キーボードカスタマイズソフトを試す -- KeySwap と KeyCtrl
一部のキーが使えなくなってしまった Happy Hacking Keyboard を、キーボード拡張ユーティリティで何とか出来ないかという試みの続き。
前回、KeySwap と KeyCtrl というソフトが何故か共に機能してくれないって書きましたが、色々とやってみたら使えるようになりました。やっぱりというか、当然というか、私の使い方が間違ってた。
ま、しょうもない間違いというか、幾つかの偶然が重なって、その間違いに気が付かなかった訳で。
ソフトの機能を有効にするためには再起動する必要があり、これを何度も繰り返すのが面倒くさかったのもあって、その間違えを探し出す手間を惜しんでしまったんだな。
起動すると、下のような設定画面が表示されます。
ところで、管理者としてプログラムを実行する必要があります。それは、パソコン内部の設定(レジストリ)を変更するから。なので、設定を反映させるためにはPCの再起動も必要なんです。
KeySwapの設定(キーの割当)は簡単です。先ず、右側のキー配置図から変更したいキーをクリックすると、左側の表の【キー名】に、その選択されたキーが入ります。
続いて、そのキーに割り当てたいキー(の中身)を同じくキー配置図から選ぶと、今度はそれが【変換キー名】の欄に入ります。
キーの割当自体はこれで終わりで、続いてウィンドウ上段の「ファイルへ保存」をクリックし、その設定の名称を適当につけて保存しておきます。
これで設定終了。ウィンドウ上段の「終了」をクリックすると、「現在の設定を登録しますか」って聞かれるので、「はい」をクリックして終了します。
ただし、この時点ではまだ設定が反映されていないので、PCを再起動させます。すると、PCの起動直後から設定が反映された状態になります。
また、レジストリが書き換えられているので、特にKeySwapを起動させる必要はありません。
ところで、KeySwapの設定画面の「¥」キーの位置には、(手元の)HHKBでは「]」が入っています(出力されます)。逆に言うと、「¥」に割り当てられたキーはありません。
ここで思ったのは、「¥」に割り当てられたキーが無いから、どんなにソフトで変更をかけても、それが反映されないんじゃないかなってこと。
それなら、キーの “位置” ではなく、キーの “中身” でキーを選んだらどうだろ?
具体的には、「]」に「ー」を割り当ててみようかと。再び最初の図で説明すると、中段にある「]」を【キー名】欄に選び、【変換キー名】欄には「ー」を選んでみたんです。
問題解決です。HHKBの最上段右から2つ目のキーを押したら「ー」が出力されるようになりました。
なるほど、そういうことだったんですね。キーの “位置” ではなく、キーの “中身” が肝心だったという、ごく当たり前の結論に至りました。
これに最初から気がついていれば、なんの間違いのしようもなかったのに。
そして、この話には更に続きがあるんです。
設定画面右上に「キーボード種別」という選択項目があります。最初の図ではこれを「日本語」にしてましたが、「英語」にしたらキーボードのキーと設定画面のキーの位置が一致したんです。
さてさて、ソフトの機能を使えるようになって改めて設定画面を見てみると、色々と便利そうです。
(手元の)HHKBはキーの総数が60個というかなり少ないキーボードなので、「標準的なキーボードにはあるのにコイツには無い」といったキーがたくさんあります。
私がミスしたような(「¥」キーのような)キーボードに存在していないキーには機能を割り当てられない(当たり前)けど、存在していない “機能” を、どこかのキーに割り当てることは出来るんです。
例えば、設定画面上段にある「検索」とか「Sleep」といった機能を付加することも可能。
うーむ、コイツはかなり便利なソフトだな。ただし、繰り返し書いているようにレジストリを書き換えてしまうソフトなので、使う上でそれなりの注意が求められます。
機能を使わなくなったからKeySwapを削除しようといった際には、必ずキー配置を元の状態に戻してから(リセットしてから)捨てる必要があります。
具体的には、【設定を全て削除】ボタンを押してから設定画面を終了すると、上の手順と同じく「現在の設定を登録しますか」って聞かれるので、「はい」をクリックして終了すればOK。
違うのは設定画面で、こちらは上下にキーボードの配列図があって、上のキーボードで変更したいキーをマウスでクリックして選択し、そこに割り当てるキーを下から選ぶ形に。
下の図で赤くなっているキーがありますが、これが変更されたキーです。でも、実はこれ、このKeyCtrl で変更したものではないんです。
KeySwapで変更したあとに、KeyCtrl を起動してみたらこんな感じになっていたんです。要は、他のソフトでレジストリを変えられているキーも、変更後として認識しているってこと。
面白いな。キーの変更自体はKeySwapの方が楽に出来る(キーボードから入力できるので)けど、変更した後の状態はKeyCtrl の方が分かりやす。
両方持ってると鬼に金棒?
