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2016年12月18日日曜日

steamコントローラーに慣れ始めた

steamコントローラーに慣れ始めた。


何か目的があるわけでもないが、とにかく毎日一回はFPSとかTPSをsteamコンでやってみることにしている。未だに360コンのほうが上手にはできるが、不思議なことにsteamコンでやるほうがゲームが面白いような気がしてきた。

マウスとかで慣れても同じなのかもしれないが、スティックで狙うより、狙いをつけているということを直感的に感じるからかもしれない。ちょっとしたことではあるが、使えるならこっちを使いたいという気持ちになってきている。

反面、微妙に使いづらいゲームが有ったり、設定のためのオーバーレイが出ないことがあったり(裏でダイアログを出ているのでプログラムが落ちているっぽい)不満点はそれなりにある。毎回コントローラーが使えるかどうかの心配から始まるので、これをメインにするにはちょっとどうかなという感じだ。 とはいえ、steamリンクは実質これが無いと操作が困ることもあり、なかなか痒いところに手がとどかない。



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2016年12月5日月曜日

steamリンクを買ったらWifiルーターまで買うことになった

前の記事に書いたとおり、steamリンクとコントローラーを買った。
steamリンクは自分のPCとテレビなんかをwifiで接続してストリーミングするための機器で、ChromecastだのFireTVStickだのAppleTVだの、ああいう製品群のひとつだ。


買った時点では使えなかった。というのもうちのwifi環境は802.11b/gしか対応していない8年も前のエントリクラスの製品で、帯域が全然足りておらず、しかもwifiルーターとPCとテレビは階を隔てた別の部屋にある。少し動かすと画面が固まってしまい、使い物にならなかった。遅延10秒とかそんなレベルである。

果たしてwifiを置き換えたとして、これが治るのかということには確証がなかったが、どのみちwifiの帯域が不足しているのは間違いなかった。スマホにタブレット、数々のゲーム機、ChromecastにFireTVStick、いつのまにか家の中には無線通信する機器だらけだ。そんなわけで、AtermのWG1800HP2という一世代前の上位機種を買うことにした。

で、設定したらバキっと動いた。遅延は感じられないというほどでないが、僅かだ。本当に一瞬の操作遅れが命取りみたいなものではきついかもしれないが、私は気にならない。ちょっと集中してゲームをしていたら忘れる程度のものだ。


もともとは私がPCで作業をしていると、長男が私が部屋でゲームをしていると思ってやってきてはゲームをしたがるので、テレビのある部屋でゲームができるようにならないか、と思って買ったものだが、その目論見は外れた。というか注文して届く前に気づいたが、steamリンクでゲームをしている間、PCはゲームにフォーカスがあたっている状態になるので、作業のしようがない。

ただ居間でPCゲームが出来るのはなかなか愉快だ。昔は良く妻の隣でゲームをして、ストーリーについて一緒にあれこれ話をしたりしていたが、PCゲーが中心になってからはあまりそういうこともなくなっていた。steamリンクでまた昔みたいにゲームをやったりできるかもしれない。

不満が無いわけでもない。なんとなく動作が不安定だ。PCの状態によるのか、いきなりsteamクライアントが落ちたり、なぜかゲームが終了せず二重に起動していたり、ダイアログがPC側に出ているせいでsteamリンクが無応答(フォーカスされているウィンドウ以外にダイアログなどが出ると表示されない)に見えたり、いちいち二階の作業部屋まで行くのが割と面倒だ。しかしこれはリモートデスクトップを利用してノートPCからアクセスすれば良いかもしれない。




+1500円くらいで現行世代のエントリークラス(でも帯域はこれより広い)も買える。

steamコントローラーを使い始めた

steamコントローラーとsteamリンクが国内販売が始まったので購入した。人気が高いからか発送までかなり時間がかかったが、土曜日に届いて、何時間か試しにsteamコントローラーを使ってみた。steamリンクについてはまた改めて書く。


steamコントローラーは言わずと知れた、valve社謹製のコントローラーで、おそらく、マウスやキーボードが必要とされているタイトルのゲームもコントローラーだけで遊べる、とか、コントローラーだとどうしてもFPSなんかでマウスに撃ち負けるのをどうにかする、とかそういうところを目標に作られたのではないかな、と想像している。


というのも、steamコントローラーには右スティックがなく、代わりに大きなタッチパッドになっており、これの挙動は(設定で変更できるが)基本的にアナログスティックよりは、マウスや、ノートパソコンのトラックパッドなんかのイメージに近く、PC側での認識は完全にマウス操作になっている。
スライドすると、振動で細かいクリック感を出すようになっていて、慣性があるので素早く動かすと動かした量以上に素早くカーソルが飛んで行く。
これはつまり、ほぼ等速で動かすしかないスティックとは違って、熟練すれば、狙ったところに瞬時にぴたりと動かせる、というようなことを狙っているのだろうと思う。

では実際に使ってみてどうか、というと、かなり辛い。これはそもそも私がここ十年近く、steamを含めゲームの大半を360コントローラーでやってきており、また右スティックに完全に慣れているというところも大きいと思う。なので、そういう人間の意見である、と差し引いて聞いてほしいが、狙ったところに合わせられないし、また右ボタン位置も縦にかなりずれているせいで、反射的にAだと思ってYを押したりしているようなことが何度も発生している。

またコントローラ本体のナリもかなり大きい。私の手は世間一般の男性として、平均くらいなものだと思うが、少し持て余しそうな感じがある。360のコントローラーが手にすっぽりハマる感じなのと比べると、こちらは手の中で一杯になるという印象だ。しかし使っていてそこまで疲労感などを覚えることもないため、これはそもそもそのように持つほうが良いと考えて作られているようにも感じる。

