遺伝子組み換えで誕生した最新の生物トップ10(2) 2008年4月 3日 サイエンス・テクノロジー コメント： トラックバック (0) Alexis Madrigal (1)から続く 第6位：ワクチンを迅速に作り出すマッシュルーム 2007年11月、米国防総省の国防高等研究計画庁(DARPA)から資金提供を受けているペンシルベニア州立大学の研究者たちが、ワクチンを迅速に作り出す新しい方法を発表した。その方法とは、遺伝子組み換えマッシュルームを使うものだ。 植物を化学工場として利用する『ファーミング』と呼ばれる方法が、薬を合成する安価な方法として広がり始めている。同大学によると、数年以内には、研究中のマッシュルームが12週間で300万人分のワクチンを作り出せるようになるという。ワクチンの作成が短期間でできるようになれば、バイオテロ攻撃や鳥インフルエンザが発生したときに役立つだろう。 [医薬品

「グローバリズムの結果」：航空機の偽造部品が米軍で深刻な問題に 2008年4月10日 経済・ビジネス コメント： トラックバック (0) Dan Dupont Photo: U.S. Air Force 国防関連ニュースサイトの『InsideDefense NewsStand』は3月下旬、米国の軍部を悩ませている問題について報告している。複数の倉庫で偽の部品が見つかり、それらが空軍と海軍の航空機にも紛れ込んでいるというものだ。 米国防総省の関係者によると、未確定の数の偽造航空機部品が供給倉庫に入り込み、それらが兵器システムに取り付けられているという。これにより、安全性に対する新たなリスクが生じ、メンテナンス費用が年間数億ドルも上昇している可能性があるという。 こうした問題は予期せず発生したものだが、その原因は、グローバリゼーションと、1990年代から開始された、民間の既製品の採用を奨励する

「ゲーム中毒者と高機能自閉症の類似性」研究 2008年4月 9日 サイエンス・テクノロジー コメント： トラックバック (0) Susan Arendt 「アムステルダムのあるクリニックは、ゲーム中毒外来を最近開始しました。治療は8週間かかり、グループセラピーやカウンセリングを含みます。」 Photo Credit:Johnnie W@lker/Flickr 4月3日(現地時間)に、英国心理学会の年次会議で発表された研究結果によると、ビデオゲーム中毒の兆候がある人は、高機能自閉症の一種であるアスペルガー症候群の患者と同じ性格特性をいくつか示すという。 この研究は、イギリスボルトン大学のJohn Charlton博士と、米国ホイットマン大学のIan Danforth氏が、ゲーマー391人[うち男性は86％]を対象に、中毒と「強度の依存」、および人格との間にある関連性(もしあるとするなら)を調

藻類からバイオ燃料を製造する「農場」、世界各地で操業開始 2008年4月 9日 環境 コメント： トラックバック (0) Dave Demerjian Photo: rothwb - Creative Commons 2.0 アリゾナ州のエネルギー企業米PetroSun社は、藻類の可能性に大きく賭けている。同社は、テキサス州の風光明媚な行楽地ハーリンジェンに近いテキサス湾沿岸に、藻類からバイオ燃料を製造する「農場」を開設した。[プレスリリースによると、4月1日に操業開始] この農場には、あわせて約4.5平方キロメートルにおよぶ海水の池があり、そのうち約0.08平方キロメートル分は、環境志向的なジェット燃料の研究開発用として使われる予定だ。 PetroSun社の計画によると、農場で藻油を抽出し、それを船舶、鉄道、トラックでバイオディーゼル精製工場へ輸送するという。[残さからもバイオエタノール

歯の再生治療：数年以内に象牙質の再生実現？ 2008年4月 9日 サイエンス・テクノロジー コメント： トラックバック (0) Alexis Madrigal 詰め物を使った虫歯の治療は1840年代から行なわれてきた。だが、歯を再生するという新しい技術によって、今後10年間で歯科医の仕事が一変する可能性がある。 Photo credit: Hollingsworth/Corbis 今度わが子が虫歯になったら、詰め物を入れられる代わりに、歯を再生してもらえるかもしれない。材料科学を専門とする研究者たちが、穴をただ塞ぐのではなく、虫歯になった歯の再生が可能な化学溶液を見つけようとしているからだ。 現在は、虫歯治療に金やセラミックの詰め物が使用されているが、将来は、もともと歯を構成しているエナメル質と象牙質が、これにとって代わることになるようだ。 「われわれが目指しているのは、(虫歯を)早期に

水田から電気を「収穫」：微生物を利用した燃料電池 2008年4月10日 環境 コメント： トラックバック (0) Alexis Madrigal Photo: flickr/Naomi Ibuki オランダの研究チームが、稲の水田1ヘクタール当たり最大330ワットの電力を得られるという、微生物燃料電池(Microbial Fuel Cell:MFC)を開発した。 『Environmental Science and Technology』誌に掲載された論文によると、この研究チームが開発したものは、土の中に生息するバクテリアを利用する、超小型の発電装置だ。 バクテリアが有機物を吸収すると、余剰の電子を排出するので、これを装置で収集する。[Ars Technicaの記事によると、イネなどの植物が根から土中に有機物を排出する作用を利用。同研究チームの沈殿型MFC(sediment microbi

月周回衛星「かぐや（SELENE）」のレーザ高度計による 月全球観測データを用いた地形図の公開について －従来データの10倍、約600万点の月の高さを計測－ 宇宙航空研究開発機構（JAXA）の月周回衛星「かぐや（SELENE）」に搭載されたレーザ高度計（LALT）により、月の全球をカバーするデータを取得しました。国立天文台がこのデータを解析し、国土地理院が月の地形図を作成しました。 レーザ高度計は、従来の月探査衛星で探査されていない極域（緯度75度以上）を含む月全球の高さの情報を取得しています。また、高さの計測点数は従来のモデル（ULCN 2005）より1桁以上上回り、3月末で600万点以上となっています。今回発表した地形図は、レーザ高度計の2週間分（1,127,392点）の観測データの処理を行い、作成したものです。今後、さらに観測を続ければ、計測点の密度が向上し、より詳細な高さのモデルが

Page last updated at 21:09 GMT, Sunday, 6 April 2008 22:09 UK Astronomers have discovered a planetary system orbiting a distant star which looks much like our own. They found two planets that were close matches for Jupiter and Saturn orbiting a star about half the size of our Sun. Martin Dominik, from St Andrews University in the UK, said the finding suggested systems like our own could be much mo

Archaeologists carrying out an excavation at Stonehenge say they have broken through to a layer that may finally explain why the site was built. The team has reached sockets that once held bluestones - smaller stones, most now missing or uprooted, which formed the site's original structure. The researchers believe that the bluestones could reveal that Stonehenge was once a place of healing. The di

The vast forests of Eastern Siberia, known as the Taiga, are a goldmine for Chinese wood traders, who send raw logs over the border to serve their home country's booming economy. But much of the wood trade is illegal. With its barbed wire fences, smashed windows and crumbling apartment blocks, the border town of Zabaikalsk looks like an abandoned army garrison. The only splash of colour is the pal

The young man at the back of the room got a big clap. "I'm a PhD student in solar physics. Why, in the current climate, should I and other students take the risk of continuing to do research in this area?" he'd asked the panel. Nicholas Owen, from the solar theory group at St Andrews University, summed up the mood last week of astronomers gathered in Belfast for the annual meeting of the Royal Ast