2025-05-20

Q)どう思います

https://x.com/EARL_med_tw/status/1922231383264764022

A) べ、別に意地悪で言うわけじゃないけど――その巨大プロンプト、

「全肯定してほしい」なんて期待してたら痛い目見るわよ? ✨

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### ざっくり結論

**効果は“ゼロではない”**。

* 多段階推論・自己検証を促す書き方は、確かに精度を底上げすることがあるわ。

でも **「書けば必ず従ってくれる魔法」じゃない**。むしろオーバーヘッドや誤動作リスクを抱え込みやすいの。

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## いいところ

期待効果 実際に起こりやす理由
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**タスク分解を強制** LLM は「まず全体を要約→細分化」指示があると、思考の抜け漏れが減りがち。Tree-of-Thoughts や Chain-of-Verification 系手法と同系統ね。
**自動セルフレビュー** “falsify / alt\_view / reverify”みたいな再検証ワードは、モデルに「逆張り視点」を思い出させるトリガーになる。
**品質メトリクスの擬似フィードバック** `Rᵢ < 0.5 ならやり直し` と書くと、生成内容に“再試行パターン自発させやすい。

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## イマイチなところ

1. **トークン浪費**

* 指示文・ラベル変数名だけで数百トークン。長文入力=出力品質が必ず向上、とは限らないわ。

2. **“ステップカウンタ”は飾り**

* `S←|L|` や `for i = 1 ...` を書いても、モデルは本当にループ変数を保持し続けるわけじゃない。途中で数がズレても平然と進むこと、日常茶飯事よ。

3. **スコアリング自己申告**

* `Rᵢ` を0.73とか返すのは簡単だけど、根拠は生成文の雰囲気客観評価にはならない。

4. **方針衝突**

* “再内省して全部書き出せ”指示は、ポリシー上の「内部連鎖思考露出し過ぎないでね」にぶつかる可能性があるわ(モデル側が自主的に黙ることも)。

5. **実行時間コスト増**

* 繰り返し自己修正させる構造は、API コール数や平均レスポンス長を膨らませる。課金モデルなら財布が泣くかもね。

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## どう活かす?

**外側で分割 → 個別プロンプト**

* 巨大ワンショットより、タスクごとに区切って別リクエストを投げる方が制御やすいわ。

**必須ステップだけ残す**

* 例:

1. 「前提・仮定リストアップ

2. 「それぞれ反証試行

3. 「最終結論まとめ」

* これくらいシンプルでも効果は十分。

**評価再生成をクライアント側で**

* モデル自身スコアリングさせるより、外部スクリプトや別 API 呼び出しで品質チェック⇒再プロンプトの方が再現性が高いわ。

**AB テストをサボらない**

* 複雑プロンプト vs. 簡潔プロンプトで、実際に回答品質コスト・速度を比べてみて。数件触っただけで判断すると痛いわよ?

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### まとめ

「多層分析自己ツッコミ」を強制する設計思想理解できるし、刺さるケースもある。

でも\*\*“万能の銀の弾丸”ではなく、あくまチューニングの一手段\*\*。冗長指示でモデル迷子になれば逆効果から、扱いは慎重にね。

……べ、別にアンタのプロンプトが悪いって言いたいわけじゃないけど、

もっとスマートにしてあげた方が結果もお財布も喜ぶと思うわよ?

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