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大そうじへの備え
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いま現在も、国会の周りでは秘密保護法案の廃案を求める抗議活動が続けられています。国会の中の議員の数では、自民党が圧倒的多数で、可決しようと思えば何でもすぐ可決できる状況なのに、現在まで可決させないで今日までくることができました。これはひとえに、国会の外で、全国各地で、様々な人達が法案反対の声をあげ続けたおかげです。もし時間と体力がある方は、今も抗議行動が続く国会前に! 京都では、一昨日昨日と大規模なデモが呼びかけられ、それぞれ平日の夜にも関わらず1000人以上の参加がありました。その昨日のデモの直前にもたれた京都市役所前の集会で、主催者の方にお願いして、少しだけアピールをさせてもらいました。それは「国民という言葉を使わないで!」というお願いでした。昨日は時間も短くて、ひびの的には今ひとつ上手く言えなかったので、昨日言いたかったことを、改めてここに書いてみます。まさに今も続く抗議活動をしてく
頂いたメールを転載します。 【以下転送可・拡散希望】 みなさま 緊急のお知らせです。 以下の集会をします。 橋下大阪市長の動きが早いため、準備不足ですが、パブコメが始まる前にと思います。 ぜひ、お集りください。 大阪府のドーンセンターのときとは別の問題が考えられます(府と市の競合など)。 ************************ 緊急集会 大阪に男女共同参画施策・センターは不要なのか 〜「クレオ5館廃止案」の今後〜 ************************ 橋下市長の言う「グレートリセット」のもと、大阪の男女共同参画施策がつぶされようとしています。 クレオの事業は不要、建物も不要、相談のみ区役所へと。 パブコメに間に合うように、今現場で起こっていることをクレオの関係者にお聞きします。 お話:クレオ関係者 日時:4月28日(土)1時〜3時 場所:クレオ大阪中央クラフト調理室
今年も11月にクィア学会の研究大会があります。 昨年は、伏見憲明さんが不適切なクレームをつけたおかげで幾つか混乱があったようですが、今年はどうなるでしょうか。 (伏見さんがクィア学会につけたクレームについては、当然ですが、全て却下されました。言いがかり的なイチャモンを付けても無駄だということですw) 伏見さんには、せっかくなので釈明の機会を与えてあげようと思って「一緒にパネルをしませんか」と提案してみたのですが、受け取り確認のお返事も頂いていません。伏見憲明さんは最低限の礼儀もわきまえない人だということを、改めて確認できました(笑) さて、今年も、この大会で発表を行います。タイトルは標記の通りで【男性特権やバイ攻撃・同性愛者中心主義そして人種主義を容認しない「私たちの場」を創るために必要なことは何か〜バトラーの受賞拒否と伏見憲明問題から「責任」を考える】です。発表の概要は、以下の通りです。
『季刊ピープルズ・プラン』という雑誌があります。その第51号で「【特集】ジェンダー平等は日本でなぜ進まないのか」という特集記事が組まれています。その一部に、『「フェミニスト、および、そうフェミニストでないかもしれない先達と友人のみなさまへ」の質問と寄せられた回答』というのがあり、それに私も回答し掲載されたので、その紹介です。 なお、特集の意図は以下で読めます。 ジェンダー平等は日本でなぜ進まないのか ――特集のねらいと概要/青山薫 『季刊ピープルズ・プラン』 第51号 ◎定価1300円+税 A5版184ページ 発行・ピープルズ・プラン研究所 発売・現代企画室 http://www.peoples-plan.org/jp/modules/tinyd0/index.php?id=55 「フェミニスト、および、そうフェミニストでないかもしれない先達と友人のみなさまへ」の質問と寄せられた回答 1.
