業界をリードする料金体系の簡略化と大幅な値引きの実施
クラウド コンピューティングの本来のメリットは、従来のオンプレミス製品と比べて、ハードウェアの仮想化と従量課金による低コスト性を実現するという点にあります。しかしこの過去 5 年間、ハードウェアのコストが年間 20~30% のペースで低下している一方で、パブリック クラウドの値下げ率は平均で年間 8% に留まっており、クラウドのコスト低下はムーアの法則に追いついていないのが実情でした。
Google は、クラウドのコストはムーアの法則を反映すべきと考えています。費用の前払いやロックインのない従量課金制のサービスの料金体系を実現するとともに、以下のような 30~85%の 値下げを実施します。
Google Compute Engine : すべての地域、インスタンスサイズ、クラスで 32% の値下げ
Google App Engine : 料金体系の簡略化、データベースアクセスとフロントエンド インスタンスの大幅な値下げ
Google Cloud Storage : 大部分のお客様に対しておよそ 68% の値下げ(ギガバイト当たり一律 2.6 セントの新料金)
Google BigQuery : オンデマンド料金の 85% の値下げ。オンデマンドクエリは TB 当たり 5 ドル、 毎秒 5 GB の予約クエリの月額料金は最低 2 万ドルから。これは他のベンダーの料金を 75% 下回ります
使えば使うほど値引き率が高くなるディスカウントプラン
「Sustained-Use Discounts」
オンデマンド料金の値下げに加え、「Sustained-Use Discounts(使えば使うほど値引き率が高くなるディスカウントプラン)」も実施します。これは、一定期間継続的にご利用頂いた方々を対象とするものです。仮想マシン( VM )をその月の 25% 以上(約 8 日)利用すると自動的に値引きがはじまり、まる 1 か月間利用した場合はさらに 30% の値引きが適用されます。
新しい料金体系と Sustained-Use Discounts により、業界最低価格で最高水準のパフォーマンスを確保できます。前払いやロックインの必要がないため、将来の利用量について予測しておく必要もありません。
クラウドでの開発者の生産性の向上
開発者にとって最も生産性の高いプラットフォームを提供するため、Google は機能の追加に取り組んでいます。
クラウドでのビルド、テスト、リリースがごく簡単な設定と変更で可能に
git での簡単な変更だけでクリーンビルドとすべてのユニットテストを実行
フィルタリングと検索ツールを利用し、全てのインスタンスにまたがるログを集約
問題の原因となったコードをワンクリックするだけでバグの詳細をトレース。ブラウザ上で簡単なコード変更も可能
新たに Managed Virtual Machines を提供
Google App Engine は、運用管理の手間がかからず、優れたスケーラビリティを提供するというメリットを備えます。一方で、これまで広く利用されてきた VM 技術には柔軟性に優れるというメリットがあります。Google は、この両方を兼ね備えた Managed Virtual Machines の提供を開始しました。Managed Virtual Machines では、VM の高い柔軟性 と Google App Engine による管理の自動化を自在に組み合わせることが可能です。
Managed Virtual Machines を利用するには、 まず Google App Engine 上で Managed Virtual Machine を有効にするための設定を入力します。次に、マシンタイプやインストールするアプリケーションなどをコマンドで指定し、Google App Engine に VM を組み込みます。これにより、Google App Engine によってその後の VM のデプロイメントが自動管理されるようになります。
Google Compute Engine のサポート対象オペレーティングシステムの追加
Google Compute Engine のサポート対象 OS として、Red Hat Enterprise Linux と SUSE Linux Enterprise Server が追加されました。また、限定プレビュー版として Windows Server 2008 R2 にも対応しました。これにより、多くのお客様のシステムを Google Compute Engine 上で稼働できるようになりました。
Google BigQuery、あらゆる規模でのビッグデータ分析がリアルタイムで可能に
Google BigQuery は、あらゆるサイズのデータセットに対するインタラクティブな SQL クエリをわずか数秒で実行可能で、かつ開発者による構築作業や設定の不要なマネージド大規模クエリサービスです。今回、データのインポート機能である BigQuery Streaming においてテーブルごとに 毎秒 100,000 レコードを処理可能になり、膨大なデータのリアルタイム分析を実現しています。また、BigQuery はこれまでより 85% の大幅な値下げを実施しています。
2014 年 4 月 22 日(火曜日)
posted by 塩入賢治 (クラウドプラットフォーム セールススペシャリスト)
Google は、使い慣れたツールを利用でき、すばやく簡単にアプリケーションの構築やテストができる生産性、そして、スケーラビリティに優れたリアルタイムでのビッグデータ分析が可能なクラウドの実現に注力しています。また、長期契約や費用の前払いを必要とせず、従来に比べてはるかに低料金で提供し、持続的な利用に対して値引きを適用することにより、お客様により使い勝手のよい環境を提供しようと考えています。
Google Cloud Platform の日本市場での本格展開に伴い、本日、4 月 22 日に「Google Cloud Platform セッション- 最新技術と日本での展開について -」を開催します。イベントの模様は、YouTube 上の Google Enterprise サイト で近日公開します。また、Google+ や Twitter などで、#gcpja でイベントに参加している方のコメントをご覧頂けます。
