カレイドスコープ

| 全記事タイトルリスト
HOME   »   暗号通貨とブロックチェーン  »  暗号通貨の主役交代と量子耐性の次世代暗号通貨①
       
mag201801-1.jpg

思わず舌を巻くリップル(XRP)のマーケティング・パワー!

(※この記事は、メルマガ第238号パート1のダイジェストです。全文はメルマガでお読みください)

2018年はリップル他、強力なアルトコインが市場を牽引する

・・・年末年始、仮想通貨界隈はアルトコイン祭りの熱気に包まれました。

・・・ネム(NEM/XEM)は、12月に入ってから8倍に、リップル(XRP)に至っては13倍と、ビットコインに続いて時価総額で全仮想通貨の第2位の位置を占めるに至ったのです。

・・・これは、リップル勢によって、よく練られたシナリオに沿ったものです。

・・・十分、仕込んだことが確認できた後、タイミングよくリップルのブラッド・ガーリングハウス(Brad Garlinghouse)CEOが、CNBCの経済ニュースに生出演。リップルが既存の銀行業の在り方を変える革命的な通貨であることを力説して世界中の投資家の関心を引き付けたのです。

mag201801-2.jpg

CNBCと言えば、つい3週間前にも、カリブ海のリゾート地にいた“ビットコイン・ジーザス”の異名を持つロジャー・バー(Roger Ver)とつないで、ビットコインキャッシュを推奨したばかり。

「ビットコインキャッシュに肩入れし過ぎのCNBC」と揶揄されていましたが、当面はリップルの宣伝にシフトしていく様子なので、そうした批判をかわすことができるかもしれません。
(※第235号パート1、パート2「2018年、さようならビットコイン(BTC)!こんにちはビットコインキャッシュ(BCH)!」にて詳述)

ガーリングハウスCEOのテレビ出演が起爆剤となって、その後は、影響力の強い仮想通貨専門ニュースが、こぞって「リップル力強く続伸で350円超え」と報じ、メジャーなロイターでさえ、「・・・リップルといったまだ比較的知名度が低いものも、今年は一段と将来性が高まりつつある」と堂々とリップルを推奨するようになりました。

日本の読売新聞も、「銀行送金に仮想通貨技術、手数料大幅引き下げへ」と、リップルを使った海外送金手数料が慢性的渋滞から送金手数料がうなぎ上りのビットコインに見切りをつけろ、と言わんばかりです。

さらに、週刊誌は、「ビットコインの次は」と見出しを打って金融革命の旗手としてリップルを取り上げ、2018年がビットコインの王座がゆらぐ1年になることを示唆しているのです。

ダメ押しは、ビジネスインサイダーの「VCに聞いた、2018年を彩るスタートアップ50社」で、スタートアップ企業でもないのにリップルを取り上げています。

いったい、いくらのパブリシティー広告料が乱れ飛んだのでしょう。

その波及効果は凄まじく、リップルで内外為替一元化コンソーシアムを推進しているSBIホールディングスの株価も急騰するなど、市場の垣根を超えてのお祭り騒ぎは、これからも繰り返されそうです。

・・・まったく、リップル勢の、メディアを動員した巧妙なマーケティングには舌を巻くばかりです。

未来学サイトは、「2018年はリップルの年になる可能性がある」と見ている

とは言うものの、学術的色彩の濃い未来学のサイト、フューチャリズムも、「2018年はリップルの年になるかも」と、その将来性に注目しています。

・・・リップルの安くて早い送金を可能にする仕組みは、各銀行が保有する「ILPレッジャー」という台帳に内外為替一元化コンソーシアムに参加している各銀行が接続することによって、各参加行がネットワークによって直接つながることによって可能になるものです。

各行の「ILPレッジャー」は、インターレッジャー・プロトコル(ILP)と呼ばれる分散台帳技術によって直接むすばれるので、中央管理者が存在しません。

したがって、リップルは、ビットコインやイーサリアムのようにトランザクションごとに分散台帳のすり合わせを行うというものではなく、リップル・プロジェクトに参加する世界中の銀行と銀行との橋渡しを行うブリッジ通貨であるから、厳密には「暗号通貨」と呼ぶべきものではないとの見解がありますが、広義では確かにブロックチェーン“関連の暗号通貨と言うことができます。