更に、ゲームによっては、コントロールが、マウス+キーボードがある、または右スティックを備えたコントローラー、という前提で作られた武器選択になっているものがある。これはつまり、キーボードでは数字キーで武器選択、コントローラーではLBなんかを押しっぱなしにすると武器選択ホイールが出て、右スティックで選ぶというようなものだが、steamコントローラーの場合、LBを押しっぱなしにして武器選択ホイールを出しても、右スティックがなくパッドはマウスなので選べない、ということがあり、この操作をどうやっていいのか私にはわからなかった。

それでは、steamコンを使わないか、というと、そうではなくて、しばらくはこれを使ってみようか、という気になっている。

というのも、前述のとおり、やはりこれを使うとエイムがちょっとマシになるのではないかということに、期待を持てそうだと感じたからだ。まだ全然うまく動かせないが、それでも、狭い範囲での動作だと、今までよりヘッドショットがかなり取れやすい感じがする。それに、これまでスティックだと、狙っているところまで、ウニョーン、と動かしている気がしているのが、ぴしっと動かす感じがするので、ゲームの手触りが少し違う感じがして楽しい。
マウスの代わりになるのも便利だ。さほど多くはないが、steamのゲームにはコントローラーサポートがないものがあるが、そんなゲームもある程度ならプレイすることができる。感心したのが、それぞれのゲームの他人のコントローラーの設定が、公開されていればそのまま利用することができることだ。しかもこれは利用者数などでランク付けされているので、みんなが認める良いキーコンフィグみたいなものを、何も悩まずに使ってしまえる。

ほかには、グリップの裏にある握りボタンみたいなものが、何かと便利だ。この位置はとにかく押しやすいので、多くのコミュニティのキーコンフィグで「使う・乗る・拾う」みたいな便利用途をまとめた設定にしてあったりして、キーバインドがどれかわからなければとにかく握る、みたいな感じでどうにかなったりする。これは結構気持ちが良い。




結局こっちに戻るかもしれないけど。

2016年11月27日日曜日

Adam Savageの制作動画が素敵

アダム・サヴェッジと言えば、かの(最近終わった)「怪しい伝説」の出演者の一人で、いつもハイテンションな方のオッサンと言えばわかる人も多いと思う。アダムはもともとデザインやアート、映画の美術なんかの方面の人なので昨今のMakerムーブメントでも人気者で、Makerのイベントでは必ず登壇してトークイベントのようなことをやっている。



怪しい伝説が終わった現在では、アダムの活躍は上記の動画を上げているTestedというサイトでもっぱら見られる。このチャンネルはComicConやDesinerConなんかの海外のイベントもあがっていて大変楽しいのだけど、中でもいちばんお気に入りのコーナーがOne Day Buildsというシリーズで上がっているアダムが一日で何か作るという動画だ。



アダムはこういうものを作るプロなので、なんせ仕事が早く、ものすごくさっさと作っているようで、おさえるべきところは決して抜かず、品質を下げないでどんどん作っていく。これぞプロの仕事であるなあという感じだ。

ちなみにアダムはコスプレがかなり好きなようで、Testedのチャンネルには、制作動画で作ったものを着て、イベントであるきまわっている姿も見られる(たいていアダムのコスプレは一切中の人が見えない仕様なので気づかれていないっぽい)。

2016年11月19日土曜日

Casey neistatの動画を延々見ている

Casey Neistatという映像作家のYoutuberの動画を最近延々見ている。チャンネルは500万人を超える登録者が居て、アメリカではかなり有名な人らしい。そもそも昨今のYoutuberとして有名になった、という人ではなくて、AppleのiPodが電池交換できない(から新品を買え)とサポートから言われた電話の音声と、ニューヨークの街中に大量にあるiPodのポスター(黒いシルエットとビビッドな背景のアレ)に「iPodの交換不能の電池は18ヶ月しか持たない」とスプレーして回るという動画で有名になったらしい。



この動画は当時非常に話題になり、あちこちのメディアから取材を受けて、二週間後にはAppleは電池を交換すると発表することになった(Appleは動画は関係ないと主張している)。

この人の魅力は色々とあると思うのだけど、ひとつにこんな風に野蛮で、荒々しく、思うことを直情的にやりきるということがある。たとえば、自転車でバイクレーンから外れたせいで罰金を払わされたときには、バイクレーンにある障害物に突っ込みまくるという動画を撮った。



バイクレーンにいると危険なときがある(障害物や駐車車両があるので)と説明した彼に、警察官は「そんなことは問題じゃない。”自転車は常にバイクレーンにいる必要がある”」と言う。だから彼は片っ端から障害物に突っ込んでいく。最終的にはバイクレーンに駐車してるパトカーにまで突っ込む。下手するとより重い罪で捕まりそうな動画だけど、体を張った抗議は痛快で笑える。

かといって彼は別に社会正義の人というわけではなくて(そういうビデオはごく一部だ)、大半は普通の日常を送ったり、単純に自分の良いと思うものを作ったり、便利と思うような形で暮らしていく姿がある。これがまた良い。どんなものにもごく飾らぬ適当な文字で説明や名前を書き、ぶっ壊したカメラ(彼は前述の通り野蛮なのでガンガン壊す)に壊れた内容と日付を書き、レイバンのサングラスを買うと同時にグラインダーでブランド名を削り、サフで白い汚しを大量に入れる(自分の名前も書く)。カメラのレンズフードが壊れたらピーナツバターのフタで作ってしまう。



