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March 26, 2008 どうすればデジタルコンテンツは売れるのか カテゴリ:カテゴリ未分類 テレビ業界の競争力がひどいことになっているようなので、ちょっと書いておく。 これはマーケティングの四則演算である。 2006年度に邦画の興行収入が洋画を抜いて、邦画が面白くなったからだといっている人々がいた。わたしはそれを見て唖然としたのだが、これは単純に2006年の洋画がつまらなかったからに過ぎなかったことは2007年に証明された。 基本的に、映画のマーケットニーズ、つまり、映画でも見に行くかニーズは急拡大するわけがなく、限られたパイの中で競争に過ぎないからだ。 「おれの映画には1800円の価値がある」わけがなく、それどころか300円の価値もないことを理解しないと、かなりひどい状況に追い込まれることになる。価値があるのは、休日を退屈しないで過ごす、というニーズを満たすことであり、映像コンテン
December 24, 2007 現実を支配しはじめるゲーム (4) カテゴリ:カテゴリ未分類 いつの頃からか、たぶんファミコン全盛期のころだと思うのだが、ファミコンの優秀なプレイヤーを軍事利用するというフィクションを見たことがある。 ファミコン大会が開かれ、その優秀者が軍のヘリコプターを遠隔で操作する。 今にしてみれば、なるほど、米軍の無人機などはそうじゃないかと思えてしまうのだが、当時はその発想が斬新だった気がする。 あー、そうか、ゲームはいつか現実に組み込まれるのか、わたしはそう思った。 小学生のわたしには、ありそうな未来に見えた。 しかし、どうも、状況は逆のようである。 これに気付くのはしばらく時間がかかったのだけど、どうも事実のようだ。 考えてみれば、至極当然な帰結であって、なにも化け物じみた事実は一つもない。 ゲームが現実を組み伏せる。 というか、シミュレーションが現実の前に
April 4, 2007 銀の弾丸が発明されにくい理由 → 発明者は頭がおかしいから カテゴリ:カテゴリ未分類 タイトルのようなエントリーを書こうと思って、面白い記事にであう。 ■デスマーチが起きる理由 - 3つの指標 非常に長いのだが、googleで銀の弾丸で調べるとトップに出てくる文章だけあって、中身は非常に濃い。 簡単に引用すると、 開発者が努力して、作業を効率化したとします。すると、その開発者は普通より早く仕事が終わりますから、少し手が空いた状態になるんです。ところで、『分業が進んでいる職場では、プログラマがプログラミング以外の仕事をすることは許されない』ため、他の人の仕事を待つ必要が出てきてしまいます。憶測でコードを書くことも出来ますが……『仕様が決まっていないのにコードを書いても、どうせ作り直し』になります。やるだけ無駄です。さて、暇そうにしている開発者の元に、次の仕事が回っ
March 23, 2007 しっぺ返しの戦術を強制発動させてしまう人々 カテゴリ:カテゴリ未分類 囚人のジレンマという著名な実験があって、その中で最強と言われるしっぺ返し戦術というモノがある。 協調か裏切りかを選ぶゲームで、最初は常に協調を選ぶのだが、相手が裏切った瞬間からその後は常に裏切り続けるという戦術だ。普通に誰もがずるいことを考えずに協調し続けていればみんな幸せになるのだが、誰かが一度でも裏切った瞬間から、その者に対して常にダメージを与え続ける行動をし続ける。 もう本当にオン・オフの二種類しかなく、一度オフになったら永久にオンになることはない。 わたしも結構ネット生活は長いのだが、ネットで生存する最良の戦術はこのしっぺ返し戦術であるように思える。もちろん誤解はあるので、オフに切り替える瞬間を図るのは慎重にやるのだが、そのオフに切り替える瞬間に最大限のダメージを与えるように計算する