いずれにしても、2018年は性能と実需の高まりが、どれほど流動性を活発にするかが評価の基準となり、ビットコイン信仰の信念がゆらぐ年になるでしょう。

暗号通貨市場では市場原理が働かない

・・・ビットコイン市場もまた、規制当局の本格的な介入が始まって法的整備が進められるまでは、アーリーアダプターたちが市場を先導していくのです。それが「仮想通貨元年」と言われている2017年の無秩序な市場でした。

・・・いわゆる“億り人”のほとんどは、株式投資やFXトレードに必要不可欠なテクニカル分析やファンダメンタル分析を知りません。

いや、仮想通貨市場の時価総額が膨れ上がる一方の初期段階では、結果的には、かえって知らなかったほうが良かったということになります。

・・・仮想通貨市場で億万長者になるためには、テクニカル分析やファンダメンタル分析などに関心を持たず、感覚的に気に入った仮想通貨をお財布の許す限り買いあつめ、決して売らず、いかに握り続けることができるか、その愚直さにかかっていると言えます。

・・・少なくとも、去年までは。

・・・暗号通貨の性能を適正に比較することなく、相変わらずビットコインの4割以上を日本人が保有している現状が続くことは、健全な市場を形成していく上で決して好ましい状況ではありません。

以下省略

バブルは人為的に引き起こされ、計画的に破裂させられる

・・・現在の仮想通貨市場が、欧米の多くのアナリストが警告するようにバブルの様相を呈しているのは、世界的な量的金融緩和によって行き場を失った資金が一攫千金を夢見る人々を刺激しているからです。

そして、彼らが使うことを法律によって強制されているフィアット通貨(ドル、円、ユーロ、マルクなどの中央銀行が発行する法定通貨)が、まもなく購買力を失って限りなくゼロに近づいていく恐怖が、一般勤労者の銀行預金口座から虎の子の預金を引き出させて仮想通貨取引所に向かわせているからです。

彼らは知っています。
バブルとは、はじけたときにバブルだったと初めて知ることができることを・・・

以下省略

2018年は、再びバブルの新しい1ページが開かれる年

・・・これまで他のアルトコインを従えて仮想通貨市場の時価総額を押し上げる牽引車となってきたビットコインでしたが、時価総額30兆円を目前にして転換点に差しかかっていることが分かります。

多くの投資家たちが予想しているように、今年は、ビットコインの値動きに連動せずに独自に上昇を続けていくアルトコインが増えていく最初の年になると考えられます。

以下省略

自己責任の過酷さと重みを嫌というほど思い知らされる1年になる

それでも、結局は仮想通貨市場に新規参入する人々が後を絶たないのでしょう。

「これから仮想通貨をはじめようと思うのだが、どう思う?」と友人に訊ねられたとしたら、私は相手の目をじっと見て沈黙を続けるでしょう。

そして、相手が、そのシグナルを敏感に感じ取れるだけの感性を持っているなら、私は「覚悟してやってみればいい」と一歩踏み出した答えを言うでしょう。覚悟がある人にとってのみ、価値ある1年になるかもしれないからです。

「覚悟がある人」という意味は、尋常でない早さで学習成果を上げるだけの集中力を持続できる”根性”の持ち主のことを言います。

2018年は、自己責任という言葉の重みを嫌というほど思い知らされる年になります。

それでもチャレンジしたいというなら、あるアイデアを提供してみたいと思います。

(明日配信のパート2につづく)

●全文はメルマガでお読みください。
※youtubeなど動画化を禁止します。


初月無料のメルマガは、購読開始日からの1ヶ月間ではなく、購読を開始された月の配信分が無料でお読みいただけます。
例)
1月1日より1月31日の間にご購読を開始された場合、1月分の購読料が無料になります。
(月途中の登録でも、月内に発行されたメルマガがすべて届きます!)

有料メルマガのカードでのお申し込みはこちらからです。
初回お申し込みの月の月末までは無料です。

mailmagazine-banner.png

有料メルマガの銀行振込、コンビニの電子マネーでの
お申し込みはこちらからです。

blogbanner_banner.png





関連記事
       
NEXT Entry
暗号通貨の主役交代と量子耐性の次世代暗号通貨②③
NEW Topics
統一教会と創価学会の漆黒の闇を知らなければならない③と④
統一教会と創価学会の漆黒の闇を知らなければならない②
統一教会と創価学会の漆黒の闇を知らなければならない①
FEMA強制収容所の設置とワクチン医療従事者の暗愚③
FEMA強制収容所の設置とワクチン医療従事者の暗愚②
FEMA強制収容所の設置とワクチン医療従事者の暗愚①
マイナによって2024年は「666獣の経済」元年となる
グレートリセット本番!生き残る日本人は10人に1人
今世紀最大の逆イールド発生!大倒産時代をどう生き残る
3年後に迫る人類史上最大のターニングポイント③
3年後に迫る人類史上最大のターニングポイント②
3年後に迫る人類史上最大のターニングポイント①
この冬から始まる世界同時崩壊のイベント
計画的食料危機で世界政府があなたをシープルにする方法
食料配給制度が復活し、UBIによって人口削減へと進む④
ブログ管理人

