「グリンダヴィーク(Grindavík)の集落を溶岩から守るために周囲に築かれた防護壁が大きいことは知っていましたが、どれほど巨大なのか実感していませんでした。この写真では、トラックや重機が写っているので比較できます。」(拡大写真)
2025年4月5日土曜日
近畿圏中心領域大型地震 (続報-341)
「 Stage-37 特異変動終息
対応地震 明日4月5日 発生の可能性有 」
対応地震 明日4月5日 発生の可能性有 」
前回の更新情報
ステージ 37 の初現を 3月30.4日、極大を 4月1.4日として経験則[初現〜地震発生]:[極大〜地震発生]= 20:13 を適用すると、地震発生日として 4月5日±2日が算出される。
現況
CH26 観測装置 4月1.4日ピークのあと、4月2.4日にもピーク出現。主極大・副極大と認識。4月2日午前に静穏化。4月2.6日に再び特異変動出現。4月3.5日極大。4月4.4日終息。
ステージ 37 の変動出現状況:
初現 | 3月30.4日 |
主極大 | 4月1.4日 |
副極大 | 4月2.4日 |
初現 | 4月2.6日 |
極大 | 4月3.5日 |
終息 | 4月4.4日 |
推定
上記の出現状況に 3種類の経験則を適用すると、いずれもの場合も 4月5日が算出される。
「他に明日極大となる可能性のある明確な変動は出現していないことから、次のStageに移行する可能性は極めて考えにくいと思われます。従いまして、明日の4月5日、対応地震発生の可能性が強く示唆されます。」
「他に明日極大となる可能性のある明確な変動は出現していないことから、次のStageに移行する可能性は極めて考えにくいと思われます。従いまして、明日の4月5日、対応地震発生の可能性が強く示唆されます。」
「30年の観測で初めて体験する長期継続変動のため推定が間違っている可能性も否定困難」
[注]特異変動については『
FM(VHF帯域)電波電離層モニター観測による「地震・火山の予報」解説資料
』(PDF形式)の 9ページを参照してください。
推定日 | 4月5日(誤差 4月6日) 考えにくいが、上記時期に極大出現の場合や、4月6日までに地震発生がない場合は再考し続報 |
推定時間帯 |
09:00 ±2 時間 または 18:00 ±3 時間
前者の可能性が若干高い
|
推定震央領域
|
「
続報 No.409
」所載の図2参照
太線領域内=大枠推定領域
斜線領域=可能性が考えやすい推定領域 震央が火山近傍領域である可能性が高い 弧線A~B以南の可能性は極めて低い
直近で噴火の可能性が考えられる前兆変動はないので、現状では震央近傍火山の噴火の可能性は考えにくい。
|
推定規模 |
主震:M8.0 ± 0.3
複合の場合:M7.3±0.3 + M7.1±0.3 など
余震を含まない大型地震の断層長が合計で約110〜150km 程度となるような複合地震活動の可能性
群発的な活動の可能性もあり |
推定地震種 |
震源が浅い陸域地殻内地震
|
このブログ記事のタイトルが「近畿圏・・・」となっているのは、当初の推定震央領域が近畿圏とされていたためです。その後、推定領域は徐々に東にずれ、現在は長野県や群馬県を中心とした地域とされています。推定領域が変化するにしたがってタイトルを変えると、過去の記事の検索が不便になると考え、当初のタイトルのままとしています。
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2025年4月4日金曜日
現代版 十七条憲法(揶揄 ver.)
