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大そうじへの備え
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昔々、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。 おじいさんがディプロマミルへ学位を買いに、おばあさんがEM団子*1を投入されて無駄にBODが上昇した川へ洗濯に行くと、川上から大きな桃がルイセンコルイセンコと流れてきました。 「あれまあ、大きな桃だこと。きっと完全無農薬の奇跡の*2桃に違いない。」 家に持ち帰って桃を割ってみると、桃の中からインナーチャイルドが生まれてきました。 「桃から生まれたから、名前は桃太郎にしましょう」 シュタイナー教育*3を受けて、すくすくと育った桃太郎は、ある日おじいさんとおばあさんに言いました。 「おじいさん、おばあさん。僕は鬼ヶ島へ鬼退治に行ってきます」 桃太郎が鬼ヶ島ヘ向かっていると、向こうから犬が江戸しぐさ*4に倣って道の隅を歩いてやってきました。 江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統 (星海社新書) 作者: 原田実出版社/メーカー: 講談社発
昔々、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。おじいさんが実験室へピペットマンのチップ詰めに、 アズワン ピペットマンM P1000M 1-6659-04 出版社/メーカー: アズワンメディア: その他この商品を含むブログを見るアイビス ピペットチップ(イエロー) I-703Y 1ケース(1000本入) 出版社/メーカー: アズワンメディア: ヘルスケア&ケア用品この商品を含むブログを見る おばあさんが機器室へフローサイトメトリーに行くと、検出部に大きな細胞がドンブラコドンブラコと流れてきました。 「こんなに強い前方散乱は見たことがない。セルソーターでソーティングして分取しよう。」 実験卓に持ち帰って細胞を破砕してみると、細胞の中から小さな男の子が出てきました。 「大きな細胞から生まれたから、名前はMassive cell Originated MOTive and ARrival
3月27日、消費者庁は「二酸化塩素を利用した空間除菌を標ぼうするグッズ」を販売する17社に景品表示法に基づく措置命令を行った*1。これらの商品はには宣伝されたような空間除菌効果を裏付ける根拠がなかったという*2。 命令をうけた17社のうちの1社であり、命令の対象になった『クレベリンゲル』等の商品を製造する大幸薬品は、この措置命令を受けて以下のような発表を行った。 弊社では、自社のみならず研究機関や企業・団体の協力も仰ぎ、研究室や一般居住空間を用いて数多くの二酸化塩素とクレベリンについての実験を繰り返してきました。そのうえで、「二酸化塩素の素晴らしさ」を自信を持ってお伝えし、消費者の皆様に納得してお買上げいただける製品づくりに取り組んでまいりました。この度の件で、対象となる商品をご利用いただいているお客様をはじめとする関係各位にご迷惑をおかけしましたことを、詫び申し上げます。 なお、今回の指
国産個人向け遺伝子解析サービスGeneQuestがサービスを開始したので、早速試してみた。 利用の流れ 公式サイトからサンプル採取キットを購入。 自宅に配達されたキットを使って唾液を採取。 署名した同意書と一緒にサンプルを送り返す。 約4週間で解析結果がwebから見れるようになる。 これだけ。難しいことはない。 解析結果はこうなる。 参考例として私の解析結果の一部を紹介する。 上記の例では、糖尿病のリスクが多少高いことが示されている。この結果は後述する23andMe社の解析結果と比べ、リスクが平均よりも高いという点では一致したが、その倍率は微妙に異なっていた。これはおそらく予測の根拠にした研究の違いや計算手法の違いのためだろう。リスクとはもともと確率論的なものだし、表示される数値は飽くまで現時点での研究成果に基づくものだ。利用者はその点を理解した上で、分析結果に接する必要がある。幸いにして
