
ヒラリーに核のボタンを押させようとしている“ジョン・ゴールト”たち。
(※この記事は、メルマガ第177号のダイジェストです。全文は、メルマガでお読みください)
西側主流メディアは刹那的に米ロ大戦を煽る
「米ロの核戦争が迫っている」・・・
・・・昨日、英国のタブロイド紙「エクスプレス」のオンライン・ニュースにアップされた記事の見出しは、「ロシア政府は、市民に、自分の居場所からいちばん近い地下避難所の所在地を知っておくように呼びかけているように、核戦争は目前に迫っている」。
また、一昨日の同紙の記事の見出しは、「プーチンは第三次世界大戦の準備をしているのか?ロシアは4000万人の人々を避難させる大規模な訓練を始めた」です。
ロシアや他の国々のメディアの見出しを拾っていくのもいいのですが、ここに米ロ核戦争に特化したスペシャルサイト「Emercom of Russia」があるので、それらの時系列化された記事の見出しを追っていくだけでも現状の深刻さが伝わって来るでしょう。
「Emercom of Russia」には、現時点で19本のロシア緊急事態に関する記事がアップされています。ただし、これは10月分だけですから、1日1本以上のペースで新興記事がアップされていることになります。
もっとも、新聞などのプリント・メディア、そして、ネットニュースだけでなく、ロシアのテレビ局の報道番組でも、このことを報じています。
・・・このように、現実に、ロシア政府は、国民に米ロ核大戦の緊迫した状況を隠さず伝えているのです。
おそらく日本人が、このことを知ったのは、10日ほど前のデイリー・メイルの記事ではないのでしょうか。
デイリー・メイルは、去年の暮、とても意味深な記事を書いています。
それは、「放射性降下物から生き残るには・・・」と題する記事で、核の専門家による被曝の状態を知るための方法を解説した記事です。
NATOはシリア上空に早期警戒態勢を敷いた
米ロ核大戦のもっとも新しい展開は、NATOがシリアにおいてAWACS(早期警戒管制)機を正式配備したというニュースです。
これは、明確に国際法に違反するNATOの侵略行為です。
そのAWACSを操縦してシリアを偵察飛行するのはドイツ軍のパイロットです。ドイツのメルケルは、それに同意したのです。
新世界秩序(NWO)の殺し屋たちが勢いづく
シリアのラタキア空港には、空対空能力を持つロシアのスホイ24戦闘機が配備されており、シリアのタルトゥースには、ロシア海軍の基地があります。
ロシアと、その同盟国である中国の間におけるエネルギー取引が活発化していますが、その際、ロシアは、シリアのタルトゥースの港とアレッポの港を使う必要があるので、この2つの港が破壊された場合、ロシアは中国との取引を停止せざるを得なくなります。
それは、ひいてはロシアのシリアへの軍事的支援が困難になることを意味します。
・・・もっとも、彼に繰り返しそう言わせてきたのは、米軍参謀長のマーク・ミレイ(Mark Milley)将軍で、彼こそが「大量のシリア兵を殺して前進しろ!」と檄を飛ばしていのるです。
ヒラリーは、核のボタンを携えて大統領選を闘っている
・・・ヒラリーが大統領になった場合、彼女は、核大国ロシアに対する第三次世界大戦を開始する決心をしていることが、民主党全国委員会の汚職スキャンダルが発覚したことによって明らかとなってしまいました。
・・・ヒラリーに核のボタンを押させようとしている人々は、地下の大深度に建設した快適なオフィスと住居で長い隠遁生活をエンジョイできる超富豪たちです。
その代理人である彼女は、ご主人様たちが地上の核汚染が落ち着いた数年後、長い眠りから覚めて、ひょっこり地上に現れると本気で考えているのです。
そう、「アトラス・シュラッグド」のジョン・ゴールトのように・・・
新世界秩序は、壮大なカオスを生成するために、経済崩壊を同期させるかもしれない!?