もう一つ、Google の生成 AI "Gemini" に作ってもらいました。「現代版 十七条憲法(揶揄 ver.)」です(一部変更)——
一に曰く、上の言うことには、ひたすら従うを貴しと為す。己が意見を申すは、和を乱す基なり。
二に曰く、会議は衆(おお)くして、決まらぬを常と為す。多数決は形式のみ、根回しこそ肝要なり。
三に曰く、国民は皆、平等なりと雖も、特権階級は別なり。世襲こそ、国の礎なり。
四に曰く、大臣・官僚は礼を以て本と為し、責任を負うは下の務なり。上に過有るは、天の意思なり。
五に曰く、訴訟は速かにせず、時を経るを貴しと為す。記憶の風化こそ、争いを鎮むる妙薬なり。
六に曰く、悪しきを懲らしむるは、声大なる者の特権なり。弱き者の訴えは、雑音と為すべし。
七に曰く、国益を重ずると雖も、身内の利益を最優先と為す。公私混同は、世の常なり。
八に曰く、外国との交りは、表面のみ円やかにすべし。内実は、自国第一を貫くを良しとす。
九に曰く、嘘も方便なりと心得、都合の悪き事は、記憶より消去すべし。
十に曰く、国民の声は聞き流し、SNS の炎上は一時の戯れと心得よ。
十一に曰く、税は国民の義務なり。使い道を問うは、愚かなり。
十二に曰く、報道は政府に都合良く、批判的な意見は封殺すべし。
十三に曰く、過去の過ちは水に流し、反省の色を見せるは、支持率維持の手段なり。
十四に曰く、形式的な謝罪は繰り返すも、実質的な改善は期待すべからず。
十五に曰く、任期満了まで、現状維持を最優先と為す。改革は次の世代の課題なり。
十六に曰く、国民の不満は、他の国や時代のせいと為し、自己の責任を認むべからず。
十七に曰く、斯くの如き条々を遵守せば、天下泰平ならずとも、我が身は安泰なり。
——
二条河原の落書(もどき)
戯れに、Google の生成 AI "Gemini" に「二条河原の落書」のパロディを作ってもらいました ——
其一 此頃都ニ流行ル物 忖度、忖度、又忖度 上ノ意向ヲ気ニスルハ 下ノ習イト聞クゾヤ
其二 新シキ政策ト聞ケド 何処カデ見タル影法師 既視感ダラケノ御託並ベ 国民アキレル顔ヲナス
其三 物価高騰止マラズシテ 財布ノ紐ハ固ク締マル 賃金上昇ノ夢ハ遠ク 庶民生活ハ苦シキナリ
其四 国会論戦紛糾シテ 時間浪費ハ常ノ事 国民ノ声届カズシテ 空虚ナ議論繰リ返ス
其五 SNS開ケバ炎上ス 些細ナ失言大騒ギ 寛容ノ精神何処ヘヤラ 言葉狩リノ世トゾナル
其六 若者ノ未来憂フ声 政治家ノ耳ニハ届カズ 少子高齢化進ミ行キ 国ノ行先案ズルカナ
其七 メディアノ報道偏リテ 真実ハ何処ニアルヤラ 情報過多ノ時代ナレド 見エヌ真実多キカナ
——
噴火止まる — アイスランド
4月3日付「市街地近くで噴火始まる — アイスランド (続報)」の続報です。
グリンダヴィーク(Grindavík)市街地の近くで起きていた噴火が止まりました。以下は、アイスランド気象局が 4月3日15時25分(日本時間 4日00時25分)に発表した情報からの抜粋です:
- 4月1日09時44分に始まった噴火は、同日16時45分ごろに終了した。噴火は 6時間以上続いたが、スンドヌークル火口列(Sundhnúkur crater row)の現在の噴火サイクルの中で最も短い噴火となった。
- 地震活動は過去 12時間で減少しているものの、貫入したマグマ岩脈の北部で小さな地震が引き続き観測されている。岩脈の南部では地震活動はほとんど記録されていない。
- 岩脈の北東部で新しい噴火口が形成される可能性は低くなっているが、この地域で地震活動が続く限り不確実性が残る。
- 地下にマグマ溜まりがあるスヴァルツェンギ(Svartsengi)では、地面の沈下が観測されなくなった。これは、マグマ溜まりから岩脈へのマグマの流入が最小限になったことを示している。マグマの大部分はすでにスヴァルツェンギから岩脈に移動しており、マグマを地表に押し出すのに十分な圧力が残っている可能性は低い。
- 岩脈の最北端はケイリル(Keilir)の北 4km弱の地域にある。
- 貫入したマグマはストーラ・スコグフェル(Stóra-Skógfell)の北東約 5kmで地表に最も近づき、その最上部は約 1.5km の深さにある。
- 衛星画像によると、リトラ・スコグフェル(Litla-Skógfell)の北東の地域で、貫入した岩脈の北部の地上に断層運動があり、新たな地溝(graben、沈下谷、subsidence valley)が形成されている。
2025年4月3日木曜日
東アジア大地震の噂 — 台湾
- Manga prediction sparks earthquake concerns in Taiwan (漫画の予言が台湾で地震への懸念を呼ぶ)
記事からの抜粋です(Google翻訳を一部修正) ——
最近のミャンマー地震に焦点を当てた説明会で、台湾地震研究センター(TEC、台灣地震科學センター)の職員は、7月5日にアジアで発生するとされる大地震の予測に対する国民の懸念の高まりについて言及した。彼らは、サガイン地震の報告されたマグニチュードに顕著な食い違いがあることを説明し、地域当局が採用している測定方法の違いが原因であるとしている。国際的に認められているモーメント・マグニチュード・スケール (Mw) では、この地震は 7.7 ~ 7.9 とされているが、タイの MLv 測定方法では、8.2 と大幅に高い値と算出されている。科学者は、地震の深さが浅かったこと (地表から 30 キロメートル未満) が、その破壊力と、地震の影響に対する国民の関心の高まりの両方に寄与したと指摘している。