日本での展開について
アジア地域へのデータセンターの展開によって、日本のお客様のご要望により対応しやすくなりました
Google Cloud Platform の公式サイト が日本語化されました。これにより、製品の最新情報を日本語でお届けできるようになりました
さらに、国内におけるパートナー制度の拡充、国内体制の強化を継続して行います
Google Cloud Platform の本格的展開
Google はこれまでの PaaS ( Platform as a Service ) に加え、IaaS ( Infrastructure as a Service ) の本格展開を進めています。その主な内容は以下の通りです。
価格体系の簡略化と業界をリードする大幅な値下げ
クラウドベースの DevOps ツールの展開開始
Managed Virtual Machines の提供開始、Google App Engine 上で VM が動作可能に
Google BigQuery による低価格でのリアルタイムビッグデータ分析の実現
業界をリードする料金体系の簡略化と大幅な値引きの実施
クラウド コンピューティングの本来のメリットは、従来のオンプレミス製品と比べて、ハードウェアの仮想化と従量課金による低コスト性を実現するという点にあります。しかしこの過去 5 年間、ハードウェアのコストが年間 20~30% のペースで低下している一方で、パブリック クラウドの値下げ率は平均で年間 8% に留まっており、クラウドのコスト低下はムーアの法則に追いついていないのが実情でした。
Google は、クラウドのコストはムーアの法則を反映すべきと考えています。費用の前払いやロックインのない従量課金制のサービスの料金体系を実現するとともに、以下のような 30~85%の 値下げを実施します。
Google Compute Engine : すべての地域、インスタンスサイズ、クラスで 32% の値下げ
Google App Engine : 料金体系の簡略化、データベースアクセスとフロントエンド インスタンスの大幅な値下げ
Google Cloud Storage : 大部分のお客様に対しておよそ 68% の値下げ(ギガバイト当たり一律 2.6 セントの新料金)
Google BigQuery : オンデマンド料金の 85% の値下げ。オンデマンドクエリは TB 当たり 5 ドル、 毎秒 5 GB の予約クエリの月額料金は最低 2 万ドルから。これは他のベンダーの料金を 75% 下回ります
使えば使うほど値引き率が高くなるディスカウントプラン
「Sustained-Use Discounts」
オンデマンド料金の値下げに加え、「Sustained-Use Discounts(使えば使うほど値引き率が高くなるディスカウントプラン)」も実施します。これは、一定期間継続的にご利用頂いた方々を対象とするものです。仮想マシン( VM )をその月の 25% 以上(約 8 日)利用すると自動的に値引きがはじまり、まる 1 か月間利用した場合はさらに 30% の値引きが適用されます。
新しい料金体系と Sustained-Use Discounts により、業界最低価格で最高水準のパフォーマンスを確保できます。前払いやロックインの必要がないため、将来の利用量について予測しておく必要もありません。
クラウドでの開発者の生産性の向上
開発者にとって最も生産性の高いプラットフォームを提供するため、Google は機能の追加に取り組んでいます。
クラウドでのビルド、テスト、リリースがごく簡単な設定と変更で可能に
git での簡単な変更だけでクリーンビルドとすべてのユニットテストを実行
フィルタリングと検索ツールを利用し、全てのインスタンスにまたがるログを集約
問題の原因となったコードをワンクリックするだけでバグの詳細をトレース。ブラウザ上で簡単なコード変更も可能
新たに Managed Virtual Machines を提供
Google App Engine は、運用管理の手間がかからず、優れたスケーラビリティを提供するというメリットを備えます。一方で、これまで広く利用されてきた VM 技術には柔軟性に優れるというメリットがあります。Google は、この両方を兼ね備えた Managed Virtual Machines の提供を開始しました。Managed Virtual Machines では、VM の高い柔軟性 と Google App Engine による管理の自動化を自在に組み合わせることが可能です。
Managed Virtual Machines を利用するには、 まず Google App Engine 上で Managed Virtual Machine を有効にするための設定を入力します。次に、マシンタイプやインストールするアプリケーションなどをコマンドで指定し、Google App Engine に VM を組み込みます。これにより、Google App Engine によってその後の VM のデプロイメントが自動管理されるようになります。
Google Compute Engine のサポート対象オペレーティングシステムの追加
Google Compute Engine のサポート対象 OS として、Red Hat Enterprise Linux と SUSE Linux Enterprise Server が追加されました。また、限定プレビュー版として Windows Server 2008 R2 にも対応しました。これにより、多くのお客様のシステムを Google Compute Engine 上で稼働できるようになりました。
Google BigQuery、あらゆる規模でのビッグデータ分析がリアルタイムで可能に
Google BigQuery は、あらゆるサイズのデータセットに対するインタラクティブな SQL クエリをわずか数秒で実行可能で、かつ開発者による構築作業や設定の不要なマネージド大規模クエリサービスです。今回、データのインポート機能である BigQuery Streaming においてテーブルごとに 毎秒 100,000 レコードを処理可能になり、膨大なデータのリアルタイム分析を実現しています。また、BigQuery はこれまでより 85% の大幅な値下げを実施しています。