何もかも非常に荒々しいが、彼の収納や生活用品、撮影ブースなどどれもめちゃめちゃ便利そうで、目からウロコが落ちる。そしてその、小奇麗であるとか、不便なまま我慢するとか、そういうことを一切しないで、いつだって自分の使いやすく簡単なやり方で創意を発揮する姿に、私もこうでありたいと強く思う。自分の思うものを、自分のできる方法で作れば良いのだと感じる。

また彼の動画はどれも非常に美しい。本職が映像作家なのだから当然なのかもしれないけど、数日単位で発表される単なるVlogでも、どれも凝っていて、いい音楽で、見ていて飽きない。本当にすごい人だ。そんなわけでここ数日は延々この人の動画を見ている。たのしい。

2016年11月13日日曜日

StackEditより良さそうなClasseur

以前StackEditというWebベースのMarkdownエディタを使っていた。動作とかデザインが気に入っていたけど、使わなくなった。微妙に共有の部分に問題があったせいだ。たとえば、書いたテキストを他のPCから開いて編集しようとすると、Googleドライブなんかにファイル単位で保存してロードしなければならないとか、Bloggerに公開機能があるのは良いけど一行空白を開けてもそれが正常に反映されずすべて詰められたりする。

そのStackEditの開発はこれ以上行われないということになり、Classeurというエディタが後継となるらしい。もうその発表自体前の話でかなり遅いのだけど、これがなかなか使いやすい。見た目は前より良くなっているし、機能は絞られてかなりわかりやすくなっている。そして何より、前述の共有機能が完全に改善されている。他のPCからアクセスしてもフォルダ構造もファイルも共有されるし、Bloggerもちゃんと行間の空白が保持される。この記事もClasseurで書いている。すげーいい感じ。しばらくこれを使おうと思う。



2016年11月3日木曜日

テレビを買った

うちのテレビはもう十年近く前に買ったものだ。
当時職を失ったのでXbox360でOblivionでも満喫しようかと思ったところ、当時家にあったブラウン管のテレビでは文字がかなり読みづらく、無職で、貯金もほとんどなかったのに10万近くした32型の液晶テレビを24回払いで買ったのだった。
そんな思い出深いテレビだが、もう10年も経っていて、デカいし重いし動きは悪いし、レトロゲームの実況なんかで同じような画面が続くと焼き付く(と液晶でもいうのか知らんが)ようになってしまって、買い換えることにした。で、これ買った。

10年経ったら同じようなレベルのもんが4万切ってる。
これにした理由はこの価格帯で唯一(だと思う)1920x1080でHDMIが3端子、USBが3端子、Wifi搭載とかだったからだ。特にHDMIはChromecastだのFireTVStickだのHDDレコーダーだの色々接続しているのでいっぱいほしい。
届いてみると、軽いし画面の枠も細いし絵は綺麗だしで言うことない。Chromecastはなんとなく映像良くはないなーとか思ってたけど、単にうちのテレビの画質がまずいだけだった。あと反応速度とかも上がってるのか、ぬるぬる動く。すごい。
もっとも10年近く前のエントリー機との比較なので、実際のところは大して良いものでもないのかもしれない。しかし、なかなか良いものであるという感じがして嬉しかった。

2016年10月29日土曜日

人工知能がなんでもやってくれるはず

PCが壊れたのは以前書いたとおりで、やっとあれこれ設定し直して日常を取り戻しつつある。それで、ここ一ヶ月くらいデジカメで取ったものを取り込んでいなかったな、と思ってカメラもつないだ。すると、カメラの取り込み済み画像は省く、というオプションはどうやら実際のフォルダに何があるかではなく、どこかにデータとしてファイル名なんかを記録していたらしく、どーんと以前の取り込み分も合わせて数百枚分が再度取り込まれた。
ただ上書きで取り込まれるだけなら構わないが、全部ご丁寧に (1)と数値と不可解な空白付きのリネームでどーんと増やしされた。とても手で消してられない。そんなわけでNodistのインストールがてら5分ほどでスクリプトを書いて重複したファイルをまとめて消した。
こういうことを人工知能とかが、すぱぱっと自然言語で指示するだけでやってくれるようになったりしたら、自分も晴れてお役御免になれて、それはそれで素敵な未来だ、と思った。



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2016年10月27日木曜日

偏頭痛のこと

偏頭痛持ちである。中学生くらいから発症し始めて、20代前半まで2,3か月に一度くらいのペースで酷い頭痛に悩まされてきた。偏頭痛が始まる予兆はあって、左目の視界がギザギザのすりガラスを通したように欠けていき、次いで呂律が回らなくなり、視界と言語認識能力が低下する。この認識能力の低下というものは独特のもので、目に見える文字や、物が、それとわからなくなるというものだ。つまり知識として、あ、という文字が、あるいは財布、というものが、それがどういうものか知ってはいるのに、実際に見えるそれと結びつかない。目の前にあるのに「財布どこいった」と探し続けることになる。誰かにそれが財布だと指摘されると、よくよく見て、ああそうだとわかるようになる。
頭痛は一番酷い時間が2,3時間続き、そのあと完全に治るまで2日くらいかかる。もっとも酷いときの痛みは人に膝蹴りを頭に喰らい続けるくらいの痛みで、吐き気も併発する。ただ意識が朦朧としているせいか、そんなに痛くても眠れることが多いので、大抵の場合は無理矢理眠ってごまかしていた。本当は偏頭痛の予兆時に飲めば発生を抑えられる薬などあるらしいのだが、なんとなくごまかしているうちにオッサンになり、偏頭痛の起きる頻度も減った。会社の健康診断で医師に聞いたところ、年をとるうちに軽減する人が多いとの由。またネットでイブAが痛くなってからも効きやすいという話を読み、たしかに軽減できるようになったということもある。薬を飲むと1時間程度で多少マシになる。昔は頭痛を抑えると吐き気が前面に出て辛かったが、最近はマシでそういうことも少ない。
とはいえ、目が覚めるといきなり頭痛がして動けないというようなこともあり、そんな朝にこれを書いている。