STAP細胞の報道では、その研究の経緯にも焦点が当てられている。例えば、産経新聞には、STAP細胞の作製者である理研の小保方氏がNature誌に論文を投稿した際のエピソードが紹介されている。 これほど常識破りだったため、昨年春、世界的に権威ある英科学誌ネイチャーに投稿した際は、「過去何百年の生物細胞学の歴史を愚弄していると酷評され、掲載を却下された」。 (引用元: http://sankei.jp.msn.com/science/news/140129/scn14012921250003-n1.htm 強調は引用者による。) この査読者の酷評も含め、今回の発見が認められるまでの経緯に関しては、ウェブ上でもさまざまな見解が述べられている。本エントリーでは、それらの見解のうち、早合点と思しきものを指摘する。 現時点で、査読者を非難するのは適当か? id:snowy_moon氏は、査読者のコメン
『カルト資本主義』という本がある。ざっくり言えば、オカルトに傾倒している様々な企業等を批判した内容だ。本書のいう「カルト資本主義」とは、そうした組織がカルト的全体主義によって個人を思考停止に陥らせていることを指しているようだ。 カルト資本主義 (文春文庫) 作者: 斎藤貴男出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2000/06メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 111回この商品を含むブログ (34件) を見るカルト資本主義―オカルトが支配する日本の企業社会 作者: 斎藤貴男出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1997/06メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (5件) を見る 単行本の出版は1997年*1だから、かれこれ17年も前の本ということになる。それでも、JALの再建で辣腕を奮った稲盛和夫氏の思想、鳩山由紀夫首相夫妻、そして今でも問題にな
日本語圏の範囲で言えば、事の発端は、BLOGOSの『「サプリメントは効果なし」米医学誌がバッサリ』だ。それに対して、id:appleflower氏は『「サプリメントは効果なし」記事の不勉強』という批判記事を書いた。私は、後者の記事が曲解の産物であると批判したが、今度はid:t-saku31氏が『あの論文は「何も言っていない」し、BLOGOSの記事はアホ過ぎる』と題する記事でBLOGOSの記事とその元ネタを批判している。 私は、id:t-saku31氏による批判は概ね正しくないと考えるので、これに対して本エントリーで反論する。 でも、「サプリメントは効果なし」は主語が大きすぎるということは認める。 あのタイトルを見れば、ほとんどの人が「全てのサプリメントは・・・。」と解釈するでしょう。しかし、記事の中ではビタミンとミネラルのことについて論じられていて、サプリメントの部分集合であるはずのビタミ
BLOGOSの『「サプリメントは効果なし」米医学誌がバッサリ』という記事に対して、『「サプリメントは効果なし」記事の不勉強』という批判記事が書かれた。 私は、後者を書いたid:appleflower氏の、元論文をきちんと読もうというスタンスに完全に同意するところである。しかしながら、この件に関して言えば、同氏の指摘に対して同意しがたい部分がある。そこで、本エントリーでは後者の記事に関してツッコミを入れようと思う。 ツッコミの前に。そもそもサプリメントは効くのか効かないのか 言うまでもないことだが、私は頭ごなしにサプリメントが何かに効くとか、何かに効かないと主張するつもりはない*1。それはひとつには、大変つまらないことに、私がこの分野の専門家ではなく、自信を持って明確な結論を下せないということにある。 もう一つの理由は、サプリメントが効くかどうかということは、条件次第の問題であって、単純には
メンデルに端を発した遺伝学(本シリーズDNA編参照)は、遺伝子の実体が存在する場所を染色体と呼ばれる細胞内構造体にまで絞り込んだ。一方、生化学者たちは、染色体が主にタンパク質と核酸の二種類の成分から構成されていることを示した。 どちらの物質も生物に特有の有機物で、遺伝子の実体がどちらにあるのかは議論の的となったが  ̄ ̄| 遺伝子の実体はタンパク質です ┌‐┐ __|_ _l__|_ ┌‐┐ ^ω^) /⌒ヽ \ / (^ω^) _l__|_ 7 ⌒い _( ^ω^) X. /⌒ヽ / ヽ (^ω^) | l /フ ̄⌒ヽ n/ \ (^ω^ )_ l / ヽ \ \ (/l、__\__ソ (^Vヽ  ̄ 、 \ l | \ /っ / ,(_\ ー' 人 ̄ )(つ │