December 12, 2006 今、審査中の「物語自動生成方法」の特許出願がすごい。 カテゴリ:カテゴリ未分類 特許関連の仕事に就いている関係上、また物語に興味を持っている関係上、 「物語に関する特許ってどんなのがあるんだろう?」 というのは当然の興味だ。 電子図書館へ行って、初心者用検索におもむろに「物語」と入力するとでるわでるわ300件以上。一時期、片っ端から公開公報を読んでいた時期があったので、実はこれは全部読んでいる。 実際、どんな人が出願しているのだろうか? これは大きく分けて、 「ゲーム系会社」「素人」そしてもう一つが「パチンコ・パチスロ機メーカー」である。 この中で群を抜いて出願数が多いのがパチンコメーカー。 つまりあの液晶表示部に物語性を持たせようと言う出願が多いのだ。 興味深いが純技術という感じ。 しかし、この数百件の特許出願の中に、わたしの度肝を抜かせた出願がある。
February 13, 2007 レッシグ理論には限界があることを指摘しないと、wikipediaがダメになると、思った。 (1) カテゴリ:カテゴリ未分類 以前、YouTube問題でネット界が揺れていたとき、わたしが気付いたことがある。 YouTubeが違法問題でつぶれそうになっていたとき、日本中の議論は奇妙に捻じ曲がっていて、アメリカもどうもダメのようだった。 わたしが書いた解決方法は、知財界では当然と思われる常識を書いたまでだったのが、知識人たちがでたらめなことを言っていることにわたしは気付いた。 この正体をわたしは、解き明かそうと、実は情報を丹念に洗っていたことがある。 そしてそのとき気付いたのは、その根元がすべて同じだということだった。 ただ、その問題を当時書くことは意味がなく、しかもネット界では常識的なことと思われていたので、あえてその問題に言及することは避けてきた。 You
August 21, 2006 料理レシピに特許性は認められるのか カテゴリ:カテゴリ未分類 今日の日経新聞に、レシピの特許性の記事があった(オンラインにはないようだ)。 回答しているのが弁護士という事もあって、実際にそぐわない法律解釈に始終するという内容であったが、この問題を議論し始めると、特許屋としての才能と経験があるかどうかが如実に分かると、父と話しながら感じた。 結論から言うと、レシピに特許性が認められる事もある。 これは知的財産かと言われれば、文句なしに知的財産だし、では知的財産法のうちどれで保護するのか、と聞かれれば、 「うーんと・・・、特許法か・・・」 となってしまう。 (不正競争防止法という手もあるか・・・。しかしオールマイティで何でも使える、不正競争防止法の営業秘密の無敵具合・・・。うーん、商標も使い方次第か・・・) 特許には、その物自体、その物を生産する方法、方法、の三
October 14, 2006 RSS収集法 30分でプロ以上の事情通になれちゃいますね・・・、これは。 (1) カテゴリ:カテゴリ未分類 毎週のように数千のRSSフィードと戯れているうちに、かなり迅速に本人好みの玉フィードを収集する方法を発見してしまった。 以前、『どうも大漁だったらしい・・・。』において、準メジャーブログのフィードをごっそり獲得する方法を紹介したが、今回紹介する方法は、ニッチサイトまで、しかも誰も気付いてない極上フィードまでもごっそり、しかも、あっと言う間にいただける方法である。 知識もお金も必要ないが、かなりオペレーションテクニックを必要とするので、スクリーンショットとともに、そのテクニックも紹介しよう。 これを参考にして、誰も知らない極上サイトの発掘をし、快適なフィードライフを送っていただければ幸いである。 ■用意するソフト このテクニックは、FireFoxのエク
August 31, 2006 2ちゃんねるの特許法による統治の実現性に関する考察 (4) カテゴリ:カテゴリ未分類 まず、誤解のないように本質を述べておくと、これから始まる考察は、GPLと企業の特許戦略とGoogleの開発手法の折衷案を検討し、どのように実装するかという問題を考察していて、2ちゃんねるをほぼ現状のまま永久的に保持し、ついでに世界中からの名声までかっさらってしまえないだろうかを考えている内容である。 実現性は本人もよく分からない。 単純な案の提示と、個人的な見解の列挙である。 2ちゃんねるがやばいというニュースが飛び込んだ。 敗訴した裁判の賠償金をひろゆき氏が払わないので、破産の手続きをしようとしている動きがあるという内容だ。その流れで、過去のひろゆき氏のインタビュー記事がピックアップされていて、それによれば、ひろゆき氏は、現在の2ちゃんねるを統治する方法がないことを、告白
