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なぜ日本では蕎麦は必ず粉にして加工するようになり、またキビ、アワ、ヒエなどの雑穀は貧しさの象徴と蔑んで食べなくなったのですか? 料理のバリエーションがコメ一辺倒で偏りすぎていると思います。

回答(3件)

それ戦後の話しやで 戦前は雑穀だらけやったがな 戦後に米が食べれるようになって 夢中で米食うとるのが今も続いとる

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日本でも蕎麦は必ず粉にする訳ではありません。 高度成長期以降、日本各地の独特な食文化が淘汰されチェーン店の料理が標準規格の様に思われている現在ではそう誤解されているだけです。 蕎麦の実を出し汁で煮て食べる文化は長野県や山形県、北海道などの蕎麦生産地では今も残っていますし、「そば切り」とも呼ばれる麺だけでなく「そばがき」というそば粉をぬるま湯で練って焼いたり茹でたりした物、「おやき」と呼ばれるそば粉をぬるま湯で練り団子状にして中に野沢菜や茄子をごま油で炒めた物、あんこを具に詰め込んで囲炉裏で焼いたおやつ的な料理もあります。 ひえ、あわ、きびについては一定世代に「インコや文鳥が食べる餌」としての偏見から嫌煙された歴史はあります。 戦争を経験した世代に「薩摩芋は二度と見たくない」と嫌煙されるのと同様です。 食文化の歴史にはそれなりに理由があります。 今でこそ世界中で寿司や刺身が食べる文化が広まりましたが少し前までは「気持ちの悪い野蛮人の食い物」と蔑視されてきました。 クジラ食を白人は蔑視し、カエルや兎や鳩を食べることを日本人が蔑視するのと同じ理屈です。 蔑視する当事者にどうこう言っても通じません。 それぞれの良さを知っている貴方が、それを忘れずに楽しめば良いのだと思います。 それぞれの文化圏で食されない食材の良さを貴方が知って楽しんでいればいいのかと。 私自身フランスで修行していた人間ですが、家族に兎や鳩を喰えとは言いませんし、食べるとも思えません。 それでいいのではないでしょうか。

米が優れすぎているからです。 米は連作障害(同じ作物を育て続けることで、特定の栄養だけがなくなってしまって、作物が育ちにくくなること)が起きにくいです。それに加え、ほかの作物と比べて同じ面積あたりの摂れるエネルギーも高いです。よって米が優れすぎていて、他の作物を主食としてとる理由がないからです。 ではここで視点を変えてなぜヨーロッパなどでは小麦などを主食とするかを考えてみると、単純に気候が合わないからです。だから彼らは混合農業なんかをして上手く連作障害を避けながらやっていくしかない。それにより色んな作物を食べるんだと思います。

追記:日本でもかつては米以外の作物も食べられていましたが、それは寒すぎたり暑すぎたりして、米が生産できなかったからです。(実際現在米どころとして有名な北海道も長らく稲作は行われていなかった。)しかし品種改良により、様々な気候に耐えられる米ができたので、それらは置き変わっていきました。