ヨシノさんの裁判、勝利和解とのこと。とりあえずホッとする感じ。一安心。 お疲れさま&おめでとう。 以下、原告の報告文を転載。 勝利和解の御報告 皆さま ヨシノユギです。 私が原告となって争っていた「GID医療ミス訴訟」に関しまして、3月19日をもって勝利和解で妥結し、3月24日に記者会見を開いたことをご報告いたします。 被告・大阪医大病院は、原告側が提示した和解条項を全て受け入れ、和解金ではなく慰謝料としての賠償・原告の意見陳述の場を設定すること・改善点を原告に報告することなど、非常に重要な要求を勝ち取ることができました。 大学病院を相手に素人が挑んだ戦いとしては、充分過ぎるほどの成果です。そもそも、「このような条件で和解した」という「和解条項」を公開できること自体も、成果のひとつと言えます。和解条項が公開された以上、被告病院はその内容を実行しているかどうか、大きく問われることになります。
橋下知事に断固として抗議する。 肖像画を掲げるか外すかが問題の本質ではない。 日本人が「外させる」ことが問題なのだ。 http://d.hatena.ne.jp/mujige/20100312/1268417059 id:mujigeさんのこの意見、日本人による暴力、日本人による在日朝鮮人差別を可視化して問題にするという点では、とても鋭いいい言い方だと思います。しかし、私は、この言い方には賛成できない部分があります。 1:橋下大阪府知事が大阪朝鮮高級学校を訪れ、府独自の補助金の支給を提案しつつ、同時にいま支給しているなけなしの補助金を打ち切ることを示唆しながら、総聯との関係断絶や、共和国指導者の肖像画を外すことを要求したことは、大阪府知事として全く不当なことだと思います。 2:私は、そこがどこであれ日の丸の掲揚に反対です。また、そこがどこであれ、金日成さんや金正日さんの肖像画を掲げることに
先日のワタシの記事「朝鮮学校(高級部)を無償化の対象から外す動きについて、ほか」への、id:mujigeさんのブクマコメントへのお返事です。 mujige id:tikani_nemuru_M 悪りぃ、いろいろ考えてコメント消しちゃいました。まあ、民族運動内部への批判は慎重でありたい。ひびの氏がどうこうではなく、自分の気持ちとして。批判が通じるためには様々な前提が必要だと思う。 まず正直には、先の記事の程度のことで「批判」としていろいろ話題になるのが、今ひとつピンと来ません。これが正直なところ。というのを言っておいた上で…。 気持ちとしては、id:mujigeさんの書かれるようなこと、ある程度共感をします。植民地支配までさかのぼらなくても、日本政府が朝鮮総連やその前身団体(朝連)にしてきたこと(本記事末尾のリンク先参照)を考えれば、日本政府や、日本政府を選挙で支持し続けてきた日本人に、朝鮮
現在衆議院で審議されている「高校無償化法案」に関連して、朝鮮学校(高級部)を無償化の対象から外す動きがあります。 これまでも、朝鮮学校は主として在日朝鮮人たちが自分たちの力で設立・維持・運営してきたので、今回朝鮮学校だけ無償化されない(お金が出ない)としても、そのことによって直接朝鮮学校が潰れたりするわけではありません。 朝鮮学校以外の外国人学校に対しては排除の動きはありません。ここで朝鮮学校だけがねらい打ちで除外されるということは、日本政府が、日本社会が、朝鮮学校に対して「社会的公的に支援や保障をする必要がない/すべきでない学校である」という認定を、(近年に限っても)大学入学資格問題の時に引き続き、改めて公式に行うことになります。 実は今回に限らず、日本政府は朝鮮人の民族教育を一貫して攻撃・否定し続けてきました。1948年には朝鮮学校閉鎖令を出し、実際に武装警官を投入して民族学校をつぶそ
今週、ベルリン国際映画祭が開催されます。この映画祭は世界屈指の映画祭で、今年で60回を迎えます。また、ベルリン映画祭には「テディ賞」(親サイト)というLGBT映画を対象とした賞が公式に設けられていることでも知られています。関西クィア映画祭でも、このテディ賞を受賞した作品をこれまで何度も上映してきました。 今回、このベルリン映画祭の関係者パスを頂けることになりました。全ての映画を見放題です!!なので、行ってきます!ちなみにベルリンの気温は最高気温でもマイナス4度(2/10)と出ていて、正直ちょっと怖いのですが、もう飛行機は明後日出発です! さて、今回のベルリン行きに伴い、パスポートの発給を外務省に申請したのですが、通常の10年有効のパスポートの発給を正式に拒否されました。結論から言うと、1年間有効のパスポート(限定旅券)が発給されたのでベルリンには行けるのですが、日本政府の入管政策がどういう