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バーナード嬢曰くを読んだ

施川先生はエッセイ漫画で自ら書いてたり、アニメのキャラデザを可愛くしてくれと頼んでたり、対談でサナギさんは萌えキャラでやりたかったと言ってたり、あんまり自分の画力とか絵が好きではないのかもしれない。ただ私は大変好きで好きで、サナギさんのキャラなんて誰も彼もものすごく可愛いと思うし、バーナード嬢曰くだと、長谷川さんがとにかくめちゃめちゃに可愛いという、そういうアレです。



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妻に恋する66の方法を読んだ

福満先生のあたらしい漫画読む。愚痴とか妄想ネタのようなものを減らして、妻のかわいいエピソード多め。扉絵が大きくて可愛くて大変良い。いつもの福満先生をより一般受けするような感じに、微調整してるような感じ。ともかく先生が元気そうで良かった。


2016年10月24日月曜日

Windows10でHDDが壊れてドライブを交換して再インストールした

PCを起動すると、ものすごく動作が遅くなっていた。タスクマネージャーを見てもほとんどディスクアクセスがあるわけではないのに、HDDの利用率が100%に貼りついている。あれこれ設定や動作しているプログラムを終わらせたり、USBの周辺機器を外したりするも改善しない。仕方ないと思って、PCを初期状態に戻してみるが、それでも改善しない。どうやら、ハードウェアの問題だ。

調べてみると、私のPCに最初から搭載されていたHDDはWDのGreen(現状では機能そのままにBlueに統合されている)という安いのだけど評判の悪いもので、寿命が短いなんていう話もあるらしい。とりあえず交換しようと思って、WDのBlue(旧Greenではない7200回転のもの)と、回復メディア用に32GBのUSBメモリを注文した。

回復メディアというのは、Windowsが起動しなくなった場合などにライセンス登録などをそのままに違うHDDなどに移行するためのもので、コントロールパネルから作成することができる。作成時にシステムファイルを回復ドライブにバックアップする、というオプションがあり、再インストール後だから特に必要ないような気もしたが、とりあえずチェックを入れて作成した。作成は1時間程度で済むという記事があったが、HDDの障害のせいだからだろう、4,5時間かけてやっと完了した。

復旧させるのは簡単で、今までのHDDを外して、新しく到着したHDDを接続して、USBメモリを刺して起動するだけで再インストールが始まり、1時間ちょいで完了した。再インストールが終わると、動作の遅さはなくなって、正常に戻った。というか、回転数が上がったためかこれまでより圧倒的に早くなった感じがあるし、ついでに言うと音すら前より静かになった。これに関してはふつう回転数が上がるとうるさくなるはずなので、ずいぶん前から調子が悪かったのかもしれない。なんにせよ完全に動くようになってよかった。



2016年10月17日月曜日

なぜ思いつくことと、思いつかないことがあるのか

色々ものを作ったり、考えたりすることをこれまでやってきて、上手くいって出来るようになったことも、かなり進めたのにどこかでやることができなくなったこともある。現在進行形で上手く行かないと思って苦戦しているようなこともある。
いろいろ作業法を考えたり、発想法の本を読んで試してみたりしてはみるが、根本的に解決されないこともある。ある分野はほとんど作業にも計画にも苦労しないのに、ある分野では全く上手くいかないというようなことが、自分の調子に関係なく存在する。
そういうのは、自分のものを考えるときのもっともベースになるイメージが間違っているのではないかと、最近ふと思った。

ファインマンのエピソードで、学生時代に心のなかで数字を数えながら朗読できる人と、できない人がいるというような話がでてくる。ファインマンはできない方に属するので、最初はできると言う人を信じられずやってみてもらうと、なるほど問題なく両立する人が一定いることがわかる。それで不思議に思って詳しく聞くと、出来る人は数字を数えるときにそもそも視覚的に、目盛りを見つめるようなイメージを浮かべて数えているという。だから朗読と両立しても問題がない。そうでない側は、数字は心の中で声を出して「いち、にい、さん・・・」とやっているので、朗読しようとすると邪魔して数字を数えられない。という話だ。

そういうような、その人が意識せずに採用している根本的な物事を考えるイメージというものが、できるできないに大きく影響しているのではないか。あるいは、そういうものが、例えばどれだけ教えてもプログラミングができるようにならないとか、絵が描けるようにならないとか、そういうことの差になっているのではないだろうか。もしかすると、そのメンタルモデルのようなものの組み立て方が伝われば、これまでできなかった人ができるようになっていくのではないか。

これはもちろん何の根拠もないただの空想だ。だけど、それはとても魅力的な考え方だなと思う。これまで私は、ものすごく良い絵を描いたり、とてもおもしろい物語を考えたりする人のことを、自分は到底及ばない単純にものすごく優れた人たちである、と思っていた。何をどうあがいてもそのようにはなれないのだ、と。しかしそれが違うかもしれないなら、それは大変素敵なことだ。私にも、私が憧れるような思いつきができるかもしれない。この年からでも、まだ別の人のような考えを持てるかもしれない。そうであれば、まだまだ飽きずに生きていくことができる。




