十割蕎麦と二八蕎麦の打ち方には若干の違いがあります。 ・二八蕎麦は、蕎麦粉に小麦粉を混ぜて打つため、小麦粉の含有量が高いほど生地が扱いやすくなります。一方、十割蕎麦は100%蕎麦粉のみで作るため、生地がねばりけがあり扱いにくい面があります。 ・十割蕎麦の生地は水分量を調整する必要があり、二八蕎麦より少し固めの生地を作ります。これは十割蕎麦の方が水分を多く含むため、生地が柔らかくなりすぎないようにするためです。 ・十割蕎麦は生地を伸ばす際、二八蕎麦より力を入れて伸ばす必要があります。蕎麦粉のみの生地は粘り気があり、のばすのが難しいためです。 ・打ち粉(蕎麦粉)を十分に使い、生地が机につかないよう注意が必要です。 打ち方の基本は同じですが、十割蕎麦は生地の扱いが難しいため、二八蕎麦の打ち方を応用しつつ、上記の点に気をつける必要があります。十分に練習を重ねることが大切です。