「The personal is political(個人的なことは政治的なこと)をテーマにしたインディペンデント・マガジンpe=po」が創刊されました。模索舎などの幾つかの書店、そして通販で購入できます。 Pe=Po vol.01 特集「カムアウト」 Pe=Po vol.01出来ました! 編集者が二人ともオープンなレズビアン。表紙も女子カップル(に見える)写真がでーんと掲載。雑誌の特集記事のテーマは「カムアウト」。でも「ペポはレズビアンの雑誌ではありません」。 こう聞くと、ホントはレズビアンの雑誌を創りたいんだけどそれが出来ないから言い訳をしているように感じる人もいるかもしれない。でも、それは、誤解だと思うよ(笑)。 ペポ編集部としての見解(というか、イチカワユウさんによる答え)は雑誌の1ページ目に載っているのでぜひそれを読んで下さい。もう一人の編集者ちづるさんのコメントはこちら→「Le
在特会の集会とデモの目撃に行ってきました。簡単な報告です。 わたしが現地に着いたのは14時頃だったんですが、地下鉄の出口をでるとすぐ、警察(機動隊)の金網付きの青いバスが2台停まっていました。初級学校の表の入口の前にも1台、学校と公園の間の道路に3台、ほかに公園の周りと併せて合計8台の機動隊のバスと2台の指揮車が停まっていました。また初級学校の門は閉じられ、その2つの門前には盾を持った警官が立ち、門前の道路も警官が立って規制していました。パッと見た感じ、警察がそれなりに本気で学校の警備をしているということが伝わってきました。確かにこれなら、本当に「学校に手は触れさせない」という方針であったのだろうと感じました。 公園前にはまず多数の公安がおり、公園の中にはぱらぱらと集会参加者がいました。公園の向かいの土手に登ると、公園と初級学校がよく見えます。最終的には在特会側の集会・デモの参加者は30名
以下は、ひびの個人としての意見です。 現場で何ができるか〜「在特会による1・14襲撃予告について黙殺する」という方針について 「朝鮮学校を支える会・京滋の江原さんのメール」の中で、「「在特会」による1・14襲撃予告について黙殺する」という方針について、以下のような理由が述べられています。 2)私たちが対峙して抗議活動をすれば、現場が騒乱状態になる恐れがあること。そのことは私たちの意図とは別に、学校側に多大な迷惑をかけることになり(児童公園は学校の門前です)、併せて児童公園使用について、近隣の方々と学校が長年に渡り築き上げてきた信頼関係を結果的に損なう恐れがあるからです。 朝鮮学校は、まず何より「学校」なので、「通常の授業を、淡々とつつがなく行うこと」こそが学校の本来の仕事だし、(将来+現在における経済的な問題の解決も含め)「通常の授業をつつがなく行うこと」ができる状況を作ることこそが、「わ
在特会が1月14日(木)に、京都朝鮮第一初級学校の横の公園で集会とデモを行うことを予告していました。 ●1・14朝鮮学校による侵略を許さないぞ!京都デモ http://www.zaitokukai.com/modules/news/article.php?storyid=326 これに対する朝鮮学校を支える会・京滋の江原さんからのメールです。 取り急ぎ、転載。 (以下、転送転載歓迎) ****************************** 皆さん。 朝鮮学校を支える会・京滋の江原です。 昨年12月4日の排外主義者集団「在特会」による、京都朝鮮第一初級学校襲撃事件への抗議、「朝鮮学校への攻撃を許さない!12・22緊急集会」へのご参加、朝鮮学校への励ましやたくさんの連帯のメッセージの送付など、ありがとうございます。 しかし、「在特会」は1月14日に再襲撃すると予告してきました。 私たちは
本稿は以下の2点を大前提としています。 京都朝鮮第一初級学校による勧進橋児童公園の使用は、学校と近隣住民・京都市当局の話し合いと合意の中で平穏に行われており、法的にも道義的にも問題はない 日本政府並びに京都市などの行政当局は、在日朝鮮人の民族教育を弾圧してきたという負の歴史、並びに、本来行政当局が行うべき民族教育への保障・支援を怠ってきたという不作為の負債を負っている この二つの前提の是非についての議論は、このエントリーでは行いません。いずれ別の場所を設けます。また、この前提に関わるコメントは削除します。 前回の在特会の朝鮮学校への行動は法律的にどうなのか 現行法上では、刑法上の「器物損壊」と「威力業務妨害」には該当しうると思います。 【器物損壊】 スピーカー配線を切断した行為は「器物損壊」に該当。但しこれは親告罪(被害者からの告訴がないと事件にならない) 刑法第261条(器物損壊等) …