July 28, 2006 YouTube問題を簡単に解決する方法 カテゴリ:カテゴリ未分類 YouTube問題で取りざたされる著作権には、実はこれを回避する極めて強力な方法がある。これが発動すると、著作権は何の意味もなさなくなる。しかし、その話をいきなりするとさっぱり分からないだろうし、YouTube問題を理解するためにも、何点かの論点の整理から始めてみよう。 YouTube問題の様々な議論を見てきて、どうしても不可解に思える点がある。 まず、そこを整理してみよう。 ■著作権は実はあんまり問題ではない まず第一に、著作権問題が起こっているが、実は著作権はあんまり問題ではない。 なぜなら、YouTubeはもともと著作権を侵害している動画をアップする事を禁じているし、この規約を破ったユーザを登録破棄にするとまで言っている。つまりYouTube国においては著作権侵害ユーザは死刑であり、これほど
July 1, 2006 ひ、非常に高度になってきた・・・。 カテゴリ:カテゴリ未分類 Heartlogicさん、ご返信ありがとうございます。 とても楽しく読ませていただいております。 まずはこちら。 「未来人だけど何か質問ある?」が狙ってネタだった件 これは、実は広告・広報・マーケティング部門では、非常に頻繁に使われている手口なのです。わたしはマーケティング出身ですが、このファシリエイトを、自社の利益のために多用していて、そのため生活の周辺に流れる情報に、バイアスがかかってしまっているのですね。 新商品 → 情報格差 → 自社の利益のための誘導 最近は、物語の分野で、非常に悪用されています。 そもそも論理的に破綻している物語 → 見ても分からない → そのため、大量の議論が発生し、これが広報的効果をもたらしてしまう → 論理的に破綻している物語の大量生産 う、うーん、非常に避けたい流れが
June 26, 2006 いまだにネットには、2ch以上のコミュニティはない (2) カテゴリ:カテゴリ未分類 つい先週、はてなで新しい遊びを思いついて、思いっきり遊んでいる。 もうすでにはてなの史上最高回答数を超えたようで、反響も大きく楽しんでもらっているようでうれしい。 これである。 【ネタ】おれ、2010年から来た未来人だけど、何か質問ある? 現在は、どうもブラウザの仕様上の限界を超えてしまったようで、はてなに対応を聞いているところ。 うーん、困ったものである。 実はこれ、2chのVIP板ではやっている、 「おれ、○○だけど、何か質問ある?」 というやつをポイントシステムを使ってやってみるとどうなるかを試してみたくてやってみたのだが、はてなという良質のユーザが集まるサイトで、これでも一応Webマスターをやっていた元プロのファシリエイターが組み合わさっただけあり、なかなか楽しいものに
June 14, 2006 諸君 私は特許が好きだ (2) カテゴリ:カテゴリ未分類 「諸君 私は特許が好きだ 諸君 私は特許が好きだ 諸君 私は特許が大好きだ 明細書が好きだ 特許訴訟が好きだ 拒絶査定が好きだ 無効審判が好きだ 意見書が好きだ 補正手続が好きだ すぐ変わる条文が好きだ 電子図書館が好きだ 機械で エレクトロニクスで 化学で プログラムで 生物で 日用品で 通信で ビジネスモデルで 医薬で 建築方法で この地上で行われる ありとあらゆる特許行動が大好きだ 戦列をならべた特許事務員の一斉出願が 轟音と共に従来技術を吹き飛ばすのが好きだ 空中高く放り上げられた従来技術が 請求項でばらばらになった時など心がおどる 弁理士の操る課題を克服するための方法が 審査官を撃破するのが好きだ 悲鳴を上げて 燃えさかる広報から飛び出してきた進歩性を 意見書でなぎ倒した時など胸がすくような気持
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