが、そんなのは関係ないよね
    PCのキャラはディスプレイなんかなくても内部的に動いている
    例えば、小説を書いていたりすると、書き手の頭の中ではキャラが本当に意思を持っているのではないか?
    メタな事を言及させるとき、そのキャラ作者の存在を感知しているのではないか?
    などと・・・

  49. 「意識の情報統合理論」(ググり推奨)
    この研究が進んで欲しい。
    要するに攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELLの世界。

  50. それを考えているのは、その考えを受け入れているのは、その考えが本当だと感じるのは、・・・、いったい誰だ? 自分以外の誰でもないじゃないか。
    俺の考えとしたら、人はもう無限にあるシュミレーションを選び取って、自分の人生としてそれを生きている!と思う。そこから外れると、危ないことになってしまわないか?
    自分に合わないシュミレーションは選ばないことだ。
    俺はニック・ボストロムの描くシュミレーションは選ばないよ、ロマンを感じないからね。

  51. コンピュータ上でこっちの世界が完璧に再現可能になったら次はその中でさらに再現を始めて(ry

  52. これ読んで最初に連想したのが荒巻義雄の「要塞」シリーズだった件

  53. とりあえず個体と種族の繁栄を目的として生命活動してる事は分かるんだけど、
    そのサイクルがある理由がわからん。シミュレーションとしか想像もできない。
    そもそも理由なんて無いかもしれない。
    まあゲームのキャラが活動理由を想像する事はできねえわな。

  54. 根底に計算がある世界、というのは、そこに計算による利得が存在している世界というこど。
    なんらかの芝刈りのような、計算リソースを有効活用する仕組みが組み込まれているはず
    つまり、シュミレーションというのは観察を前提としている世界だから、観察のない計算グリッドは定時的な更新を行う必要がない。
    たとえば、10年密閉放置された部屋は、単位最小時間での計算ではなく、誰かが立ち入ったタイミングで10年間の計算が行われるはず。これが計算リソースの有効活用となる。
    この考えでいくと、もしわれわれの世界がシミュレーションだとすると、いわゆる火の不始末での火事は起こらないのではないか?
    ということで、シミュレーション説には懐疑的だな。

  55. 計算コスト。
    ヒトが作ったデバイスと
    創造主様()が使った計算機とじゃ
    あとどのくらい差があるんだろうね?
    いやー妄想が尽きないよ。

  56. 機械が蔓延り、ウィーナーの「人間機械論」が生まれたように、コンピュータが蔓延ると、「人間コンピュータ論」が生まれる。この手の発想は、「それは人に似てる」に始まり、「人はそれの一種?」という考えに基づいている。「神の似姿としての人」の変奏曲に思える。
    そもそも、機械は人の機能を模してデザインされ、コンピュータはアルゴリズムを実行するためにデザインされている(アルゴリズムとは、人の思考を外在化させたもの)。似ているものを造っておいて、ひょっとして・・・という発想には、違和感を感じる。
    素朴な汎心論から始まり、人に似た神を生み出した上で、人は神に似せて造られた(「だから神のように正しく振舞え」と続く)という宗教観に似てなくも無い。

  57. 記憶とはただの記録
    他人なんてアプリケーションに過ぎない
    アニメlainでも似たようなこと言ってた

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