管理人:ダンディー・ハリマオ

『カレイドスコープ』は「目から鱗(うろこ)」とよく言われます。
このブログは視界ゼロメートルの世界情勢を見通す独自の視座を持った未来透視図です。
メルマガお申し込み

有料メルマガのバックナンバーを販売中です。
ご質問について
初歩的なご質問については、更新作業の妨げになるのでお受けしません。まずは自分で調べることを習慣づけてください。
中国の日本破壊計画
超限戦 21世紀の「新しい戦争」
喬良 (著), 王湘穂 (著), 坂井 臣之助 (監修), Liu Ki (翻訳)

日本掠奪―知ったら怖くなる中国政府と人民解放軍の実態
鳴 霞 (著)

中国人民解放軍知られたくない真実―変貌する「共産党の軍隊」の実像
鳴 霞 (著)
ハイパーインフレ対策
破局に備える―’80年代を乗り切る法 (1980年)/ハワード・J.ラフ (著)
これが世界の実相
日米戦争を策謀したのは誰だ! ロックフェラー、ルーズベルト、近衛文麿 そしてフーバーは
林 千勝 (著)

ビルダーバーグ倶楽部-世界を支配する陰のグローバル政府
ダニエル・エスチューリン (著)

闇の世界史―教科書が絶対に教えない
ウィリアム・G.カー(著)、太田龍(翻訳)

世界の歴史をカネで動かす男たち
W.クレオン・スクーセン(著)、太田龍(翻訳)

スノーデン、監視社会の恐怖を語る 独占インタビュー全記録
小笠原みどり(著)

タックスヘイブンの闇 世界の富は盗まれている!
ニコラス・シャクソン (著)

原爆と秘密結社 元米陸軍情報将校が解明した真相
デビッド・J・ディオニシ (著)、平和教育協会 (翻訳)
デジタル通貨と人工知能
そろそろ、人工知能の真実を話そう 
ジャン=ガブリエル ガナシア (著)

デジタル・ゴールド──ビットコイン、その知られざる物語
ナサニエル・ポッパー(著)

人工知能と21世紀の資本主義
─サイバー空間と新自由主義
本山美彦 (著)

1984年 (まんがで読破 MD100) 
ジョージ・オーウェル (著)
日銀の謎
円の支配者 - 誰が日本経済を崩壊させたのか
リチャード・A.ヴェルナー(著)

中央銀行が終わる日:ビットコイ
ンと通貨の未来
岩村 充(著)
反グローバリズム

エコノミック・ヒットマン
途上国を食い物にするアメリカ
ジョン パーキンス (著)


世界を不幸にしたグロー
バリズムの正体
ジョセフ・E. スティグリッツ (著),

放射能被曝から守る

放射線はなぜわかりにくいのか―放射線の健康への影響、わかっていること、わからないこと
名取 春彦(著)

放射性セシウムが人体に与
える医学的生物学的影響: チェルノブイリ・原発事故被曝の病理データ
ユーリ・バンダジェフスキー著

低線量内部被曝の脅威―原子原子炉周辺の健康破壊と疫学的立証
ジェイ・マーティン グールド(著) Jay Martin Gould(原著) 肥田 舜太郎(翻訳), 齋藤紀(翻訳), 戸田清 (翻訳), 竹野内真理(翻訳)