この話題、更に続きます。
前回、KeySwap と KeyCtrl というソフトが何故か共に機能してくれないって書きましたが、色々とやってみたら使えるようになりました。やっぱりというか、当然というか、私の使い方が間違ってた。
ま、しょうもない間違いというか、幾つかの偶然が重なって、その間違いに気が付かなかった訳で。
ソフトの機能を有効にするためには再起動する必要があり、これを何度も繰り返すのが面倒くさかったのもあって、その間違えを探し出す手間を惜しんでしまったんだな。
KeySwap でのキー設定はとても簡単(私は間違えたけど)
さて、先ずは KeySwap の紹介。正式な名称は、「KeySwap for XP」ということですが、Windows10での動作確認もされています(うまく動作しないって報告もいくつかあるようだけど)。起動すると、下のような設定画面が表示されます。
ところで、管理者としてプログラムを実行する必要があります。それは、パソコン内部の設定(レジストリ)を変更するから。なので、設定を反映させるためにはPCの再起動も必要なんです。
KeySwapの設定(キーの割当)は簡単です。先ず、右側のキー配置図から変更したいキーをクリックすると、左側の表の【キー名】に、その選択されたキーが入ります。
続いて、そのキーに割り当てたいキー(の中身)を同じくキー配置図から選ぶと、今度はそれが【変換キー名】の欄に入ります。
キーの割当自体はこれで終わりで、続いてウィンドウ上段の「ファイルへ保存」をクリックし、その設定の名称を適当につけて保存しておきます。
これで設定終了。ウィンドウ上段の「終了」をクリックすると、「現在の設定を登録しますか」って聞かれるので、「はい」をクリックして終了します。
ただし、この時点ではまだ設定が反映されていないので、PCを再起動させます。すると、PCの起動直後から設定が反映された状態になります。
また、レジストリが書き換えられているので、特にKeySwapを起動させる必要はありません。
キーの “位置” ではなく、キーの “中身” で選ぶ
さて、私が間違えたのは、上の図で説明すると、「¥」の “位置” にあるキーに「ー」を割り当てたかったので、それを上の手順でやったのだけど、どうやっても「¥」のキーの中身が変わらない。ところで、KeySwapの設定画面の「¥」キーの位置には、(手元の)HHKBでは「]」が入っています(出力されます)。逆に言うと、「¥」に割り当てられたキーはありません。
ここで思ったのは、「¥」に割り当てられたキーが無いから、どんなにソフトで変更をかけても、それが反映されないんじゃないかなってこと。
それなら、キーの “位置” ではなく、キーの “中身” でキーを選んだらどうだろ?
具体的には、「]」に「ー」を割り当ててみようかと。再び最初の図で説明すると、中段にある「]」を【キー名】欄に選び、【変換キー名】欄には「ー」を選んでみたんです。
問題解決です。HHKBの最上段右から2つ目のキーを押したら「ー」が出力されるようになりました。
なるほど、そういうことだったんですね。キーの “位置” ではなく、キーの “中身” が肝心だったという、ごく当たり前の結論に至りました。
KeySwap を削除する前には、変更したレジストリを必ず元に戻しておこう
ところでこの話には続きがあって、キーの選択をマウスでクリックしていましたが、(実際の)キーボードのキーを押すことによっても入力できたんです。これに最初から気がついていれば、なんの間違いのしようもなかったのに。
そして、この話には更に続きがあるんです。
設定画面右上に「キーボード種別」という選択項目があります。最初の図ではこれを「日本語」にしてましたが、「英語」にしたらキーボードのキーと設定画面のキーの位置が一致したんです。
さてさて、ソフトの機能を使えるようになって改めて設定画面を見てみると、色々と便利そうです。
(手元の)HHKBはキーの総数が60個というかなり少ないキーボードなので、「標準的なキーボードにはあるのにコイツには無い」といったキーがたくさんあります。
私がミスしたような(「¥」キーのような)キーボードに存在していないキーには機能を割り当てられない(当たり前)けど、存在していない “機能” を、どこかのキーに割り当てることは出来るんです。
例えば、設定画面上段にある「検索」とか「Sleep」といった機能を付加することも可能。
うーむ、コイツはかなり便利なソフトだな。ただし、繰り返し書いているようにレジストリを書き換えてしまうソフトなので、使う上でそれなりの注意が求められます。
機能を使わなくなったからKeySwapを削除しようといった際には、必ずキー配置を元の状態に戻してから(リセットしてから)捨てる必要があります。
具体的には、【設定を全て削除】ボタンを押してから設定画面を終了すると、上の手順と同じく「現在の設定を登録しますか」って聞かれるので、「はい」をクリックして終了すればOK。
KeyCtrl は、キーの変更状態がひと目で分かるのが便利
もう一つのソフト、KeyCtrl も軽く紹介しておきましょう。機能は、KeySwapとほぼ同じ(だと思う)。違うのは設定画面で、こちらは上下にキーボードの配列図があって、上のキーボードで変更したいキーをマウスでクリックして選択し、そこに割り当てるキーを下から選ぶ形に。
下の図で赤くなっているキーがありますが、これが変更されたキーです。でも、実はこれ、このKeyCtrl で変更したものではないんです。
KeySwapで変更したあとに、KeyCtrl を起動してみたらこんな感じになっていたんです。要は、他のソフトでレジストリを変えられているキーも、変更後として認識しているってこと。
面白いな。キーの変更自体はKeySwapの方が楽に出来る(キーボードから入力できるので)けど、変更した後の状態はKeyCtrl の方が分かりやす。
両方持ってると鬼に金棒?
この話題、更に続きます。
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