「遺伝子」・「DNA」・「ゲノム」は、いずれも現在の生物学における超重要キーワードだ。これらのキーワードは互いに深く関係しあいながら、19世紀から21世紀の生物学史を彩ってきた。本シリーズでは、科学者たちの活躍を通して、これらキーワードの発見の経緯や意義を概説する。 第1回のテーマは遺伝子。主人公は、遺伝子の概念を確立したグレゴール・メンデルである。 ダーウィンに突きつけられた難問 言わずと知れたチャールズ・ダーウィンは、1859年に著書『種の起源』で自然選択説を発表した。 i'´ ̄ ̄``i .__________ ======、 | 子孫を残すのに有利な変異が ,-、 ∠从_人__从 \N . | 親から子へ伝えられて生物は ! ∨У(O (O Ч!l ミ < 進化するんですぞ。 \ |/./⌒⌒\ Ч~ ミ | 遺伝がシンカを `| | v.合.v |/ |ヾ
いわゆる"Y染色体アダム"に関する興味深い論文*1が発表された。この研究結果が直接的に示したのは、Y染色体アダムはこれまでの研究の推定よりも、かなり昔の人物だっただろうということだ。それ自体は予てからこの問題に関心をもっていた人でなければ、どうということは無いように聞こえるかもしれない。私が個人的に面白いと感じたのは、むしろこの発見の経緯とこの結果が示唆する人類の起源についての興味深い仮説の方だ。 "Y染色体アダム"とは誰か この話を本格的に始めるとなかなか本題に入れない。ここでは簡単な説明に留めることにしよう。詳細で厳密な説明は、例えばリチャード・ドーキンス著の『祖先の物語』の上巻で確認してほしい。 祖先の物語 ~ドーキンスの生命史~ 上 作者: リチャード・ドーキンス,垂水雄二出版社/メーカー: 小学館発売日: 2006/08/31メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 45回この
日本ホメオパシー医学協会会長の由井寅子氏と民主党衆院議員の鳩山由紀夫元首相との接触が確認された。 由井氏はあの『毒と私』を鳩山氏に渡す 由井寅子氏は民主党の『統合医療を普及・促進する議員連盟』の会合に参加し、同議連の会長を務める鳩山氏に自著『毒と私』とDVDを手渡したそうだ。 由井会長からは会議終了後、鳩山前首相に、ホメオパシー治癒のエビデンスとしてホメオパシーでの発達障害など難病の治癒症例集のDVDおよびホメオパシーバッシングの真相を由井会長自身が執筆した「毒と私」を贈呈しました。 (引用: http://news.jphma.org/2012/09/95-ddab.html 強調は引用者による ) 由井氏側の発表では『ホメオパシーバッシングの真相を由井会長自身が執筆した「毒と私」』とあるが、これは私がこの本を読んで理解した内容とは大きく異なる。私の理解によれば、同書は『死亡事故の責任を
時事通信が報じた*1ように琉球大学の大瀧(松本)丈二准教授らのグループは、福島第一原発の事故に由来する放射性物質の影響によりチョウの一種ヤマトシジミに異常が生じているとする論文を発表した。論文はオープンアクセスの科学雑誌Scientific Reportsに掲載され、ウェブで誰でも閲覧できる状態になっている。以下がその論文へのリンクである。 The biological impacts of the Fukushima nuclear accident on the pale grass blue butterfly : Scientific Reports : Nature Publishing Group 論文の信憑性について 信憑性についての考察は下記に詳しい。 ヤマトシジミの奇形は原発の影響によるものなのか - むしブロ+ また、Twitterでも以下のような議論がなされている。
各紙が報じている通り*1、「統合医療大学院大学」なる大学の開設申請が、文部科学相の諮問機関によって「不可」とされた。書類審査の段階で、"門前払い"された格好だ。 同大は、西洋医学と漢方などの補完代替医療を組み合わせた「統合医療」を担う人材育成を目的としていたが、同審議会は、教育課程が体系的に編成されていない点などを指摘。通常、審査は秋まで続けるが、09年度に導入した「早期不可」制度を初適用し、書類審査のみで打ち切った。 (引用元: 読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120618-OYT1T00955.htm 強調は引用者による。) 大学設置を画策していたのは誰か? 文科省のwebサイトにある資料*2 によると、申請者は「学校法人統合医療学院設立準備委員会」とある。委員会のメンバー等の詳細は不明だが、朝日新聞によれば医師の渡辺昌氏が「
