Stackdriver Service Monitoring は、強固な Istio インフラストラクチャと App Engine で動作するワークロードを対象として設計されています。
マイクロサービスが API になるとき
マイクロサービスは、ワークロードをクラウドに移行するスピードを引き上げるうえでシンプルかつ魅力的な手段であり、規模の大きいクラウド戦略へと進むためのルートとして機能します。マイクロサービスのディスカバリ、接続、管理は Istio によって実現できますが、社内のグループ、パートナー、あるいは社外の開発者がこれらのマイクロサービスを必要とするようになると、マイクロサービスはあっという間に境界線を越えて API になります。
企業はマイクロサービスの管理とともに API の管理も必要とします。Apigee API Management for Istio は、API 管理をマイクロサービス スタックにネイティブに拡張し、Google Cloud の Apigee API 管理プラットフォームである Apigee Edge の堅牢な機能で Istio を補完します。Apigee Edge には、API の利用状況の表示、アクセスの提供、製品化、カタログ化、ディスカバリなどの機能に加え、開発者のためにスムーズなエクスペリエンスを作り出して API の利用を促進するデベロッパー ポータルが含まれています。
「なお、開発言語には Go を利用しているのですが、これはスピンアップが非常に速いのが魅力。100 ミリ秒にも満たないんじゃないでしょうか……。結果として、必要な時だけインスタンスを起動する、サーバーレスな運用が可能になります。そうすると運用コストをギリギリまで削減できますから、どんなに好調でもいつかはやってくるサービス終了を先に延ばすことができるのではないかと考えています。わずかでも楽しんでいるお客さんがいらっしゃるならクローズしたくないという気持ちは、ゲーム開発者なら誰もが持っていますが、GCP ならそれができるのではないかな、と。今、考えることではないですけどね(笑)」(佐藤さん)
1 日目の基調講演は、“Building a Cloud for Everyone” をテーマに、Google Cloud CEO のダイアン グリーン、グローバルアライアンス & インダストリプラットフォーム部門 プレジデントのタリク シャウカットをはじめ多数のスピーカーが登壇し、最新のクラウドテクノロジーや “ AI for everyone “ にまつわるトピックをお届けします。さらに、企業の経営者の方をお招きし、ビジネスやプロジェクトの根幹を支える Google Cloud 活用術についてお話いただきます。
2 日目の基調講演は、“Bringing the Cloud to You” をテーマに、Google Cloud Apps 部門 バイス プレジデントのプラバッカー ラガバンが登壇。G Suite の活用で進化する働き方について、実際に G Suite を導入されている企業の経営者の方をお迎えしてご紹介します。さらに、昨今注目を浴びるサーバーレスやオープンハイブリッドなどのテクノロジーを深掘りするとともに、今月サンフランシスコで開催する Next SFO で発表する最新テクノロジーのハイライトをご覧に入れます。
また、Google Cloud Expo では、最新のクラウド技術を体験できるデモブースや、独自のサービスをご紹介するスポンサーブースをご用意しています。さらに、2 日目の夜には ネットワーキングパーティーとして、“ Next '18 in Tokyo Night ” を企画しておりますので、ぜひふるってご参加ください。
Google Cloud に代表されるクラウド技術の進化が引き起こすその先の世界を、機械学習、VR / AR、IoT などの領域で活躍されているスタートアップの方々と一緒に議論するイベント「INEVITABLE ja night」。
今回のテーマは「最新技術で変わる、エンタメ、スポーツ、ライフスタイルビジネスの不可避な未来」です。モバイルデバイスの進化や AR などのエッジなテクノロジーがますます身近となり、エンターテイメントや日常生活にも浸透してきています。これは同時に、この分野でのテクノロジー提供者やビジネスにも大きな変化が起きることを意味しています。
そこで、「エンターテインメント×テクノロジー=エンターテックはカルチャーを創る」をビジョンにさまざまな事業に参画しているエンターテック・アクセラレーターの鈴木貴歩さんをメインゲストに迎え、South by Southwest(SXSW)などで見られる世界の潮流や事例を踏まえ、今起きている変革と今後の不可避な流れについて議論していきます。
他の Google サービスとの統合による利便性の高さも大きかったと語るのは八重樫さんです。「クラウドのコンソールへのアクセスや、ゲーム管理画面へのログインなどでも Google アカウントが使えるので、新たに認証・認可の仕組みがいらないことは楽でした。Google アカウントはほぼ皆使っているので、新規メンバーでも即座にプロジェクトに入れますし、シームレスに使える Google スプレッドシートも、自動化のスクリプティング環境や API が整備されており、よいところを挙げるときりがありません。Excel ファイルの添付メールが飛び交っていた頃とは一線を画していると思います。」
「GAE や Google サービスを活用できるまでには相応のコストが必要でしたが、トータルではそれを上回るメリットが得られました。GAE と Go 言語による開発で最大のパフォーマンスを引き出すには、設計思想やベストプラクティスの理解が必要です。今回短期間での開発の達成には、我々の努力や覚悟以外にも、有償トレーニングや高度なサポートプランといったプロフェッショナルの力を借用するコストが必要でした。しかしその苦労やコストと引き換えに、ゲームリリース後の我々の労力は大幅に軽減され、今は平和な日々を送れていることは、大いに強調したいですね。」(八重樫さん)