7月5日の地震の可能性に関する世間の憶測は、日本の漫画家たつき諒の作品「我所看見的未來(私が見た未来)」に見られる予言によって主に煽られ、ここ数ヶ月で激化している。このイラスト付きストーリーは、2025年7月5日に東アジアを襲う重大な地震を描いており、日本、台湾、香港、フィリピンに影響を及ぼすと予測されている。TEC の関係者は、歴史的パターンを理解することは依然として価値があるが、非科学的情報源に基づく予測には適切な懐疑心を持って取り組むべきだと強調した。
——
月に衝突の可能性残る — 小惑星 2024 YR4 (続報)
NASA のウェブサイトに 4月2日付で掲載された文書です:
- NASA Update on the Size Estimate and Lunar Impact Probability of Asteroid 2024 YR4(NASAによる、小惑星 2024 YR4 の大きさの推定と月への衝突確率に関する最新情報)
以下は上記からの抜粋です(Google翻訳、一部修正)——
NASA のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による新しい赤外線観測により、小惑星の大きさの不確実性が減少し、現在 2024 YR4 は 53 ~ 67 メートルと推定されており、これは 10階建てのビルとほぼ同じ大きさである。以前の大きさの推定値 40 ~ 90 メートルは、地上の望遠鏡による可視光測定から導き出されたものである。
[図の説明: 地球を中心とした月の軌道の図。黄色の点の集まりは、2032年12月22日の小惑星 2024 YR4 の可能性のある位置の範囲を表している。]
NASA ジェット推進研究所の地球近傍天体研究センターの専門家は、ウェッブ望遠鏡のデータと地上望遠鏡の観測に基づいて、2032年12月22日に 2024 YR4 が月に衝突する確率を 2月下旬の 1.7% から 3.8% に更新した。小惑星が衝突せずに月をすり抜ける可能性は依然として 96.2% ある。小惑星が衝突したとしても、月の軌道は変化しない。
4月中旬以降は、小惑星 2024 YR4 は地上の望遠鏡で観測するには遠く暗すぎることになるが、ウェッブ宇宙望遠鏡は 5月に再び小惑星 2024 YR4 を観測する予定である。
——
Thanks to @NASAWebb, we have more information about asteroid 2024 YR4. It's about the size of a 10-story building.
— NASA Asteroid Watch (@AsteroidWatch) April 2, 2025
Based on data from Webb and ground-based telescopes, the asteroid also has a nearly 4% chance of impacting the Moon in 2032.https://t.co/RbnUfekufX pic.twitter.com/880aOzXf9f
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市街地近くで噴火始まる — アイスランド (続報)
4月2日付「市街地近くで噴火始まる — アイスランド」の続報です。
アイスランド気象局による 4月2日15時15分(日本時間 3日00時15分)付の更新から ——
- 4月1日午後から亀裂で噴火活動は観測されていない。
- 4月1日に形成された地下のマグマの岩脈は長さ約 20km で、2023年11月に地震活動が始まって以来、観測された中で最長である。
- 4月1日の朝から、(マグマ溜まりのある)スヴァルツェンギ(Svartsengi)では地面が 25cm 以上沈下。沈下は続いているが、その速度ははるかに遅くなっている。
- 2024年12月の前回の噴火の終了以降にスヴァルツェンギの地下にあるマグマ溜まりに蓄積されたマグマの約 90% が、4月1日に形成された岩脈にすでに移行したとみられる。
- 時間の経過とともに、地下の岩脈に沿って新しい噴火口が形成される可能性は低下しているが、この地域では微小地震が続いているので、新たな噴火口が形成される可能性を排除することはできない。
- グリンダヴィーク(Grindavík)市街地内の複数の GPS ステーションで、断層の動きに関連する変位が記録された。
- 今回流出した溶岩によって形成された溶岩原は、2023年12月にスンドヌークル(Sundhnúkur)火口列の噴火が始まって以来、観測された中で最小である。その量は、一連の噴火の中で 2番目に小さいイベントであった 2024年1月の噴火で形成された溶岩原の約 6 分の 1である。
2025年4月2日水曜日
月に衝突の可能性残る — 小惑星 2024 YR4
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)を使った小惑星 2024 YR4 の観測が 3月26日に行われました。この観測によって、地球に衝突する可能性はほぼないことが確認されましたが、月に衝突する可能性は排除できない、とのことです。また、2024 YR4 の直径は、これまでの推定より少し大きく、60 ± 7m であることが判明しました:
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