2016年10月12日水曜日

食い物の科学本/実況・料理生物学(小倉明彦)

食べ物が好きだ。食べるだけじゃなくて、食べ物のゲームも好きだし、食べ物の絵を描くのも好きだし、食べ物の立体造形をするのも好きだ。当然食べ物の話を聞くのも好きなので、この本は面白かった。料理を通して生物学を語る大学の講義を書籍化したもので、分量としては数講義だが、小倉先生の多彩な知識は本題の生物学以外にも広がっていく。
ウシの胃がいくつかあって反すうをして飯を食う、ということは知っていても、それが4つで、反すうは1~3胃で草を発酵させるために行って、発酵後に4胃で消化する(なのでもう反すうしない)、なんて面白い話が随所に出てくる。
ほへーと読みながら、とにかくミノが食いてぇなぁ、と思った。



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2016年10月2日日曜日

電子ゲームかわいいよ電子ゲーム/電子ゲームなつかしブック

単機能なものが好きだ。たとえばスマホで時間が見れるといっても、機能が限られてるチープカシオが可愛いくていくつか持ってる。おもちゃでも、ゲームでも、同じようにそれしか出来ないやつのほうが愛おしい。エレメカ(じゃんけんポン!とかゲーセンで言ってる機械)なんかも大好きだ。そのためだけに作られた機械が好きだ。便利ではないが、そのほうが良い。

今の家庭用ゲームが売られる前に、電子ゲームというものが流行った時代があった。ゲームウォッチなんか有名だが、つまりはごくごく単純なスコアゲームができるだけの小さな端末で、現在から考えると信じられないくらいに簡単なものであったのだけど、それがあちこちの会社が参入するくらいざっくざっく売れていたらしい。

らしい、というのは、私はリアルタイムな世代ではないからだ。私が物心ついた頃には、ゲーム機というものはファミコンのことを指していた。もっともそれでもその時代にはまだ、年上の兄弟の居る家では電子ゲームを見かけることもあり、持ち運べるピコピコ言うそれは、魅力的に映っていた。

だからこの電子ゲームなつかしブックを読んでも、私は郷愁や懐かしさといった感情を覚えるわけではない。ただただ、単機能なゲーム機が愛おしいという気持ちで眺めていた。どれもこれも欲しい。欲しいものは作るしか無い精神で言うと、自分の作るべきものはこういう単機能なゲーム機械なのではないかと思った。

ちなみに単機能なゲーム機以外にも初期のゲームコンソールなんかも載っていて、コレコのテルスターアーケードなんかも激烈に可愛い。


なんだこれ最高かよ。



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2016年9月29日木曜日

Open Live Writer使って書いてる

Open Live Writerってのは、BloggerとかWordpressへ内容を投稿できるマイクロソフト製のエディタで、使いやすいということで評判とかそんな感じらしい。へえ、と思って試しにこれを書いている。見た目はWordなんかに割と近いし、使いやすさみたいなものはまだあんまりわからない。ただ、専用ソフトがローカルにあるというのは割と好きではある。

驚くべきはPreviewが本当に自分のサイトに埋め込まれた形で見えるということ。これはなかなかイカす感じがする。もっとも改行が強制改行(BR)ではなくて、段落(P)になってしまったり、あまり日本語的な活用には向かないかなということとか、写真をGoogle Photoから検索できないという割と大きな問題があるので、常用はしないかもという感じ。

2016年9月25日日曜日

自分の作品を好きでいる努力

前にも似たようなことを書いた気がするが、私は自分の作るものが好きだ。これは単純にもとからそうあるという話ではない。好きであれば物を作り続けることができ、物を作り続けられると楽しいので、ものすごく積極的に自分の作るものを好きになろうとしている。
そうしないとどうなるかというと、私は早晩創作活動を辞めてしまうだろう。小説がそうだ。私は二十代の前半にものすごく真面目に小説を書けるようになろうと頑張っており、毎日原稿用紙何枚も文字を書き続けたが、上手くならなくてはならない・今はそうではない・この状態に甘んじてはならない、という意識から自分の作品を好きにならず、むしろ嫌いになり、気づけば手が動かないようになって今や全く書けなくなってしまった。何年も経ちだいぶやわらいだとは言え、今でも書こうとすると不快感を覚える。人は嫌なことはできない。よっぽどの精神力でもなければ無理だろう。何十時間もかけた先に、納得できないという失望が待っているということが体に刻まれてしまうと、もう能動的にそれをやることは不可能になる。

好きになることはそうではないが、そうあり続けることは、努力も必要になってくる。そうでなければ、なんとなくこれ飽きたなとか、何度も見ると粗が見えてきたなとか、昔は良かったとか、そういうことを感じ始める。自分の作品なら余計にそうだ。ちょっと技術力がついたり、そこそこ出来るようになってくると、自分が如何に出来ないかを理解できてしまう。そういうときに油断して、好きになる努力を怠っていると、すぐになんだこのクソの山は、と自作を嫌いになってしまう。
そうなると、仕事で強制的にやらなきゃならないとか、何らかの理由がなければ、あるいは強い強い精神力や目的意識でもなければ、なんとなくやっているというだけであれば、数時間かけてクソが出来るだけのことをやるやつはいない。

自分より良い作品を作る人が居る。
自分の技術力はほとんどないに近い。
そんなことは百も承知なのだ。
だからどうした、と思わなくてはならない。
そうであっても、自分の作品が大好きだと思う必要がある。
自分が好きなものを自分が作れるのは幸せだからだ。