本書は、近年アメリカで勃興しつつある、新しいタイプの"分子生物学者"たちの活動を描いた本である。ただし、"分子生物学者"という表現は正確でないかもしれない。というのは、彼(女)らは「学者」と聞いて一般的にイメージされるような大学の教員でもなければ、企業で研究開発に従事する研究者でもない*1。キッチンで培養した細胞で癌の治療法を研究したり、スーパーで買ったヨーグルトで毒物検査キットを開発したりするのが彼らのスタイルだ。本書によれば、彼らのような既存の体制に属さない新しいタイプのバイオ研究者(の活動)は『バイオパンク』と呼ぶらしい。 *2。 バイオパンク―DIY科学者たちのDNAハック! 作者: マーカス・ウォールセン,矢野真千子出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2012/02/21メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 16人 クリック: 334回この商品を含むブログ (12件) を
来るバレンタインデーに向けて当ブログのチョーイケテル男性読者の諸君は、今頃チョコレート輸送用トラックの手配に奔走しておられることだろう。しかし、心配すべきは輸送だけではない。チョコレートには、「白い魔薬」とも言われ化学式(C6H12O5)2で表される砂糖が大量に含まれているのだ。 はびこる極端な砂糖有害論 言うまでもないことだが、砂糖を含む食品は甘くて美味しいのでついつい摂り過ぎてしまうのは事実だ。そして、砂糖の取り過ぎは体によくないこともよく知られた事実である。しかし、食養関係者・マクロビオティック関係者の砂糖有害論は度を越している。そうした砂糖有害論は荻上式BLOGの記事『ちょwwww食育冊子wwwww』や当ブログの記事『謎の化学物質(C6H12O5)2の恐怖』に詳しいのだが、理屈はどうあれ彼(女)ら(の一部)は砂糖を「魔薬」と呼んでしまうほど砂糖を敵視しているので、当然砂糖を摂取する
プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスの星野仙一監督が『ウイルスブロッカー』なる商品*1の宣伝に一役買っているようだ。スポニチは『星野監督 インフル対策の秘密兵器を大量注文』という見出しで以下のように報じている。 「これでウイルスがなくなるらしいぞ。ワシの友達が心配して送ってくれたんや」。新兵器の正体は携帯式の空間殺菌剤「ウイルスブロッカー」だ。二酸化塩素を利用した新製品で、周囲1立方メートルに効果があるという。 (中略) ▽ウイルスブロッカー ウイルス、細菌のタンパク質を酸化させる作用があるという二酸化塩素を使用した殺菌、消臭剤。昨年12月に中小企業からヒット商品を募る「東京ビジネス・サミット」で大賞を受賞した。開発したエンブロイ株式会社(神奈川県平塚市)の和気清弘所長(72)は星野監督と同じ明大OB。携帯型は3個で2500円前後。スプレーや業務用の大型機器もある。 (引用元: http
すでにいくつかのブログで指摘されているように*1 *2 *3、ホメオパシージャパン株式会社がクレジットカード会社のJCBに加盟店契約解除を通告され、今現在ホメオパシージャパンのショップと同社の製品を扱う販売店において、クレジットカード決済が行えない事態が発生しているようだ。 ホメオパシージャパンの言い分 突然の加盟店契約解除の理由につきまして株式会社JCBに問い合わせましたところ、弊社商品が消費者の皆様にご迷惑をおかけした、事故が起きたからということではなく、また、ホメオパシーをご存じないJCB会員に不安を与えたということでもない、とのことであり、加盟店解除の理由として伝えられましたのは、「常識から考えて、ホメオパシーは効果がある健康食品とは思えない。むしろ消費者に心配を与える可能性を感じる。日本において社会的認知がないことが問題と感じている。社会的認知があれば、ネット等に見られるようなホ
在宅ワークの求人サイト@SOHOに以下のような求人が掲載されている。 掲載日時 2012/01/12(木) 10時31分 募集期限 2012/01/13(金) (あと 1 日です) 件数 案件の参照数:12761件 案件の応募数:3件 発注者からの返信数:2件 業務の種類 ブログ記事・アフィリエイト記事作成 勤務形態 在宅 募集地域 全国 【被災地応援!】被災地の方に積極的に発注を考えている募集者様です。 募集人員数 9 未経験可否 可 報酬(予算) 2000/単位:案件毎 内容 記事の内容と致しまして、東日本大震災によっておこった放射能に関する記事になります。 出来るだけ、放射能は怖いと思えるような文章でお願いします。 また、文章中に指定するリンクを張って頂きます。 1記事 800文字以上 1記事あたり500円になります。 それを4記事作成をして頂きます。 未経験&初心者の方でも大
