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ついにガイコツパンダホヤの正体が判明!~SNSによる情報拡散から新種の発見へ~(理学研究院 教授 柁原 宏) 2024年2月1日 ポイント ●メディアに取り上げられてきたガイコツパンダホヤの正式名称が決定。 ●形態とDNAの情報を元に、ガイコツパンダホヤを新種Clavelina ossipandaeとして記載。 ●SNSを通じた情報拡散が新種発見の契機。 概要 北海道大学大学院理学院博士後期課程3年の長谷川尚弘氏はガイコツパンダホヤが新種のホヤであることを発見し、指導教員である北海道大学大学院理学研究院の柁原 宏教授との共著論文中でClavelina(クラベリナ) ossipandae(オシパンダエ)という学名を提唱しました。 ホヤの仲間は脊索動物門・尾索動物亜門に属し、全世界から約3000種、日本国内からは約300種が知られています。日本国内のホヤ類の多様性調査は本州沿岸域で充実している
寄生虫エキノコックスはどこから来たのか?~北海道への導入を遺伝学的に検証~(獣医学研究院 教授 野中成晃、准教授 中尾 亮) 2023年10月16日 ポイント ●北海道のエキノコックス(多包条虫)の起源に関する仮説を遺伝学的に検証。 ●人為的な動物の移動がエキノコックスの拡散・導入に関与してきたことを示唆。 ●国内外における、エキノコックスの将来的な拡散防止に期待。 概要 北海道大学大学院獣医学研究院の野中成晃教授、中尾 亮准教授らの研究グループは北海道のエキノコックス(多包条虫、Echinococcus multilocularis)の由来を遺伝学的に検証し、北海道のエキノコックスが3,000 km以上離れたアラスカのセントローレンス島に起源をもつ可能性を示しました。 エキノコックスはヒトに感染して重篤な疾患を起こす寄生虫で、現在は道内に広く分布し、深刻な健康被害をもたらしていますが、本
2023年2月9日 北海道大学 北海道立総合研究機構 ポイント ●理論・実証分析の双方から、河川における放流が魚類群集に与える影響を検証。 ●放流は種内・種間競争の激化を促し、多くの場合で群集構成種を長期的に減らすことを解明。 ●魚類資源の回復には、河川等の生息環境の改善等の別の抜本的対策が求められることを示唆。 概要 北海道大学大学院地球環境科学研究院の先崎理之助教は、ノースカロライナ大学グリーンズボロ校の照井 慧助教、北海道立総合研究機構の卜部浩一研究主幹、国立極地研究所(当時)の西沢文吾氏と共同で、魚のふ化放流は多くの場合で放流対象種を増やす効果はなく、その種を含む生物群集を減らすことを明らかにしました。 飼育下で繁殖させた在来種を野外に放す試みは、野外個体群の増強を目的として様々な動植物で行われています。特に、漁業対象種のふ化放流は、国内外に広く普及しています。一方、こうした放流で
北海道大学は、本学教員がSNSにおいて、本学とは関係のない個人的な見解としながらも、先住民族であるアイヌ民族をはじめとする民族的マイノリティに関する不適切な発言や、排外主義的な発言を繰り返していたことを把握いたしました。 SNSにおける個人的な発言については、日本国憲法によって保障されている「表現の自由」を尊重すべきではありますが、当該教員は本学教員であることを公表しており、本学が、当該教員の不適切な発言を本学とは関係のない個人的な見解として放置することは、本学もこのような発言を容認しているという誤ったメッセージを社会に発することになりかねず、不適切であると考えます。 本学は、令和3年12月、多様な人々との共存と共生を基盤とした「北海道大学ダイバーシティ&インクルージョン推進宣言」を公表し、「人種、国籍、肌の色、言語、民族、出自、宗教、信条、性別、性的指向、性自認、ライフイベント、年齢、障
植物の成長を促す塗布型の光波長変換透明フィルムを開発~次世代農林水産工学への応用展開に期待~(工学研究院 教授 長谷川靖哉) 2022年10月27日 ポイント ●紫外線を赤色光へ効率的に変換する塗布型の光波長変換透明フィルムを開発。 ●野菜や樹木の成長促進効果の実証実験に成功。 ●農林水産業を加速化する次世代の光テクノロジーへ期待。 概要 北海道大学大学院工学研究院の長谷川靖哉教授、同大学創成研究機構化学反応創成研究拠点(WPI-ICReDD)の庄司 淳特任助教、同大学大学院農学研究院の鈴木 卓教授及び斎藤秀之講師らの研究グループは、塗布可能な光波長変換材料で透明フィルムを開発し、その植物の成長促進効果を実証することに世界で初めて成功しました。 植物の成長には光が必要であり、葉緑素が吸収する赤色の光を効果的に利用することが知られています。一方、紫外線は多くの生物にとってダメージとなることも