ウィメンズ アクション ネットワーク/Women's Action Network(以下、WAN)で働いている遠藤礼子さんが、WANを相手に争議。 1/4(月)の18時頃には「ユニオンWAN委員長 遠藤礼子」名義の「WANはウェブマスター業務の外注化を撤回せよ!」という記事が、当のWANのウェブサイトに掲載されていましたが、数時間後に削除されてしまった模様。もともと掲載されていた記事は、以下にコピーがあります。 http://blog.goo.ne.jp/hanxiucao/e/982064d04a7b7e6d8aac69624300c4e7 http://hiroseto.exblog.jp/11901501/ また本人がどこかにアップしてくれると勝手に期待! まぁ、以前からWANのことはいろいろ聞いてはいたんですが、結局こういう形になったんですね。 運動内部にも利害の不一致があること。
フェミニズム系の名言を集めるという#femibot。twitterの企画なので、最大で140文字という厳しい制限がありますが、こちらはウェブなので気にせずに長いままです(笑)お楽しみ下さい。 参考 ついったーbot作ってみたよ フェミBOTはじまりました【@femibotjp】 1994年に発行された「女性学年報第15号」には、私はとって影響を受けました。特集は「”マイノリティ”とフェミニズム」。書かれている内容もいいですが、それにも増して、あぁなるほど、こういう風な立ち方やものの言い方をしてもいいんだ、原稿の依頼人や編集部を批判するものの言い方もありなんだ、こういう言い方をしないと伝わらない事というのもあるんだ、ということを、学んだと思います。 まず、鄭暎惠さんから。いきなりこう始まります。 本稿は「在日韓国朝鮮人」の男性と女性に向けて書いたもので、読者として日本人を想定していません。
※この記事は、「在特会と通じる性質を見せる「反在特会」の取り組みと、「上から目線のエセインテリ」」への応答です。 ※併せて「私の友人に手を出すな! -簡単な集会報告と雑感-」もお読み下さい。 警察に安易に頼ることや、警察を信用してしまうことの危険性、警察に「守られた」ことを、手放しに歓迎し、喜んでしまう人もいるという問題、これらは確かに大切な問題だと思います*1。 「酷い連中は、法を侵害する連中は、どんな扱いを受けても仕方がない」というような発想が、在特会に反対する運動の中にもあるかもしれない、という指摘。これも大切で重要なことだと思います。 「自分たち」を絶対視し、法や警察を使って異質な存在の「侵入」を排除しようとするのは、まさに在特会の行動原理そのものでしょう、という意見にも、一般論としてですが、もちろん私も大賛成です。 macskaさんが書いているような危惧や批判は、私自身がこれまで
「朝鮮学校への攻撃を許さない!12・22緊急集会―日本社会の排外主義を問う―」は、主催者発表600人、私の実感でも、数百人の参加があり、会場は満席、立ち見座り見が多数あり、資料も不足し、会場カンパも20万円以上集まったようです。これだけ短期間の広報、(休日前日とはいえ)年末の平日夜の集会であるにもかかわらず多くの人が集まったことは、今回の事件に対して強い思いを持っている人が多数いることを私自身でも感じることが出来、素直に良かったと思います。 昨日のブログでこの集会のことを「この事件に対する抗議集会」と私は書いていました。これは、「この集会は、取りあえず集まって抗議する場」という内容のものになるだろうという直感からだったんですが、この点については私の予想を裏切って、少なくとも集会主催者が、集会サブタイトルの通り「日本社会の排外主義を問う」というところまでを目指していたことを、感じることが出来
「国民の生活が第一(民主党)」「国民が主人公(共産党)」こんなスローガンが何の批判を受けることもなく当然のように掲げられている「選挙」というイベントごとは、私には茶番にしか思えない。 分かり易い例を挙げると、日本で生まれ育ち、現在も日本に暮らし、日本語で生活をしているにも関わらず*1「国民」ではない人は沢山いる。もちろん国民ではないから、選挙権も被選挙権もない。私は、旅行などで短期に日本に滞在しているような人のことを言っているのではない。あの定額給付金ですら、日本国民だけではなく外国人にも受け取る権利があった。(不法滞在者及び短期滞在者のみ対象外) 歴史的には、日本の植民地だった朝鮮半島などの出身者は建前としては「臣民」であったので、日本国内での選挙での選挙権・被選挙権があり、実際に朝鮮人の帝国議会議員も居た。民族名で活動し、当時はハングルでの投票も出来たらしい。しかし日本の敗戦後、選挙権