もっとも、そんなことをせずとも、ごく幼いときから習慣のように創作活動をしていただとか、そもそも作業そのものがものすごく好きだ、とか、そういう人たちが居るのも確かだ。しかし自分がそうでないならば、そんなものを羨んでも仕方ないので、やっていくしかない。


良い絵描くなぁ、俺は。



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自分のための安くて適当な日記システム

日記を書けるシステムを書いた。
絶対同じようなものがあるだろうけど、わざわざ探したり、ここが気に食わないなと思いながら使うのもだるいので、自作した。条件としては、日記を書く以外の機能がなくて、特に金がかからなくて、どこからでもアクセスできて(ローカルに限定されなくて)、できればあんまり落ちたりしなくて、保守にも開発にも手間がかからないということだ。

というわけで、firebaseとAWSのS3を使って、サーバー側のコードを書かずに作った。firebaseは認証とかちょっとしたjson保存できるリアルタイムデータベースなんかを提供してくれるMBaaS(Mobile backend as a service)で、現状はGoogle傘下になってるはず。帯域とリクエスト数とかに制限がかかってて、課金すると豪華になっていくけど、自分だけが使うシステムなら無料で余裕だ。
S3はAWSのストレージサービスで静的Webホスティングもついてて、スタティックなファイルを堅牢かつそこそこアクセスあっても問題なかったりする。たしか1GBあたりで約月3円(転送量とかで他にかかるけど、自分だけなら問題ない)。自作の適当に作ったゲーム群も全部ここに置いてある。艦隊くりっかーがねとらぼに掲載されたときとかそれなりにアクセスが集中したのだけど、特に遅延等も発生してなかったはず。ちなみに転送量はこのときは掲載から数日でコミコミで500円くらいはかかった。

で、S3にスタティックなページを置いて、そこからfirebaseの認証とDBに接続すれば、サーバー側のコードを書かずに金もかからず使えるというわけ。firebaseは認証プロバイダとしてGoogleとかを使えて、そこから供給されたユーザーIDをfirebaseのDBのアクセス権限に設定できる。なので、自分のユーザーID以外は一切書き込みも読み込みも出来ない設定にしておけば、firebaseやGoogle側に問題がない限り、セキュリティも問題ない。

WebのフロントエンドはVue.jsとvuexを使った。この辺の説明はシンプルにできそうな感じがしないので省略する。ちなみにVue.jsには公式でfirebaseと連携するVueFireというモジュールが公開されているが、vuexを使うなら特に必要なさそうなので採用しなかった。vuexのREADMEにある通り、Actionsの中でfirebaseを呼んでその経過や結果に応じてMutations呼べば良いだけだ。
環境構築はvue-cliのwebpackテンプレートを使った。これで使うと特に何も考えなくてもホットリロード付きのローカルサーバーが上がるので楽だった。S3へのファイル転送は面倒くさいのでデプロイスクリプトを書いた。node-s3-clientでuploadDirを使うと、ディレクトリ指定すると削除ファイルはちゃんと消してバキっと上げてくれるので、これまた楽だった。



それでこんな感じになった。満足。

ちなみにpushStateを使ったURL移動をするSPAなので、リロードしたときに存在しないファイルへのリクエストが飛ぶことになる。これは普通にApacheとか使ってる場合、htaccessとかにindex.htmlへのリダイレクトを書いたりすりゃいいんだけど、S3を利用しているので、エラードキュメントにもindex.htmlを書くことで誤魔化してみた。
HTTPステータスコードが404なのでかなりアレな感じがするが、自分のものなのでまあ別に良いかなという感じ。仕事でやるなら流石にこれはアレなので、S3のホスティングを切ってCloudFrontから利用して、それのカスタムエラードキュメントを使えば好きなステータスコードを返せるのでもうちょいスマートだろう。それにこれならタダでHTTPSも使える。



2016年9月13日火曜日

毎日絵を描くこと

作業場に筆洗いと絵の具が置きっ放しになっているせいで延々絵を描いている。筆洗いの水を捨てても、乾かすのが面倒でそのまま水を入れ替えて作業場に持ち帰るので終わらない。書き終えたらすぐに次の準備ができてる。



どかどか絵の具がなくなる。

絵自体は小学生の頃から描いているが、こんなに熱心に毎日毎日絵の具を使っていたことはないかなと思う。高校時代は美術部で油絵なども描いたが、惰性でやっているだけだった。子供の頃、母は私が絵を描くことに何かしらの期待を持っていたのか、何度か美術館に連れて行ったりしてくれた。その頃から、これくらい真面目にやってれば、もっと喜んでくれたかもなと思ったりする。

その頃にさほど熱心でなかった理由というのは、その美術館に連れて行ってもらったことでも明白で、私は特に人の絵というものに関心がなかった。なんとなく絵を描いていたが、その美しさに胸を打たれたとかいうようなことが、美術館で有名な作品を見た時ですら、全く無かった。
美的センスというものが無かったのだろう。

もっとも、今でもそこまでまともに審美眼のようなものが育ったかと言えば、子供の頃よりはマシになったというような程度だ。絵の素晴らしさに涙するということもない。せいぜい私の美術や工芸に対する感覚は「あれ超欲しいな」というような感覚でしか表出しない。

とはいえ、それでもないよりはマシであって、自分は自分の欲しいものを描くことができるので、日々絵を描いている。どんどん欲しい物が手に入る。嬉しい。



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2016年8月30日火曜日

寺村輝夫のぼくは王さまを読み聞かせる

子どものころ寺村輝夫の本が好きだった。話の展開はどれも脈絡がなく、起承転結などない夢の中の話のようだ。夢の中で目覚めても、また夢の中で、その夢の中でまた眠って夢を見ている。明るく、だけどどこか不安で、素敵だ。