NATROM氏の記事によれば、歌手で俳優の武田鉄矢氏がラジオで「ソマチット」についての本を紹介したらしい。本エントリーでは武田氏とNATROM氏に便乗し、武田氏が読んだという本『ソマチット 地球を再生する不死の生命体』の内容の一部をご紹介したいと思う。*1 ソマチット―地球を再生する不死の生命体 (bio books) 作者: 福村一郎出版社/メーカー: ビオマガジン発売日: 2010/06/24メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログを見る なお、NATROM氏も懸念しているように、本書の内容は、少なくとも潜在的には悪質なビジネスの裏付けに使われ得るものだし、実際そういったビジネスとそう遠くないと思われる製品や人物の固有名詞が登場するのも事実だ。だから、冗談や皮肉を並べる前に率直に述べておきたいのだが、この本で展開されている主張の大部分は、ほとんど疑う余地もないほど明明白
戦後、如一はマクロビオティックの世界進出を本格化する。 マクロビの世界展開 如一は自身が世界各地に赴いて積極的にマクロビの普及に努めた他、MI*1という塾を設立して弟子たちの育成し、海外に派遣した。 弟子の中で特に有名なのは久司道夫 (くし みちお) 氏だろう。 ___ / \ みち夫、 / \ , , /\ アメリカでも世界平和と / (●) (●) \ マクロビの普及のために | (__人__) | 頑張るんだお \ ` ⌒ ´ ,/ . /⌒〜" ̄, ̄ ̄〆⌒,ニつ | ,___゙___、rヾイソ⊃ | `l ̄ . | | ,___ / \ はい、先生 / ⌒ ⌒ \ 行って参ります。 / (⌒) (⌒) \ | 、__',_, | \
第1回では、マクロビオティックの創始者 桜沢如一がその原形である食養と出会い、独自性をもった食事法・思想であるマクロビオティックが成立するまでを説明した。本エントリーでは、マクロビ自体からは少し離れて如一の破天荒な政治活動の来歴をご紹介する。 危険分子『桜沢如一』 如一は1941年春、偕行社という陸軍の関連団体で講演を行った。 ___ / \ キリッ / \ , , /\ / (●) (●) \ 『日本を滅ぼすものはたれだ』 | (__人__) | \ ` ⌒ ´ ,/ . /⌒〜" ̄, ̄ ̄〆⌒,ニつ | ,___゙___、rヾイソ⊃ | `l ̄ . | | 講演の中身は反戦演説だったという。真珠湾攻撃が行われるのはその年の12月である。如一はこの緊迫した時期に大胆にも軍関係者
マクロビオティック (マクロビオティクス、略してマクロビとも) は一般的には健康的な食事法の一つとされ、最近では「ハリウッドでも人気」というような触れ込みで日本でも紹介されることも多い。しかし、その触れ込みと「マクロビ」という単語の横文字の響きとは裏腹に、その源流が戦前の日本にあったことは、どれほど知られているのだろうか。 本エントリーでは、その創始者 桜沢如一(さくらざわ ゆきかず)の視点からその歴史と思想について概説し、その理論の妥当性について批判的な解説を加えていく。 幼少期の母との別れ 桜沢如一は1893年(明治26年)に孫太郎と世津子の子として和歌山で生まれた。 毛沢東と同級生なんだお! ____ ,. -‐―――‐-、 / ̄ ̄\ /⌒ ⌒\ γ::::::世津子:::::::::::ヽ、 / _ノ \ /( ⌒) (⌒)\
朝日新聞社が運営するニュースサイトWEBRONZAは昨年の12月13日に発達障害の一種である注意欠陥多動性障害(ADHD)にホメオパシーが有効であるとする記事(以下、問題の記事)を掲載した。この記事の内容が臨床試験に対する不十分な理解に基づいて書かれたものであり、読者に誤った情報を与えてしまうものだったことは12月26日の本ブログの記事で指摘した*1。その後、WEBRONZAには朝日新聞科学医療グループの久保田裕氏により、この問題を総括した記事が掲載されたが、一方で問題の記事自体は何の訂正もなく放置されている。私は問題の記事のせいでホメオパシーがADHDに有効であると信じてしまう人がでないようにと、問題の記事に注釈なり追記なりを付けるようにブログの記事、twitterでの公式アカウントへのメンション、朝日新聞社の問い合わせ窓口で再三にわたって要請してきたが、朝日新聞WEBRONZA側は無視