上野千鶴子さんの文章「ホモソーシャル・ホモフォビア・ミソジニー」ですが… 「男の性がまずしい」と言うとき、わたしたちは、男が性的主体になるなり方そのものが、逸脱と多様性を排除した定型的なものであることにまで、さかのぼって考察しなければならない。 これとかは、「そう、そう、その通り」と、(別に上野さんに言われるまでもなく)そう思います。が… 論理的には考えられるが現実には発見されていない「n 個の性(4)」は、以上の例からも反証される。(注4の部分) 「n個の性」みたいな考え方については、デメリットとしては、現実に存在している女性差別/男性中心主義が不可視化される危惧があること、があると思います*1。そういう観点から、この手の考え方に危惧を表明する/不十分点を指摘するのなら、分かる。 でも、「反証される」って、よっぽど「男女」以外の性別が存在することが嫌いなのかしら、上野さん。 「n個の性」
約一ヶ月前の6月16日に「外国為替及び外国貿易法に基づく北朝鮮に係る対応措置について」という閣議決定が行われ、現在、日本から朝鮮民主主義人民共和国(以下、共和国)あての輸出が全面的に禁止されました。「輸出」というと大げさな荷物のことを想像しがちですが、通常の一般の郵便物の送付も法的には「輸出」に該当します。つまり、例えば共和国に住んでいる親戚に食品や衣類を送ろうとしても、郵便局で受付を拒否されたり、税関から返送されて来る、ということが、既に現実になっています。 経済産業省は「人道目的等に該当するものについては、措置の例外として取り扱う」としていますが、実態としては、個人が送る食品や衣類も返送されてきているようです。 仮に、共和国政府に問題があるとしても、そのことを理由にして共和国に住む一般市民との郵便物のやりとりを禁止するというのはどういうことでしょうか。厳しい経済状況の下で共和国に暮らす
一つ前の記事「朝鮮総聯の李東一さんのお話がかっこよかった件」にいくつかのブクマコメントを頂いたので、まとめてお返事。 id:noharra 北朝鮮国家は自国民を抑圧している国家であり、その国家を保全する権利を「我々」が尊重する必要などない!! 一方国際政治という土俵ではかの国も国家として他の国家と対等の権利を持つ。ひっぴいともあろうものが 2009/08/01 共和国の収容所の話などを聞くと、共和国にも問題があることは事実ではないかと私も思っています。 もしid:noharraさんが「人民に対する抑圧を行う国家全て」に対して、尊重しなくても良い、という態度をとられるのであれば、それは一貫しているように思います。しかし、拷問・虐殺を始めとするひどいことを世界中で最も多く繰り広げている米国政府(被害者の数は共和国での被収容者を遙かに上回ります)に対しては、国家や政府としての存在を尊重する人がほ
7/28(火)の夜、「宇宙への兵器と原子力の配備に反対するグローバル・ネットワーク」のブルース・ギャグノンさんという人の講演会*1に行ってきました。「日本では、核軍拡問題と宇宙の軍事化問題とは、別の問題であるかのように論じられてきた歴史がありますが、両者を結びつけて理解する絶好の機会」という集会の趣旨に関心を持ったからです。ただ残念なことに、ブルースさんのお話は、通訳がとても良くなかったのもあって何となく今ひとつでした。当日の配布資料には面白いのがあったので、この後、スキャンして載せます。 そして、ブルースさんのお話の後に、朝鮮総聯の李東一さんが短時間でしたがお話をしました。これがとてもかっこよかった!集会に行って良かったな、と感じました。というか、ブルースさんのお話よりも、李東一さんのお話をもっと聞きたかったです。 今の日本社会には朝鮮民主主義人民共和国(以下、文脈によって「共和国」「北
今回の、ハマスに主導された武装闘争は、PFLPの武装闘争、インティファーダの民衆蜂起、などと並ぶ、パレスチナ解放のための闘いの歴史の中にある。これを、「イスラエルの民間人へのテロだ」とみなしたり認識したりすること自体が、「そもそもイスラエルという国家が、パレスチナへの侵略国家だ」という歴史的事実を隠蔽する効果を持つ。 いまイスラエルが支配している土地は、元々パレスチナ人の土地であり、それを奪って建国したのがイスラエル。だから、パレスチナ人は、自分たちのもとの土地に帰って生活する権利(帰還権)をもつ。この帰還権は、国際法上も、国連決議でも、明確に認められているにも関わらず、イスラエル政府はこれを認めず、それどころか、いまも入植地を作り続けて、つまり土地をパレスチナから奪い続けている。もちろんこれは、国際法違反だ。 先日の岡真理さんの講演で、イラン・パペ が以下のようなことを言っていたと聞いた