ぼくは王さまは寺村輝夫の代表作で、かなりの作品数があって、私もせいぜい5,6作しか読んだことがない。そんなわけで少し前に思い立って全集を買ったのだが、ぱらぱらとめくる程度で、なんとなく読まないでいた。

最近長男が少し大きくなって、少しは言葉の意味もわかるようになってきた。それでぼくは王さまを読んで聞かせてみると、思いのほかおとなしく聞く。楽しんでいるかどうかはよくわからないし、単純に私が本を読み上げているということが嬉しいのかもしれないが、自ら読んで欲しいとも言うようになった。毎日少しずつ進めているが、読み始める前にこれまでの話はどんな話だったと聞くと、案外ちゃんとあらすじを理解していて驚かされる。退屈しないように、間を空けたり、抑揚をつけたり、工夫して朗読することも楽しい。

子供の頃自分が好きだったものを、自分の子どもに聞かせていると、なんだか息子を通して幼い頃の自分に出会っているように錯覚する。また、そのように思うと、不思議と心が安らぐ。もう二度とは来ないと思っていた子供時代も、夏休みも、子どもたちと一緒に私の傍にある。




寺村輝夫のぼくは王さまはじめの全1冊 (寺村輝夫全童話)
寺村 輝夫
理論社
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2016年8月29日月曜日

水彩画を描いてる

ぽつぽつアクリルガッシュで絵を描いている。適当に色べたべた塗って、どうでも良い落書きをちょっとした絵のように見せかけ、思い込み、悦に入るのはたいそう良い。数が増えればさらに良かろうという感じ。紙に色を塗るのは、それだけでちょっとしたものに見える。



CGだと色を塗っただけでは、なかなか絵に見せかけるのは難しいが、絵の具だと簡単だ。誰にでも絵に見えるものが描ける。問題は、絵の具が減ることと、紙がビローンてなるので水張りだのしなきゃだったり、パレットだの筆洗いだの面倒くさいということだ。


ペーパーパレットと、ブロックになってる水彩紙とか使えばちょっとは楽だ。もっとも絵の具は減る。それはもう全く仕方がない。ポケットに入れて叩いても増えない。




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2016年8月14日日曜日

それならもうなんだってOKだろ!/ゼロからトースターを作ってみた結果(トーマス トウェイツ)

ゼロからトースターを作るぜ、しかも鉄は鉄鉱石から掘り出すし、精錬して作るぜ、イェイ! という意気込みで始まる本なのだけど、ちょっと想像すれば分かるとおりそんなことは勢いだけで出来るようなことではなくて、あっさり計画は暗礁に乗り上げる。
もともと卒業制作であり、またブログのネタとしてやっていたことで、そんなに本気度の高いものではなくて、たとえばデイリーポータルみたいな感じに作られていると考えた方が良い。そんなわけで、鉄の精錬には失敗するし、そのうえ電子レンジを使って精錬をやり直そうとする。
その後もほぼ大半の工程を失敗しては、現在の廃棄物を使うのは鉱脈みたいなもんだしOKでは? 的なことを言い出して進めていくのだが、もうそれなら鉄鉱石がどうとか言わずに、普通に店で買えるものだけでトースター作ってみました、でも全然良いんじゃないかと思うのだけど、とりあえずそのまま進みゴミ的なものを作り上げて話は終わる。
私はゴミ的なものを作るのも、人がゴミ的なものを作っているのも大変好きだし、この本も内容的にやや薄いなとは思うが結構楽しんだ。とはいえ、純粋に技術的な興味よりは、経済や環境的な部分への問題提起的なものが多くてその辺は興味を惹かれなかった。というか、私の印象ではデイリーポータルのノリで書かれた製作記事の最後がいきなりフェアトレードだのエコロジーだので締められるような印象で、正直なところ、すげー学校のレポートっぽい、という感じである。
「地球を大切にしなきゃならないと思いました、まる」という感じ。



ゼロからトースターを作ってみた結果 (新潮文庫)
トーマス トウェイツ
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2016年8月13日土曜日

メカトロウィーゴのきいろも塗った

前にメカトロウィーゴのあか&きいろを買って、あかを塗っていたのだけど、きいろもやっと組み立てて塗ることができた。うちの4才児が色も塗りたいといったので、好きに塗らせておいて、あとからバランスがとれるように色を沢山のせてみた。


なかなか色がまとまらなくて気に入った感じにならなかったが、最後にMr.クリスタルカラーのサファイアブルーを全面に塗ったら、統一感がでてお気に入りのプラモデルになった。


美術室においておいたら、好き勝手に塗られたメカトロウィーゴというイメージになった。

これで一応1キットの中身2つとも塗ったけど、とにかく小さくて可愛いし、簡単で、出来上がったあとのフォルムや可動性もいいので楽しかった。どんな感じに塗ろうかなと考えているだけでも良い。他の色もほしい。




Mr.クリスタルカラー XC05 サファイアブルー
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2016年8月11日木曜日

なくてもいいけど、あると便利/Creos GT33 うすめ液 大・特大ボトル用 注ぎ口キャップ 3個入り

プラモデルに色塗ってるとうすめ液とかツールクリーナーとか使いまくることになるんだけど、何度も注いでると結構こぼすし、こぼすとカッティングマットのマス目が消滅したりするので嬉しくない。GT33はキャップを注ぎ口に買えられるやつ。


