職場や家庭、学校におけるコミュニケーションのミスと解決策をテーマとした『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?』(今井むつみ著)が、幅広い層に読まれています。本書の背景にあるのは「人は、聞き逃し、都合よく解釈し、誤解し、忘れるもの」という考えであり、これは認知科学における「常識」だと今井むつみさんは指摘します。さらに今井さんによると、こうした常識は、コミュニケーションの問題に限ったものではないそうです。そこで本コラムでは、知っておきたい認知科学の広くて深い世界を、体系的に学べるように、えりすぐってお届けしていきます。(写真:尾関祐治)
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