北海道中川町の恐竜化石を新属新種「パラリテリジノサウルス・ジャポニクス」と命名~恐竜類テリジノサウルス科の爪の進化~(総合博物館 教授 小林快次) 2022年5月9日 北海道大学 岡山理科大学 中川エコミュージアムセンター ポイント ●パラリテリジノサウルスがテリジノサウルス科の新属新種であることを解明。 ●テリジノサウルス科は進化と共に爪の役割が変化し,枝に引っ掛けて葉を食べていたことを示唆。 ●東アジアのテリジノサウルス類は,長い間より広い生息域かつ多様な環境に適応していたことを示唆。 概要 北海道大学総合博物館の小林快次教授,岡山理科大学の高崎竜司研究員,アンソニー・フィオリロ(米国・サザンメソジスト大学、北海道大学客員教員),中川町エコミュージアムセンターの疋田吉識センター長らの研究グループは,2000年に北海道中川町の白亜紀後期カンパニアン期(約8,300万年前)の地層から発見さ
星間分子雲における核酸塩基生成に世界で初めて成功~宇宙の極限環境で核酸の構成成分が光化学反応により生成~(低温科学研究所 助教 大場康弘) 2019年9月30日 北海道大学 海洋研究開発機構 九州大学 ポイント ●宇宙空間に存在する極低温氷微粒子の光化学反応で6種の核酸塩基が生成。 ●生命の遺伝物質,核酸の構成成分が地球外環境で生成可能であることを実証。 ●地球上における生命誕生の理解促進につながることを期待。 概要 北海道大学低温科学研究所の大場康弘助教,海洋研究開発機構の高野淑識主任研究員,九州大学大学院理学研究院の奈良岡浩教授らの研究グループは,実験室内で極低温・超高真空の宇宙空間を再現し,水と一酸化炭素,メタノール,アンモニアで構成される氷薄膜内の光化学反応によって,遺伝物質である核酸の構成成分の一つ,核酸塩基が生成可能であることを世界で初めて確認しました。 星が誕生する前の宇宙空
幼形成熟したエゾサンショウウオを89年ぶりに発見!(北方生物圏フィールド科学センター 准教授 岸田 治,研究員 岡宮久規) 2021年12月9日 ポイント ●幼形成熟したエゾサンショウウオを北海道胆振地方の池で発見。 ●日本産サンショウウオの幼形成熟の報告は89年ぶり,サンショウウオ科全体でも非常に珍しい報告。 ●サンショウウオ類の生活史の多様性や進化の理解につながる重要な発見。 概要 北海道大学北方生物圏フィールド科学センターの岡宮久規研究員と岸田 治准教授らの研究グループは,2020年と2021年に,胆振地方の池で,成体のサイズに達しているにも関わらずエラや発達した尾ビレなど幼生の形態を保持したエゾサンショウウオを3個体発見しました。形態や体液を分析した結果,これらの個体は全てオスで,幼生の形態を保持したまま成熟した幼形成熟個体であることがわかりました。さらに,2個体から得た精液と,通
この度,本学のリスト・ベンジャミン氏がノーベル化学賞を受賞しました。 同氏は,2018年から本学の化学反応創成研究拠点(WPI-ICReDD(アイクレッド))の主任研究者として,有機触媒を用いた新規反応開発に係る研究に取り組んでおり,2020年5月からは特任教授としても在籍しています。 受賞に際して,本学関係者からのコメントをお届けします。 総長 寳金 清博 本学は,文部科学省の事業「世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)」に2018年に採択され,化学反応創成研究拠点(ICReDD)を同年10月に設立しました。 ICReDDは,第一線の研究者を世界から多数集め,優れた研究環境ときわめて高い研究水準を誇る世界から目に見える研究拠点として活動しています。 世界的なネットワークの中で研究しているICReDDにおいて,ノーベル賞受賞者が出たことは大変光栄です。 今後も,こういった研究ネットワ