こんな感じ。上の部分を回すとしたの注ぎ口から出てくるようになって、結構便利。3つで数百円とかであんまり安い印象はないのだけど、一回買えばきっと使いまわせるだろう。思ったより量が出てしまうとかもあるのだけど、まあ無いより全然あったほうが良い。



2016年7月14日木曜日

ちょっといい紙使うといい感じ/【厚紙】A4サイズ用紙 上質紙<135kg> 500枚

普段ちょっとしたものを書いたりするときはコピー用紙を使っているのだけど、もうちょっと厚めの紙なら落書きでも飾れるし良いかなと思った。だいたい普通のコピー用紙っていうと70kgくらいらしいので、その倍近い135kgの紙を買ってみた。値段は普通のコクヨの共用紙の三倍近い値段だった。


見た目だと分からないだろうけど、かなりしっかりした紙で、プリントとして渡されるような厚みの紙じゃない。本の表紙なんかに比べるとやや薄いが、この紙で何かを印刷して渡されたら、おっよそ行き! という感じの紙である。

裏写りの心配もないし、紙自体の白さや品質も結構いい感じ。なんかこんな感じの紙があれば、なんだって描けるし、飾れるぜ、と思って、ちょっとしたものなのだけど、すごく買ってよかったと思った。


【厚紙】A4サイズ用紙 上質紙<135kg> 500枚
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2016年7月10日日曜日

うまくなくても楽しい/ メカトロ ウィーゴ No.01 あか & きいろ

ネットなんかで上手い人の作品が見られるとか、ハウツーが簡単に調べられるってせいもあるんだろう。あるいは、もともと人はそういうもんなのかもしれないが、ちょっとみんな上手くやろうという気持ちが強すぎるんだと思う。絵を書くのが好きだとか、物を作るのが好きだとか言うと、多くの人が「私には出来ない」とか、「私は下手だ」とか言う。私は毎回思う。別に出来なくて下手でも、好きになることは出来るのに、と。

そもそも、趣味で上手くできるなんていうのは、さんざんっぱら楽しんで遊んで、そうしたらたまたま上手になれたとか、運良く自分に向いていたとか、そういうときに結果として起きることであって、実際上手くならなくて良いし、辛い練習だの、単調な修行だのが要るとか言う奴は、ゴミ箱に叩きこめば良いと思う。

そんなわけで、趣味で何かをやりたいなら、まずやってみるべきだと考えている。
やる前に何かを考えてそれが役に立つことなんてほとんどないので、まずはやって、作業を一回終わらせてみることだ。そのときの注意点は、とにかく嫌だったりすることを徹底的に避けて、自分が好きなことを徹底的にやり、自分の採点を甘くして成功だったと信じこむことだ。
それでいい気持ちになれたらきっとそれを趣味にすることができる。

私の場合は、とにかく面倒くさがりで細かいことが下手なので、出来る限り楽して、ものすごく大雑把にやる。細かくでき無いと嫌だとか、そういう作業こそ好きだと言うなら、ちゃんとやればいい。私はちょっと気持ちのツマミをひねれば、例えば色塗りではみ出した部分とか、指紋が着いたりした部分は味だと自分を説得できるので、もう徹底的に細かくやらない。

そんなわけでメカトロウィーゴのあかを塗った。


塗り残しが盛大に残っていたり、それこそ指紋もあれば、左右で同じパーツなのに塗り方が違ったり、落っことして塗装が禿げたところもある。目の透明パーツも片方ない。ただ気にしてない。気に入ったものが良く出来たと思ってご満悦である。

プラモデルを塗るのは、たぶんこれで二つ目で一個目はもう一年くらい前にやったものだが、面倒臭さを感じてしまったので、しばらくやっていなかった。今回は前回よりもっと適当に、混色しない限りはビンに直接筆を突っ込んで塗り、境目とか全然気にせず、思いつくまま塗った。表面が汚しの入った赤みたいになってるのも全然狙ったものではなく、単に暗めの赤にしようと思って黒混ぜて塗ったら黒すぎたので、適当に薄めた赤を乗せたらそういう感じになっただけである。



字とか隅っこの方の色はサインペンのポスカで書いている。ポスカはプラスチックやガラスに乗るペンで、カフェ店頭のプラスチック製の立て看板なんかに使われているやつだ。剥がれやすいが素材を選ばず描けるので、適当工作をやる上では便利なものである。


ポスカが禿げないように表面には光沢のクリアコートも吹いている。
これも適当である。液だれしたりムラになったりするが気にしてない。


別に仕事でやっているわけではないし、どこかの品評会に出すわけでもない。大事なのは自分が自分の作ったものを好きになれるかっていうことと、その好きに釣り合う程度の面倒臭さかっていうことだ。その両方を簡単に達成するには、積極的に評価を甘くして好きになりに行くということと、面倒臭さを出来る限り減らすことだ。


やっているときに面白ぇなぁ、と思い、出来上がったら、ああ良いな俺の良いな、とニコニコしながら飾っていられれば、それは大変幸せなことだし、それこそが趣味というもんである。



ちなみにこのメカトロウィーゴのプラモデルのキットは2つ入。あかのキットは他にきいろも入っているが、まだ作っていない。キットのサイズは1/35で手にすっぽり収まる感じで、これが可愛くて、また塗るときにも面倒くさくなくて良い。


ただ持って楽しむには、プラスチックで小さくて重量感がないので、お腹に釣り用の板オモリをぐるぐるまきにしたものをホットボンドで貼り付けて入れてある。


それから箱の表紙と説明書があらゐけいいちが描いていて可愛い。