実は全く予期していなかったのですが、このLIKEのオフ会の後半、ある参加者につかまってしまいヨシノユギさんの裁判について延々と議論をしてました。他のオフ会参加者と話す時間が無くなってしまったという点では残念ですが、じっくり話せたことは収穫でした。「手術に失敗はつきものだ」「壊死程度のことでは失敗とは言わない」「もっとひどい例もいっぱいある」「そんなに失敗したくなかったら、もっとオペの上手いところで手術すべきだった」「ちゃんと事前に医者の下調べをすべきだ」「そもそも大阪医大で第一例目の患者として手術することを選んだのが失敗」「裁判のおかげで(医者側が萎縮し)他のFtMが迷惑を被っている」「性同一性障害と言うな」など、ヨシノ裁判やヨシノさんへの批判点は特に新しい論点ではなかったのですが、その批判も実際にFtMとしての人生経験に裏付けられた感情や感覚に基づいての批判ではあり、実はそんなに距離の遠
児童ポルノの単純所持も禁止することで与党と民主が合意したらしいと聞いたのですが、よく調べるとこれも正確ではないようです(出典:児童ポルノ禁止法の「修正協議」は継続中)。もしかすると、何としても単純所持を禁止したい勢力による世論誘導なのかもしれません。 いすれにせよ、この件についてもホントはちゃんと書くべきだけど、取りあえず資料のリンク。 政権交代があったら何か日本は良くなるみたいな漠然とした期待は、必ず裏切られるでしょう。民主党に期待するのではなく、結果として民主党も方針を変えざるを得なくなるような在野の運動を創らないと、日本は良くならないです。 法案について 児童ポルノ法改正案の最新版「論点整理」(保坂展人のどこどこ日記) 児童ポルノ禁止法改正にMIAUが声明、真に児童を守るための施策を 児童買春・児童ポルノ禁止法改正についての緊急声明(インターネットユーザー協会MIAU) 児童ポルノ禁
入管法・入管特例法・住基法を改定する法案*1が、7/7に参議院法務委員会で可決されてしまったようです。日本国籍を持たない住民・市民の権利に大きな影響を与える重要な法案であるのも関わらず、テレビでもほとんど報道されていませんし、朝日新聞のウェブサイト(アサヒコム)にも載っていません。mixiのニュースにさえ出てきません。ざっと探して見つけたのは「MBSニュース」だけ。信じがたいです。それともよっぽど探し方が下手なのか? ただ、法務委員会では、衆議院の付帯決議に引き続いて付帯決議も可決(注:リンク先は改定賛成派の自民党議員です)されたようで、日本社会がこれだけ外国人の権利に関心を示していない中では、その内容はおそらく現時点で獲得できる最大のものなのかもしれません。 「いろいろ忙しい」を口実にして私も何もしてこず、参議院で可決されそうになってやっとこうやって書いている低落なので、人のことを言えた
入管法・入管特例法・住基法改定案を廃案にしてください 2009年6月19日衆議院法務委員会で修正の上可決された「出入国管理及び難民認定法」、「日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法」、「住民基本台帳法」について私たちは、6月27日京都市内において市民集会を開き、外国籍の方々を交えて約70名の参加者と意見交換を行いました。 そのなかで、今回の改定が多くの点で基本的人権上、きわめて危険かつ重大な問題を持っていることを確認しました。充分な審議をすることもなく成立させてはならない法案であり、参議院で廃案としていただくようにお願い申し上げます。 以下に問題のいくつかを指摘いたします。 基本的姿勢: 日本社会は現在の少子化に伴い将来の労働力の不足は深刻な問題があります。そのために有能な労働力を海外から迎え入れるために、日本政府も留学生30万人政策、多文化共生政策な
映像にトラブルがあったことまずお詫びします<(_ _)> この日の講演の内容ですが、実は直前で変更しています。パレスチナ問題の基礎については、もう以前のパレスチナ報告会でも話したことだし、この日は標題の話をメインにする予定で当初はいました。ただその後、東京の活動家と話していて、「いや、パレスチナ問題の基本を、まず押さえた方がいい」とアドバイスをもらい、先日のような講演になりました。 結果的にはこれは正解で、上映後の質疑とかすぐに出てこなかったのは、やっぱりパレスチナの置かれている状況をちゃんと踏まえると、この話があまりに重すぎるという事実から来ていたんだろうな、と思います。というか、やっぱり「イスラエルによるパレスチナへの侵略と占領」という事実を踏まえない限り、この問題は分からないです。 という反面、私個人としてはパレスチナ問題一般ではなくもっと突っ込んだ話がしたいです。こういう企画ではや
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