北海道におけるエゾウイルス熱を発見~マダニが媒介する新たなウイルス感染症~(人獣共通感染症国際共同研究所 講師 松野啓太) 2021年9月22日 北海道大学 長崎大学 酪農学園大学 北海道医療大学 ポイント ●マダニが媒介する新たなウイルス感染症,エゾウイルス熱を発見。 ●2014年以降,少なくとも7名の感染者が北海道内で発生していることが判明。 ●マダニや野生動物にもエゾウイルスが感染しており,北海道内に定着している可能性を示唆。 概要 北海道大学人獣共通感染症国際共同研究所の松野啓太講師らの研究グループは,同大学院獣医学研究院,同大学ワンヘルスリサーチセンター,市立札幌病院,北海道立衛生研究所,国立感染症研究所,長崎大学,酪農学園大学,北海道医療大学らと共同で,発熱や筋肉痛などを主徴とする感染症の原因となる新しいウイルスを発見し,このウイルスをエゾウイルスと命名しました。エゾウイルスは
心理的ストレスが腸内細菌を攪乱する機序をはじめて解明~うつ病の脳腸相関を介した予防・治療法開発に期待~(先端生命科学研究院 准教授 中村公則,教授 綾部時芳) 2021年5月11日 ポイント ●腸の自然免疫αディフェンシンによる腸内細菌の制御が脳に影響することを解明。 ●精神的ストレスによる脳腸相関のメカニズムを解明。 ●うつ病など神経系障害の腸をターゲットとする予防や治療の進展に期待。 概要 北海道大学大学院先端生命科学研究院の中村公則准教授,綾部時芳教授らの研究グループは,小腸のパネト細胞が分泌する自然免疫の作用因子であるαディフェンシンが心理的ストレスによって減少することを明らかにしました。さらに,うつ状態を起こすようなストレス下では,αディフェンシンの減少によって腸内細菌叢と腸内代謝物が異常となり,腸内環境の恒常性が撹乱することをはじめて明らかにしました。 研究グループの北海道大学
難問「巡回セールスマン問題」を新型コンピュータで解決~アメーバの探索能力から着想を得てアナログ回路で実現。超スマート社会での活躍に期待~(量子集積エレクトロニクス研究センター 教授 葛西誠也) 2020年12月2日 北海道大学 Amoeba Energy ポイント ●組合せ最適化問題をアメーバ生物「粘菌」の行動に学んだ新コンピュータ「電子アメーバ」で解決。 ●「電子アメーバ」は実社会の難しい課題をシンプルかつコンパクトなアナログ回路で解決可能。 ●IoTデバイスなどに組込める小型で省電力のチップとして超スマート社会での活躍に期待。 概要 北海道大学量子集積エレクトロニクス研究センターの葛西誠也教授らの研究グループは,Amoeba Energy株式会社と共同で,アメーバ生物である粘菌の探索行動から着想を得た新型アナログコンピュータを開発し,代表的な組合せ最適化問題「巡回セールスマン問題」を解
「幻の魚」イトウの生息域を最新技術ではじめて解明~希少種分布の網羅的把握と生息環境の限定要因解明への貢献に期待~(農学研究院 教授 荒木仁志) 2020年11月6日 ポイント ●生態学の最新技術である環境DNA解析を駆使して絶滅危惧種イトウの生息域推定に成功。 ●北海道内の120河川中,7河川でイトウ分布の証拠となるDNAを検出。 ●捕獲や目視に頼らず,環境DNA検出による希少生物の分布や生息環境の解明に期待。 概要 北海道大学大学院農学研究院の荒木仁志教授らの研究グループは,生態・分布に謎が多く「幻の魚」とも呼ばれる絶滅危惧種イトウの生息域解明のため,環境DNA解析と呼ばれる最新技術を駆使した研究を行ってきました。その結果,川の水からイトウ由来のDNAを検出することで,対象種に触れることなく自然河川での生物量や生息環境を北海道内で網羅的に推定することに成功しました。 研究グループではイト
北海道大学に対する爆破予告がありました。 現在,警察の協力のもと,学内における警備の強化を行っておりますが,学生の安全を最優先に考え,本日(7月13日(月))の2講時目以降の対面による授業等(演習・実験・実習等や大学院の研究指導を含む)は休講とし,併せて,本日(7月13日(月))については,学生の大学構内への一切の入構を禁止とします。 7月13日(月)15:00追記 本件について学内警備体制を強化していたところですが,特段異状は見受けられませんでしたので,明日以降は学生の入構禁止措置はとらず,授業も通常どおり実施することをお知らせいたします。
2020年5月7日 北海道大学 岡山理科大学 ポイント ●アラスカのハドロサウルス科ウグルナールク属が同科のエドモントサウルス属であることを解明。 ●エドモントサウルス属が広範囲の緯度に生息し,環境変化への適応能力を持っていたことを示唆。 ●エドモントサウルス族が北環太平洋沿岸に広く生息しアジアと北米間を移動できた可能性を示唆。 概要 米国ペロー自然科学博物館の北極圏恐竜研究プロジェクトに参画している北海道大学総合博物館小林快次教授と日本学術振興会特別研究員で岡山理科大学の高崎竜司研究員物館は,米国ペロー自然科学博物館との共同研究として,米国アラスカ州北部の白亜紀末(約6,900万年前)の植物食性恐竜,ハドロサウルス科ウグルナールク属の再研究を行いました。 比較・系統分類の結果,ウグルナールク属がエドモントサウルス属(属:Genus)であることを解明しました。これまでエドモントサウルス属の