個人のDNAを解析していろいろ教えてくれるサービス 23andMeを利用してみた。23andMeはgoogleが出資していることもあってか、当初からそれなりに注目されていて、すでにTechCrunchの記事でもレビューされているのだが、ここでは私自身の解析結果を交えつつ、その仕組みや解釈についてより詳細に紹介してみようと思う。 どうすればサービスが受けられるか まず最初に断っておかなければいけないのは現時点で日本はサービス対象外だということだ。サービスを受けるためには唾液採取・送付のためのキットを購入する必要があるのだが、そのキットは日本向けには販売されていない。*1 キットの価格は少し前まで499ドルだったがいつの間にか下がりに下がって期間限定で99ドルに値下げされている。このキットを購入し、サンプルを採取して送り返せば、後は待つだけで解析結果がwebで見られるようになる。少なくとも現時
元ネタ: 『モテる女子力を磨くための4つの心得「オムライスを食べられない女をアピールせよ」等』 http://youpouch.com/2011/04/26/162331/ こんにちは、分子生物学を専攻しているMochimasaです。私はお金も権力もありませんしキモメンですが、科学に関してはプロフェッショナル。今回は、モテる科学力を磨くための4つの心得を皆さんにお教えしたいと思います。 1. あえて4〜5世紀前の学説を飲み会で持ち出す あえて4〜5世紀前の学説を使うようにしましょう。そして飲み会の場で好みの理系男子がいたら話しかけ、わざとらしく古い学説を持ち出してオチョクってみましょう。そして「あ〜ん! この学説本当にマジでチョームカつくんですけどぉぉお〜!」と言って、男に「どうしたの?」と言わせましょう。言わせたらもう大成功。「天体とか詳しくなくてぇ〜! ずっと天動説信じてるんですけどぉ
日本ホメオパシー医学協会会長にしてホメオパシー博士の由井寅子氏が事前の予告通りに被災地入りした。同協会のウェブサイトでは写真と動画付きでその模様が紹介されている。 4月1日 福島 「放射線、X-ray、心経、祝詞のレメディー」を撒く由井先生ご一行 (引用元:http://jphma.org/gienkatsudo/20110401_fukushima.html) そう。「恥と思う」べきなのは、むしろ「得体のしれない」砂糖玉を撒いて義捐活動を気取っている由井氏らの方だろう。 「アクティブプラント、カブトムシ入りの腐葉土、ひまわりの種」を「寄贈」 果樹園の一部を借りて、由井会長を中心として、放射性物資による土壌汚染を改善していく研究が行われていきます。 協力する果樹園には、アクティブプラント、カブトムシ入りの腐葉土、ひまわりの種が寄贈されました。 (引用元:http://jphma.org/g
過去の2エントリーではホメオパシーなる偽医療を信奉する人々が過去の震災に際していかなる行動に及んできたかと、今回の震災に際していかなる行動に及ぼうとしているかを指摘した*1。本エントリーでは日本ホメオパシー医学協会の由井寅子会長がウェブサイトで公表しているメッセージに含まれるデマについて指摘したいと思う。 由井寅子 ホメオパシー博士曰く、汚染された畑にレメディとヒマワリの種を撒け、そして生えてきたヒマワリは燃やせ ホメオパシー博士の肩書きを持つ由井寅子氏は、放射性物質で汚染された畑を念頭に以下のようなアドバイスをしている。 セシューム137は、3カ月から30年間続くこともあり、農地を被曝からきれいにするためには、対策としてひまわりなど、どんなところにでも生える強い植物を植えて吸い上げさせることです。 その時にRAのレメディーを畑にまくこと、そして、そのひまわりの種は食べないで、全草燃やし、
すでに先日のエントリーでホメオパシー提唱者たちが震災に便乗しようとしていることを指摘した。加えて、そのエントリーでは過去に震災に便乗したホメオパシー提唱者たちには、原子力関係のデマを広めているケースがあったことも紹介した。本エントリーでは現在進行形でホメオパスが原子力に関する悪質なデマを広めていることを指摘しようと思う。 日本ホメオパシー医学協会会長であり、ホメオパシージャパン系ホメオパシー団体の実質的なトップであるホメオパスの由井寅子氏は、13日の第3回 日本ホメオパシー医学国際シンポジウムにおいて、以下のような内容について発表したようだ。 由井寅子JPHMA会長の発表は、3月11日に発生した東北地方太平洋大地震被災者への心のケア、福島原発の放射性物質漏えいで起こりえる危険性と被害と対応するレメディーの紹介から始まりました。 この未曽有の事態に対し、各家庭でホメオパシーのホームキットを利
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