・・・しかし、米国と違って、モスクワは、少なくとも1200万人のロシア市民が最悪の事態に備えて、難なく地下に避難できる態勢をととのえているのです。
・・・・・・グローバル・エリートは、米国経済を崩壊させることによってカオスを生成し、彼らの手の内を大衆に分かりにくくしようとしています。
彼らは、確かに、自ら西側世界を破壊するための舞台を用意しようとしているのです。
そう、彼らは、東西陣営を「最後の審判の日」のテーブルに着かせて、戦争ゲームに興じるのです。

現実味を増す「ロシア+中国と、米+EU+日本」との第三次世界大戦
国連は、過去5年以上の間、荒れ狂った東西の対立に対して公平な態度をとることができませんでした。
それが決定的になったのは、2012年、ロシアと中国の代表が、シリア問題で国連の安全保障理事会のセッションから身を引いたときです。

国連の最大の無能と怠慢、そしてもっとも大きな罪は、シリアで起きている対立を内戦や内紛としてではなく、むしろシリアの主権を踏みつぶし、シリアに新世界秩序をインストールする際に、もっとも邪魔な存在であるアサド打倒を目論む反政府軍による交戦を煽っている「向こう側にいて姿を隠している国」が、いったいどこなのかを特定して国際世論に訴えることを巧妙に避けてきたことです。
・・・シリアの領土内で起きていることは「内紛」ではなく、西側の新世界秩序による侵略そのものです。
しかし、ロックフェラーの国連が、シリア戦争を「外国の資金によって支援された西側の代理戦争である」ときっぱり断定するとなど、金輪際、ありえないことなのです。
ましてや、シリアの主権を踏みつけにして、シリアへの侵略を阻止しようとしているロシアに核攻撃を加えて、本気で第三次世界大戦を引き起こそうとしている影の政府こそが、すべての元凶であることなど、口が裂けても言えないでしょう。
・・・残念ながら、すでに3年前に書いたことが、現実になろうとしているのです。
「拒否権の制限」は人道ではなく、政治的に動機づけされる
・・・国連の信用性をさらにゆるがせ、国連自体が自らを崩壊の瀬戸際に追い込んでしまったのは、国連安全保障理事会における「拒否権の制限」をめぐる東西両陣営の議論の決定的な不一致です。
国連の曖昧な態度とモラトリアムが、米国の十八番である「人道的な戦争」・・・もっとも最近では、「積極的平和主義」というレトリックが使われているが・・・において、西側による侵略戦争に反対する人々を蹴散らすかのように、ゴーサインを連発してきたことは明らかなことです。
米国務省が運営する「ボイス・オブ・アメリカ」は、「国連当局者は、シリアの大虐殺を停止させるために、安全保障理事会における拒否権を制限することを求めている」と題した記事を発表しました。
イランとの核合意は、かえってヨーロッパの緊張を高めることになる
・・・国連は、2015年9月、パレスチナを国家として承認することを決めました。
採択に当たっては119ヵ国が賛成し、反対は米国、イスラエルなどごく少数の国々だけでした。これに尽力したのがフランスです。
その2ヵ月前には、米国のオバマ主導で、イランとの核協議が合意に到達しています。
・・・両方ともイスラエルの安全保障を脅かす合意であることから、抵抗すること必至のネタニヤフを西側諸国は最初から排除しての合意でした。
・・・むしろ西側の指導者たちを調整してイランとの核合意に、やっとのことで漕ぎつけたオバマの最大の功労は、ここにあるのではなく、ルーマニア政府を幻のイランの核兵器によって脅かしながら、ルーマニア国内に米国の対ミサイル防衛システムを配備させたことです。
・・・プーチンは、去年6月、サンクトペテルブルクで開かれた国際フォーラムに西側各国の報道機関の代表を招いて、このように言いました。
プーチンは、イランとの核合意を進めた米国が、イランの核の脅威を喧伝し、ルーマニアに対ミサイルシステムを配備させた矛盾と、いかがわしさに溜息をつきながら、西側の世界支配層のあまりの愚かさに、もはや打つ手なしの心境を吐露しているのです。
プーチンの後悔はシリアを守ることに振り向けられている
・・・そして、リビアは破壊されました。
プーチンの後悔は、シリア上空に今にも飛行禁止空域を設定しようとしている西側指導者たちと、彼らのプロパガンダ・メディアに対して、いっそう慎重に身構えさせることになったのです。
・・・これを“フランスのスポンサー”と同じグループの金によって運営されている米英の企業メディアが書くと、こうした見出しが付けられることになります。
「独裁者アサドのシリア奪還を助けるロシアとイラン」。
そして、悲しいかな、西側通信社からあてがわれる情報を元にしながらも、独自の視点を持とうと努力している日本のメディアによれば、こうした表現になります。
「シリア政権軍の包囲崩す アレッポ東部で反体制派」。
リビアのときと同じように、それはシリアでも実行されようとしている
・・・そして、リビアのカダフィー亡き後、北アフリカ諸国に西側のパワーの浸透をいっそう進めたのです。
それは、ベンガジでヒラリーが見捨てた4人の外交官の死が証明したように、リビア戦争で使われた米国の最新兵器が北アフリカの広い範囲にわたって拡散してしまったことによって起こっていることです。
結果として、リビアで現在進行しているヨーロッパへの難民流入問題の震源のひとつにまで成長するに至ったのです。
・・・米国とNATOによるリビア侵攻が、「リビアを壊滅させる」という目的を達成した後、リビアの中で生成されたカオスが難民をヨーロッパに送り出すことによって、大陸の安全保障を危うくする結果となることなど米国は百も承知だったはずです。
・・・シリアの運命は、結局、その場その場の戦況に応じて決定されることになるでしょう。
国連の罪は計り知れないのです。
彼らこそが世界の平和を破壊する元凶であることは、いまさら言うまでもないことです。皮肉にも、そうした意味において、国連は私たちが考えているほど無力ではない、ということです。
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