HPVワクチンの積極的勧奨中止で1万人超の死亡と予想~2020年中に接種率を70%まで回復できれば,80%の命を救える可能性~(医学研究院 特任講師 シャロン・ハンリー) 2020年2月18日 ポイント ●子宮頸がん予防HPVワクチン接種の「積極的勧奨の中止」によって罹患者数・死亡数が増加。 ●積極的勧奨の再開などの諸政策の実施により子宮頸がん超過死亡の80%が救命可能と推定。 ●ワクチンの接種率だけではなく検診受診率も上昇しない限り今世紀中の子宮頸がん根絶は困難と推定。 概要 北海道大学大学院医学研究院のSharon Hanley特任講師やCancer Council New South WalesのKaren Canfell教授らの研究グループは,日本での子宮頸がん予防HPVワクチンの「積極的勧奨の中止」による影響を定量化し,ワクチンの「積極的勧奨の中止」を行わなかった場合に,子宮頸が
10月18日(金),北海道大学宛に,10月25日(金)に開催を予定していた金葉祭の関連イベント及び10月26日(土)・27日(日)に開催を予定していた金葉祭の出演者,学生及び来場者に対し,危害を加える旨のメールが届きました。 本学では,学生及び関係者の安全確保を最優先と考え,金葉祭を中止することとしましたので,お知らせいたします。 【令和元年10月23日(水)学務部学生支援課より連絡】 ※本学学生が無断で「北大金葉祭」の名前を騙り活動しているとの連絡が入りました。 学生の皆さんにおかれましては、このような行為を行わないよう強く求めます。 北大金葉祭ページは こちら
2019年6月20日 ポイント ●ナスカの地上絵にナスカ周辺に生息しないペリカン類とカギハシハチドリ類を確認。 ●「コンドル」や「フラミンゴ」とされた地上絵は,これらの分類群とはみなせないことを確認。 ●周辺に生息しない鳥を描いていたことは,制作目的の点から地上絵の謎の解明への貢献に期待。 概要 北海道大学総合博物館の江田真毅准教授らの研究グループは,鳥類学の観点からナスカの地上絵に描かれた鳥を同定しました。鳥類は,ナスカ台地の地上絵に最も多く描かれた動物です。しかし,その同定は図像の全体的な印象やわずかな特徴に基づくのみで,十分な研究がなされてきませんでした。 鳥類形態学の観点から地上絵の鳥を同定した本研究では,ペリカン類とカギハシハチドリ類というナスカ周辺に生息しない鳥が描かれていたことがわかりました。一方,有名な「コンドル」などの地上絵はそのように同定する根拠に乏しいことがわかりまし
5本腕と6本腕のオオクモヒトデは「ふくらみ方」が違う~からだの形が,動きを協調させるデザイン~(電子科学研究所 准教授 青沼仁志) 2019年6月12日 ポイント ●オオクモヒトデがからだを風船のようにしぼませたり膨らませたりする現象を発見。 ●5本腕と6本腕の個体で,パーツ間の同期のパターンが異なることを発見。 ●水の流れを想定した数理モデルから,神経回路に頼らない協調運動の理解に貢献。 概要 北海道大学大学院生命科学院博士課程の脇田大輝氏,広島大学大学院理学院の早瀬友美乃研究員,北海道大学電子科学研究所の青沼仁志准教授の研究グループは,オオクモヒトデというヒトデに似た動物が,からだを風船のようにしぼませたり膨らませたりする協調運動「ポンピング」をし,パーツ間の同期のパターンが5本腕と6本腕の個体で異なることを発見しました。 ポンピングは「生きた動物で,明らかに異なるからだの形が,明らか
むかわ町穂別産"むかわ竜"全身復元骨格が完成!~むかわ竜,ついに立ち上がる~(総合博物館 教授 小林快次) 2019年4月17日 北海道大学 穂別博物館 概要 北海道大学総合博物館の小林快次教授とむかわ町は,むかわ町穂別産「むかわ竜」の全身復元骨格を製作し,公開しました。 今回の全身復元骨格は,実物標本とともに国立科学博物館(東京都台東区上野公園)で開催される「恐竜博 2019」で展示され,一般公開されます。 詳細はこちら 公開したむかわ竜全身復元骨格
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