2008年12月03日

男は数学・女は語学??

【男は数学・女は語学に向いている】という世間一般の通念はいまも根強く生きているような気がします。
たしかに最近日本では女子の数学が得意な生徒の割合が増えているそうです。
数字が好き、きちんと筋道立てて答えが出るのが好き、と。。。
ですが、現状はやはり数としては理工系は男子が圧倒している。
一方、文学部では、女子の割合が圧倒的に多い。

男は数学・女は語学??
佐賀空港付近


なにかの英語論文に、いかに男がエンジニア向きで、女性が言語を教える職に向いているか、人口統計やホルモンや脳の働きとの関連づけで、証明しようとしているのを読んで、すごい違和感を覚えたことがありました。確かに、ノーベル賞の理科系や数学のノーベル賞といえる、フィールズ賞は男ばかりではある。
でも、それがすなわち女子は数学に向かない、という仮説は原因と結果があべこべではないか思うのです・・・
つまり社会通念もたらす結果に基づいた統計であり、その統計にもとづいた研究である、と。

と、そう思っていたところ、ニューズウイークの12月3日号のコラムでは、
数学の国際的試験で、昔と比べて、女子の数学の成績がどんどん伸びてきている。旧東欧諸国では女子の方が勝っているところもある。それらの国々では、男女とも数学教育に力を入れている。しかしアメリカではぜんぜんそうではない。アメリカの風潮はまだ理科系を専門に勉強する女性はまだまだマイノリティとみなされている。女子が数学に向かないのは、生物学的な理由ではなく、社会学的歴史学的背景があると、いっています。

当塾の講師のひとりは、女性ですが、英語も得意なのですが、数学の方のむしろ得意です。かく言う私は、数学は好きなのですが、英語の方がどちらというと・・・いや、断然得意です。(+_+) よくインド人一般に数学が得意といわれるのは、結局はそういう社会・文化なのだと思います。その特性は社会通念に強く影響されるのではないかと思うのです。



Posted by いっきゅう  at 16:54 │Comments(0)

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