終りのない惨劇
ミシェル・フェルネクス著 竹内雅文(翻訳)
カテゴリ

openclose

カテゴリー+月別アーカイブ
'); } if ( plug_in == 'scroll' ) { document.write('
', '2022年 11月 【4件】
2022年 10月 【4件】
2022年 09月 【5件】
2022年 08月 【5件】
2022年 07月 【3件】
2022年 06月 【4件】
2022年 05月 【4件】
2022年 04月 【5件】
2022年 03月 【4件】
2022年 02月 【5件】
2022年 01月 【4件】
2021年 12月 【5件】
2021年 11月 【4件】
2021年 10月 【5件】
2021年 09月 【5件】
2021年 08月 【5件】
2021年 07月 【4件】
2021年 06月 【4件】
2021年 05月 【5件】
2021年 04月 【4件】
2021年 03月 【5件】
2021年 02月 【4件】
2021年 01月 【3件】
2020年 12月 【8件】
2020年 11月 【5件】
2020年 10月 【6件】
2020年 09月 【5件】
2020年 08月 【5件】
2020年 07月 【6件】
2020年 06月 【4件】
2020年 05月 【7件】
2020年 04月 【8件】
2020年 03月 【8件】
2020年 02月 【8件】
2020年 01月 【13件】
2019年 12月 【7件】
2019年 11月 【5件】
2019年 10月 【8件】
2019年 09月 【4件】
2019年 08月 【5件】
2019年 07月 【8件】
2019年 06月 【8件】
2019年 05月 【5件】
2019年 04月 【3件】
2019年 03月 【7件】
2019年 02月 【4件】
2019年 01月 【5件】
2018年 12月 【8件】
2018年 11月 【9件】
2018年 10月 【5件】
2018年 09月 【13件】
2018年 08月 【5件】
2018年 07月 【4件】
2018年 06月 【6件】
2018年 05月 【4件】
2018年 04月 【9件】
2018年 03月 【15件】
2018年 02月 【5件】
2018年 01月 【7件】
2017年 12月 【6件】
2017年 11月 【6件】
2017年 10月 【9件】
2017年 09月 【13件】
2017年 08月 【10件】
2017年 07月 【17件】
2017年 06月 【10件】
2017年 05月 【3件】
2017年 04月 【12件】
2017年 03月 【19件】
2017年 02月 【11件】
2017年 01月 【9件】
2016年 12月 【9件】
2016年 11月 【17件】
2016年 10月 【9件】
2016年 09月 【9件】
2016年 08月 【5件】
2016年 07月 【10件】
2016年 06月 【15件】
2016年 05月 【10件】
2016年 04月 【29件】
2016年 03月 【19件】
2016年 02月 【24件】
2016年 01月 【24件】
2015年 12月 【8件】
2015年 11月 【5件】
2015年 10月 【11件】
2015年 09月 【20件】
2015年 08月 【13件】
2015年 07月 【12件】
2015年 06月 【16件】
2015年 05月 【10件】
2015年 04月 【22件】
2015年 03月 【11件】
2015年 02月 【19件】
2015年 01月 【20件】
2014年 12月 【16件】
2014年 11月 【10件】
2014年 10月 【10件】
2014年 09月 【10件】
2014年 08月 【20件】
2014年 07月 【17件】
2014年 06月 【16件】
2014年 05月 【15件】
2014年 04月 【14件】
2014年 03月 【20件】
2014年 02月 【9件】
2014年 01月 【11件】
2013年 12月 【7件】
2013年 11月 【14件】
2013年 10月 【17件】
2013年 09月 【16件】
2013年 08月 【18件】
2013年 07月 【20件】
2013年 06月 【27件】
2013年 05月 【21件】
2013年 04月 【26件】
2013年 03月 【28件】
2013年 02月 【12件】
2013年 01月 【15件】
2012年 12月 【14件】
2012年 11月 【18件】
2012年 10月 【13件】
2012年 09月 【15件】
2012年 08月 【19件】
2012年 07月 【23件】
2012年 06月 【20件】
2012年 05月 【19件】
2012年 04月 【11件】
2012年 03月 【16件】
2012年 02月 【18件】
2012年 01月 【10件】
2011年 12月 【16件】
2011年 11月 【11件】
2011年 10月 【19件】
2011年 09月 【21件】
2011年 08月 【23件】
2011年 07月 【24件】
2011年 06月 【26件】
2011年 05月 【41件】
2011年 04月 【39件】
2011年 03月 【36件】
2011年 02月 【12件】
2011年 01月 【15件】
2010年 12月 【11件】
2010年 11月 【12件】
2010年 10月 【13件】
2010年 09月 【8件】
2010年 08月 【10件】
2010年 07月 【13件】
2010年 06月 【10件】
2010年 05月 【10件】
2010年 04月 【9件】
2010年 03月 【10件】
2010年 02月 【15件】
2010年 01月 【25件】
2000年 01月 【1件】
'); } //--> 
全記事表示リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ハリマオレポートへ

姉妹サイト「ハリマオレポート」へ
検索フォーム
リンク10-インフレ
リンク17-中東情勢
リンク18-外国語サイト
ログイン
QRコード
QRコード

Page Top