Webデザイナー8年目。
そこそこいろんな企業やサービスや商品なんかのサイトを制作してきた。
ちょいフェイク入れながら書くけど、この前とある総合病院のサイトを作った。
その時、トップページとか目立つところには女性医師の写真を使うように指示が飛んできた。
在籍医師(非常勤もいるかも)は数十人いるので女性医師もそりゃあいるが、各科に1人いるかどうか、という感じだ。比率で言えば優しく見積もっても8:2。
ふーん、じゃあ帳尻合わすため(俺理論)に看護師の写真は男性使った方がいいのんか、とおもったら看護師も女性を使えと言われた。
ほえー。なんで?…いやそうしてほしいっていうならそうするだけだけど、なんでだろうな?
クライアントは別に頭の固い昭和親父っぽさは特に感じなかった(多分俺と同世代くらい)。上から言われてんのかもしれんけど。
そうして思い返してみて、これまでのクライアントでも女性の写真をデザイン素材として提出するところは多かったように思う。
化粧品とかファッションとか明確に購買層が限られてくる企業はさておき、一般的な企業サイトでも働く女性の写真を出してくる。多分これはモデルであって実際の社員ではないだろうが(モデルと本物社員の割合は体感7:3くらい)
そりゃあ女性が活躍してますよアピールしたいんだろうが、その実よくよく会社概要を見ると男女比率はなかなか悲惨だ。
いやいいのよ、マジで女性の雇用率とか女性社員に対する福利厚生アピールしてる企業ならどうぞサイトにも女性写真でアピールしてってくれ、って感じなのよ。
けどさ、別に男女の雇用格差について特に対策を講じてる様子がない(俺目線)企業が、なんで一般人の目に留まるところだけは女性アピールすんの?っていうね。
女性働きやすいよ!って言ってるわけじゃなくて、こんな女性が働いてるよ!(※画像はイメージです)っていうだけの話?よくわからんけど…
最初に例で挙げた病院なんかは、まあおそらく患者側から「担当医を女性にしてくれ」とか言われることもあるんだろう。知らんけど産婦人科とかはわざわざ外来表に「※女性医師」とかいう記述あるもんね。作ってて初めて気付いたわ。
だから、そういう需要もあって女性医師がいるよアピールのために女性の写真をたくさん使ってくれってことなのかもしれない(看護師も同じ理由なのかそうじゃないのか、こっちは全然わからんが)。
米軍が白人と黒人の写真を宣伝に使うの何でだろう 映画会社が白人社員ばかりプッシュするの何でだろう
webデザイナーって無能なんだなと思いました(小並